ブダペストでおいしいフォアグラがお得に食べられるレストラン Vörös Postakocsi

フランスに次ぐフォアグラの生産地として名高いハンガリーですが、首都ブダペストの街にはフォアグラが安くてお得に食べられるレストランが幾つかある様です。

今回は口コミを頼りにVörös Postakocsiというハンガリー料理店を訪れてみましたが、東京では考えられないほどお得な値段で食べられるフォアグラ料理！その味はどれ程のものか？レポートしたいと思います。

生演奏もあるレストラン

ハンガリー料理店Vörös Postakocsiの場所はコチラ。“Ráday St.”という飲食店が多く集う通り沿いにあります。

赤い軒のテラス席が目印のレストラン。夕食時ながら周りのレストランはどこも閑散としていましたが、ここだけは人の入りはまずまずと言った所。営業時間は毎日11:30～23:30。

この日は暑かったのでテラス席にしましたが、店内で弾いていた演奏者がこちらに出てきて生演奏を披露する等、店の雰囲気はなかなかGood！

ただ、この時はVn.とCl,、それにシンセサイザーのトリオでしたが、クラリネットのリズム感が悪いなど演奏の質はイマイチ…。まぁこういう所の演奏は、音楽家の耳で聴いちゃいけないんでしょうけど(笑)。

このレストランのメニューは、ハンガリー料理全般。スープや前菜が1,500Ft.（≠525円）前後、メインディッシュでも3,000Ft.（≠1,050円）前後という驚きの安さ！

店頭に英語メニュー、店内のメニューはハンガリー語に英語併記となっています。

お目当てのフォアグラ料理は“Specialties of the House”メニューの中に2種類あって、一方はフルーツと蜂蜜を使ったメダリオン、もう一つはLetcho（Lecsó）というハンガリー風シチューを添えたもの。

どちらも200gの容量で価格は2,100円弱、こんなに安く食べられるフォアグラ料理なんて、東京ではなかなか考えられないですね！

一方ドリンクメニューはワインリストが豊富で、グラスワインだけでも10種類以上！価格もお手頃で、グラス1杯550Ft.（≠200円）から飲めてしまいます。

余りにも多くて選べないので、ハンガリアンワインが欲しいと言ったら“Egri Bikaver”という赤ワインを勧められました。

価格は690Ft.（≠240円）、ファーストタッチは酸味が先行してあまりパッとしませんが、浅ながらもしっかりした余韻が長く続く味わい。食前に飲むにはちょうど良いかもしれません。

フォアグラ料理の前に、一つスープを注文しました！Puree of cep Mushrooms Sopuというこちらのメニュー、ホイップクリームが乗っているので、最初間違ってデザートが先に来てしまったのかと思って焦った…。

しかし頂いてみると、中身はコンソメを少し濃くした様な味わい。ホイップクリームのクリーミーさも相成って、なかなか美味しいスープです！

さぁそしてこちらが注文したフォアグラ料理！2つあるメニューの内、ハンガリー風Letchoの方をチョイスしてみました。野菜がゴロゴロ入ったシチューの上にフォアグラが4切れ、彩りも豊かです！

この大きな塊り！200gとあってボリュームもしっかり、シイタケの様な味と食感ですが、焦げ目の香ばしさもあって美味しいです！赤いシチューもトマトソースと玉ねぎの風味が引き立って美味しく、これはとても良い選択でした！

これをパンにつけるとさぞ美味しいと思いますが、こんな時に限ってお通しのパンが付かないという悲劇…！

もう一つ、食後にデザートを注文しましたが、こちらは“本日のおすすめメニュー”から選んだチョコレートスフレ。

990Ft.（≠350円）という低廉な価格のメニューですが、トロっと濃厚なチョコレートがちょうど良い甘さで美味！上に乗っているのはバニラアイス…と思いきや、何だかあまり冷たくないソフトな食感で、ちょっと不思議な食べ物です。

お会計はおよそ10,000Ft.。サービス料は掛かりましたが、それでも美味しいフォアグラ料理が食べられて僅か3,500円で済むとは驚きです！店員は「アリガトウ」というリップサービスもあって対応も良いですし、満足のいく食事が出来ました！

と言う訳で、安くて美味しいフォアグラ料理が食べられるレストランVörös Postakocsi、機会のある方は是非訪れてみて下さい！※メニュー、価格の最新版は以下の公式HPをご覧下さい。