京都に次いで外国人観光客に人気の街「大阪」ですが、新型コロナの影響でこちらも外国人の姿はほぼ消滅!今回は、インバウンド需要で旺盛だった新世界の「通天閣」へ訪れてみましたが、館内は殆ど誰もおらずにガラガラ!
緊急事態宣言中でもまだ営業している通天閣ですが、その少し前に訪れた時の様子をレポートしたいと思います。
目次
閑古鳥が鳴く新世界商店街
通天閣があるのは、大阪市浪速区。地下鉄の最寄駅は、御堂筋線の恵比寿町です。この辺りは「新世界」と呼ばれるコテコテの大阪が味わえるエリアなのですが、新型コロナの影響もあってか、人通りはまばら…。
しかしそんな中でも営業を続けている通天閣、流石は商人の街“大阪”の根性が見て取れますね(笑)。但し、営業時間が変更になっているのでご注意を。
通天閣のチケット売場および入口は地下にあって、塔の足元にある入口から階段を下って行きます。
「わくわくランド」でお菓子の半額セール
地下へ降りると、沢山のお菓子や雑貨が置かれた販売スペースになっています。元々ここは「通天閣・地下歌謡劇場」があった所ですが、2013年に大手食品メーカーのアンテナショップとしてリニューアルオープンした模様。
森永製菓や江崎グリコなど大手メーカーのお菓子が勢ぞろいする中、この時はお菓子の半額セールが行われていました!
賞味期限間近の為、という事ですが、どのお菓子も新幹線の駅や空港のお土産屋にある様なきちんとしたものばかり。恐らく外国人観光客が消滅した事で、在庫が大量に余っているのでしょう。
通天閣第9弾特価
5000円お菓子福袋!!
(関西土産通常10000円相当)
販売開始します!まだまだ通天閣には
お菓子が沢山残ってます🙇♀️
よろしくお願いします!!通販専用TEL → →
06-6641-9210
(受付時間:10時~17時)詳細はこちらからご確認下さい。
ネット販売 →→https://t.co/ArVZccgUXx— 通天閣オフィシャルショップ【公式】 (@tsutenkakushop) April 19, 2020
しかもこれ、通販でも売りさばくという徹底振り(笑)!凄いですよね、この商売根性は是非見習いたいもの!
コロナ対策で体温を計ってから入場
通天閣・展望台へのチケットおよび入口は、わくわくランドの中にあります。手前のカウンターでチケットを購入し、奥のエレベーターで上階へ。
入口横には待ち時間の表示。普段は30分待ちなんて事もザラだそうですが、この時はもちろん待ち時間ゼロ。
入場料は800円。JRの切符に似立てたチケットは、わくわくランドでの買い物に使える割引券になっています(2,200円以上の購入に限る)。オマケとして「美味い棒」が貰える所も大阪らしいですよね!
尚、入場の際はチケット売場の横にある体温測定器での検温が求められます。側定期に額を近づけて皮膚の温度を測定、平均は33度で高熱(36度以上?)の場合は入場出来ませんが、私が計ったら29度しか無かったので即OK!まぁこういった体温測定制度は、今後様々な施設で増えるでしょう。
3層構造の展望台
さて、通天閣は大きく分けて2つのエリアに分かれていて、初めに通されるのは低い所(地上20m前後)にあるフロア。階数は2F~3Fで、ここから更に別のエレベーターに乗り換えて展望台を目指します。
この低いフロアには通天閣に関する展示の他、グリコのポッキーや筋肉マンなどの物販や展示もあるのですが、これがまぁなかなかクドイ…。人の往来を利用して少しでも稼ごうとする意図が見え見えですよ。
帰りの順路には「ぐりこ・や」というカフェもあり、コーヒーやソフトクリーム、パフェ、また種類は少ないですがパスタやサンドイッチ等の軽食もある様です。
フロア内をぐるりと一周歩かされた後、漸く展望台へのエレベーターに到着。ビリケンさんのイルミネーションが光るエレベーターで、地上87.5mまで上っていきます。
意外と眺めの良い?展望台
展望フロアは2層になっていて、階数は4階と5階。帰りのエレベーターは4階から乗る形になります。
金ぴかの内装の展望フロア、何だかいかにも大阪の“下町”という感じがしますね…。
天井が低く小じんまりとした展望フロア。所々に大黒天や恵比寿天などの七福神が飾られています(ビリケンと合わせて八福神と呼ばれているらしい…)。普段は外国人で混雑する様ですが、この時はフロア内に私一人…。
肝心の眺望ですが、思っていたよりも高さがあって眺めはGood!大阪のミナミは梅田界隈と比べても高い建物が少ないので、その甲斐あって視界が開けているのかもしれません。
展望フロア内には、ビリケンさんの展示も多数。足の裏を触るとご利益があると言われています。側にはアルコール消毒スプレーが置かれていますが、流石にこのご時勢に触る人は居るのだろうか…?
屋外展望台は別途料金
展望フロアには、5階と4階の他に屋外の「特別屋外展望台」もあって、別途料金(¥500)で上る事が出来ます。5階のフロア内にチケットカウンターがあり、係員に従って階段で一つ上の階へ。
屋外展望台は、幅1~2mほどの狭い回廊になっています。このフロア内には、声の大きさが測定できるというアトラクションも。
その他、外に張り出した橋脚へ出られるというアトラクションもあって、先端は床がシースルーになっています。誰でも参加出来ますが、狭いスペースの為か利用人数や時間に制限がある模様。
尚、眺望に関しては先ほどの展望台と高さが殆ど変わらない(地上94.5m)ので、見られる景色も殆ど変化無し。そういう意味では、500円という入場料はちょっと高い気もしますが…。
その代わり、チケット購入と共にオマケのカレーが貰えます(笑)。こんな事するくらいなら料金下げてよと思うのですが、まぁここが大阪らしい所ですかね。
空いてる今の内に…
と言う訳で、まさに殆ど誰も居ない通天閣へ上ってみましたが、景色は意外と悪く無いので眺望を楽しむ目的で上るのも全然有りかなと。ただ、展望フロアは狭いですし、通天閣とは関係の無い展示等もあってゴチャゴチャしているので、外国人で混雑するならあまり行きたいとは思わないかな…。
尚、通天閣は4/19現在まだ営業している様ですが、今後の社会情勢によっては閉鎖の可能性もあるのでご注意下さい。通天閣の公式HPはコチラ
※このレポートは緊急事態宣言発令の前に訪れたものです。