海外旅行へ行けないジレンマで以前にも増してエスニック料理店へ訪れる機会が増えましたが、今回レポートするのは大阪・なんばにあるマレーシア料理店「KENNYasia」。
ここは元々銭湯だった所を改装したレストランなのですが、特異なコンセプトを使って客引きする見せ掛けだけの店だと思うなかれ!日本の銭湯とマレーシアが融合した独特の店内で提供されるのは、現地の食材をふんだんに使用した美味しいマレーシア料理!
店主の接客も丁寧で、とても気持ちの良い滞在となりました!
外観は銭湯、内装は独特の世界観!
今回訪れたマレーシア料理店の場所はこちら。大阪・なんばの中心部、道頓堀商店街の一つ南側に位置する細い路地にあります。
“相合温泉酒場”と書かれたこちらの建物。元々は銭湯として使われていた建物を改装し、マレーシア料理店として2006年にオープン。居抜き物件による飲食店開業はよく耳にしますが、こんな“食”の欠片も無い様な外観のレストランはなかなか見ないですよね。
店内はこれまた異彩を放っていて、銭湯時代の入口や壁、床はそのままに、マレーシアの国旗や雑貨によるインテリアを配置。BGMに臨場感のあるJAZZが流れているという、何とも不思議なクロスオーヴァーです!
銭湯を改修したと言っても店内はそれほど広くはなく、アルコールの置かれたカウンターを中心としたワンフロアのみ。しかし4mあるという天井高のお陰で開放感があります。
BGMを流すスピーカーの質が良いのか、耳に届くJAZZの音色が生演奏かと思うくらい臨場感抜群!
テーブル席にはマレーシアを思い起こすカラフルなテーブルクロス、そして天井から吊るされた照明器具は同地方の伝統的なランプを使用。
日本、マレーシア、そして米国の要素までもが融合された店内はちょっと頭が混乱しそうですが(笑)、それでもどこか懐かしく、また心地良い感じがします。
限定された臨時のメニュー
この店のメニューですが、私が訪れた時は「牛スジカレー」1種類のみ。以前は「ナシレマ」など様々なメニューがあったそうですが、コロナ騒動の影響からマレーシアの食材がなかなか手に入り難くくなっていて、現在は手に入る食材のみを使った臨時のメニューになっているのだそう。
四月最初のごはん:海南鶏飯。夕方まで通し営業だから,お待ちしてます。#kennyasia pic.twitter.com/DHUE2BmHQ3
— Kenny温泉 (@KennyChoo1121) April 2, 2021
メニューは入手出来る食材によって変わる為、事前に知りたい場合は公式HPやツイッターをチェックすると良いかもしれません。ほんと、こういう異常が状況が早く改善されれば良いですけどね。
マレーシアの食材をふんだんに使った美味しいカレー!
私が食べた「牛すじカレー」がコチラ!大皿に盛られたお椀型のライスを中心に、ルーと彩り豊かな野菜を配置。こういうアジアンテイストな盛り付け方だけでもテンション上がりますね~。
このカレー、ファーストタッチは甘さが引き立ちますが、その後すぐにスパイシーな辛味がガツンと来ます。半分溶け込んだ牛スジもタップリ、なかなか美味しいカレーです!
店主曰く、具材には「ビーツ」など今手に入るマレーシアの食材を可能な限り使用したそうで、ある意味“一期一会”なメニューと言えますね。
この日は夕方に訪れましたが、これが最後の1食だったそうで、訪れるなら早めの時間帯が吉です。
コロナ収束後も是非訪れたい!
イソジン吉村をはじめとする阿呆な政治家による馬鹿な政策によって苦しめられている大阪の飲食店ですが、こうやって工夫を凝らしてでも美味しい料理を提供してくれる店があるのは有り難い所。コロナ騒動収束後も是非訪れたい、そんな素敵なマレーシア料理店でした!
営業時間や定休日が頻繁に変わる恐れがある為、来店の際は公式HPやツイッター、または電話で確認する事を強くお勧めします。
KENNY asia
- 住所:大阪市中央区千日前1丁目7-25
- 営業時間&定休日:公式HPで要確認