ブダペストで最も大きな大聖堂として知られる「聖イシュトヴァーン大聖堂」。ハンガリーの初代国王の名前が付いたこの教会の内部は、黄金の装飾があしらわれた豪華な内装が見事です!
美しいドーム屋根の部分は展望台になっていて、有料で上る事も可能。そんな聖イシュトヴァーン大聖堂の見所などを探っていきたいと思います。
目次
高さ96mの巨大な大聖堂!
聖イシュトヴァーン大聖堂の場所はコチラ。市街地のど真ん中にある教会で、Google Mapで見てもシルエットが映る程の巨大な大聖堂です!
50年もの歳月を掛けて建設されたというこちらの大聖堂。竣工は1905年と数ある歴史的な教会の中では比較的新しい部類に入りますが、直径22mのドーム屋根を持つ塔を中心に、厳格な新古典主義様式のデザインが見事ですね!
教会の入口は建物の西側にあります。教会前は広場になっていて、昼夜問わず観光客でごった返していました。教会の営業時間は毎日9:00~17:00。
教会には無料で入れる
この聖イシュトヴァーン大聖堂ですが、教会内には無料で入れます!正面エントランスから入って左の方へ進むと礼拝堂の入口。
無料とは言え、入口には寄付を入れるボックスが置かれていて、目安の金額として200Ft.と書かれています。周りの人を見ていると一応皆きちんと入れている様ですが、金額は不明…。私も小銭を集めて適当にジャラジャラと入れておきました(200Ft.より多く入れたかも…)。壮大な空間!でも薄暗い…
教会内部は、大理石の立派な柱に金の装飾が惜しみなく使われた豪華な内装!とても見応えのある空間ですが、照明が殆ど点いておらず、薄暗くて折角の内装があまりよく見えません…。
ただ、自然光が差し込む所は明るく、上を見上げるとドーム屋根の内側に描かれた聖人の肖像画が見られます。細かく刻み込まれた金の装飾も見事!
この教会は8000人以上を収容できる広さがあるそうですが、主祭壇のある側はパーティションが張られて近寄る事が出来ません。巨大な教会の割に、進入できる所は思いのほか少ないというのが印象です。
右手のミイラが展示されている
そんな中、一番の見所として紹介されているのが、教会内の一角にあるこちらのガラスケース。中には金とシルバーで出来た豪華な祠があるのですが、近寄って見てみると、その中には金の腕輪をはめた人の手のミイラが…!
このミイラ、教会の主でもあるイシュトヴァーン本人のものだそうですが、何だか妙にリアルで気味が悪い…。こういうのを有り難がって拝むキリストの感覚、ちょっと私には理解し難いです…。
チケットを買って展望台へ!
さて、この聖イシュトヴァーン大聖堂のもう一つの見所が「展望台」。正面エントランスから入って右の方へ進むと、展望台へ通じる階段への入口、およびチケットブースがあります。
チケットは1,000Ft.。ブダペストカード保持者は800Ft.に割引、7歳未満は無料となります。※価格は為替レート等により常に変化します。
チケットを購入したら、ブース横の階段をひたすら上って行きます。段数は200段以上ありますが、急な階段では無いので比較的上り易いですが、狭い階段の割に一方通行では無い為、すれ違いがちょっと面倒…。
もし階段が辛い場合は、礼拝堂入口の対面にあるエレベーターを使う事も可能。追加料金は掛からず、誰でも利用出来ます。
階段の途中にはちょっとした展示エリアがあって、幾つかの絵画が展示。作者や題名が書かれていないので、誰の何の作品展なのかは不明です。
展望台からの眺望は…?
展望台は、直径22mのドーム屋根の塔の周りを囲む回廊になっていて、360度の景色が楽しめます。ある程度の高さもあるので、開放感もまずまず。
晴れていれば遠くの山々も望めますが、こうして見るとブダペストの街はちょっとゴチャゴチャしてますね…。パリの様な整然とした区画でもないですし、屋根の色の統一感もあまり無く、景観の美しさとしては微妙かなと…。
夜はコンサートが開かれる
尚、この聖イシュトヴァーン大聖堂では、通常営業が終わった夜にコンサートが行われています。チケットを買って行ってみましたが、内部がライトアップされて昼間よりも明るく、黄金の美しい装飾がハッキリ見えるのでおススメ!
チケットの買い方等、詳しくは次回の記事でお伝えします。
szent-istvan-bazilikaの営業時間
- 教会…9:00~17:00
- 展望台…10:00~17:30(6月~9月は18:30迄、11月~3月は16:30迄)
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