昨日の記事でお伝えしたハンガリー・ブダペストにある「聖イシュトヴァーン大聖堂」。この教会では昼間の営業が終わった後、定期的にコンサートが開催されているので、ちょっと聴きに訪れてみました!
昼間は照明が点かずに薄暗かった大聖堂内部も、夜になるとライトアップされて、黄金に輝く美しい内装が出現!昼間よりも断然おススメな教会コンサートについて、今回は詳しくレポートしていきたいと思います。
教会への入場とチケット
ブダペストで最も壮大な教会として知られる聖イシュトヴァーン大聖堂。夜は外観もライトアップされ、何とも妖艶な雰囲気を醸し出していますね!昼の内部の様子や展望台等については、昨日の記事をご覧下さい→「聖イシュトヴァーン大聖堂」黄金の内部にミイラの手首!展望台への行き方など
昼間の営業が終わった後、夜になると正面エントランスを入った所にチケットブースが設けられます。コンサートのチケットはこちらで購入。
チケットはVIP→A→B→Cの4種類あって、価格はそれぞれ13,500Ft.→12,000Ft.→10,000Ft.→8,000Ft.。ユーロ建てでも購入できる様ですが、為替レートが幾分割高なので、フォリントで支払うのが吉!
座席は、それぞれ券種ごとに区切られたエリアの中で自由席になっています。
尚、このチケットはCLASSICTIC.comのサイトでも購入する事が可能。私もコチラから購入しましたが、チケット価格が€35~€60と現地で買うよりも割高。※為替レート等により価格は常に変化します。
特に入手困難なチケットでも無いので、余程の繁忙期でなければ当日購入で全然構わないと思います。
チケットを購入したら、入場待ちの列に並びます。20:00開演の19:30開場、今回はその15分前に到着しましたが、行列は10名ほどでした。
ライトアップが美しい!黄金の教会
19:30ピッタリに開場!中へ入ってみると、そこは眩い光に満ちた黄金の世界でビックリ!昼間に見たあの薄暗い空間は何だったのか…。
壮大な空間に、眩しい程の金色の光が降り注ぐ礼拝堂!昼間に入った時とは雲泥の差ですね。凄い、こんな世界が広がっていたとは…!
重厚な大理石の柱も見事!昼間の暗がりではなかなか見えなかった細部までハッキリと見られます。数ある西洋の教会の中でも、ここまで黄金に輝く教会はなかなか見られないでしょう。
上階に設置されたパイプオルガンも立派!日によってはオルガンを使用するプログラムもある様ですが、残念ながらこの日は演奏されませんでした。
座席の位置と眺望
さて、この教会コンサートはVIP~Cまで4種類のカテゴリーがあって、単純に前から順に価格の高い席になっています。シートMAPには書かれていませんが、Aの中の最前列がVIPに該当。
各カテゴリーの範囲内では自由席となっているので、良い席は早い者勝ち!やはり先頭列の中央付近は人気な様で、開場してすぐに埋まっていきました。
私は今回Cカテゴリーのチケットを買いましたが、開場してすぐに入場出来たので先頭の席をGet!ここは目の前が通路になっているので、人の頭に邪魔されないので開放感があります。演奏者との距離がかなりあるので、演奏を間近で見たいという場合はVIPやAの席を選ぶべきですが、美しい教会全体を見渡しながら演奏が聴くには、このC席がベストかもしれません。
ただ、私が座った席はピッチの狭い丸椅子で、これがなかなか座り難い…。また少しでも動くとギシギシ言うので、演奏中は結構気を使いました。まぁ安い席だから仕方ないですが…。
教会で聴くクラシック
演奏は20:00ピッタリにスタート!このプログラムは、チケット購入時(又は実券への引き換え時)に受付で貰えます。
演目はJ.S.BachやA.Vivaldiなど教会コンサート定番のプログラムで、休憩無しに1時間程度で終了。
演奏は弦楽七重奏ですが、巨大な教会が故にあまりにも残響がありすぎて、和声がごっちゃになって聴こえてしまう場面も。ただその分テンポを遅めにしたり、ピチカートを多くするなど残響を上手く利用した編曲になっているので、聴こえが悪いという事は無かったです。
C席は演奏者からかなり離れていますが、コントラバスのピチカートが小さな音でもよく響いて聴こえてきますし、なかなか音響の優れた教会だと思います。
昼間よりも断然おススメ!
と言う訳で、演奏も然ることながら美しい黄金の内部に酔いしれた聖イシュトヴァーン大聖堂のコンサート!多少値は張りますが、この美しい内部を見る為だけでも訪れる価値ありです!
教会のアクセスや展望台については、昨日の記事をご覧下さい→「聖イシュトヴァーン大聖堂」黄金の内部にミイラの手首!展望台への行き方など
コチラも合わせてご覧下さい→ハンガリー・ブダペスト記事一覧