アズレージョ美術館/チケット購入から見所まで詳しく!リスボン-ポルトガル

ポルトガルのリスボンにある「国立アズレージョ美術館」、今回はその見所やチケット購入について等、詳しくレポートしていきたいと思います!

アズレージョとは、タイルに柄模様や絵画を描いて特殊な薬剤を塗って焼き上げたもので、ポルトガルの伝統的な工芸品の一つ。色鮮やかな青の色彩で有名ですが、中には奇抜なデザインの現代版アズレージョもあって、なかなか楽しめる所です。

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行列必至!アクセスと入場料金

国立アズレージョ美術館へのアクセスですが、メトロやトラムの駅からは遠く離れているので、バスの利用が便利です!私はメトロのBaixa-Chiado駅近くの停留所から759番のバスで向かいましたが、およそ10分強で美術館最寄に到着。

museu-nacional-do-azulejo/場所

白い外壁の建物で、バス停のほぼ目の前に美術館のエントランスがあります。開館は10:00~18:00、月曜日が定休日。

museu-nacional-do-azulejo/行列

museu-nacional-do-azulejo/行列

門を入って中庭の奥に美術館の入口があるのですが、15時頃に訪れたところ入口の外にまで行列が達していたのでビックリ!

チケット購入まで20分も要してしまいましたが、でもこれ、来場者が多過ぎて行列している訳ではなく、受付の担当者が一人しかいなくて渋滞しているだけでした…。

museu-nacional-do-azulejo/チケット

チケットは€5。”国立”という事もあって、比較的低廉な価格で入れるのは嬉しいところ!※価格は為替レート等により常に変化します。

museu-nacional-do-azulejo/MAP

厚紙のしっかりした英語版の館内MAPが貰えるので、忘れずにGetしておきいたいものです。

時代順にアズレージョの展示

museu-nacional-do-azulejo/建物の構成

さて、このアズレージョ美術館は0階と1階の2フロア構成(一部2階もあり)になっていて、建物の中央に噴水のある中庭を配置。その周りに回廊とアズレージョの展示室、また礼拝堂(Church)もあって入る事が出来ます。

museu-nacional-do-azulejo/展示

museu-nacional-do-azulejo/宗教画

museu-nacional-do-azulejo/宗教画2

見学は0階から導線に従って進んで行きますが、アズレージョの展示は時代順になっていて、初めは17世紀ごろまでの作品を展示。宗教画が中心ですが、中にはペルシャ絨毯の様な大きくて立派なアズレージョもありました。

museu-nacional-do-azulejo/回廊

museu-nacional-do-azulejo/回廊の天井

museu-nacional-do-azulejo/回廊の拭きぬけ

0階と1階を繋ぐ階段付近には、ややイスラムちっくなデザインの小さな吹き抜けの回廊があって、壁面にはアズレージョの柄がギッシリ!スペインでも見られる様な、独特のアーチや装飾が見られます。

museu-nacional-do-azulejo/17世紀の展示

museu-nacional-do-azulejo/アズレージョ

museu-nacional-do-azulejo/アズレージョ2

上階へ上がると時代がやや進み、テーマは宗教的なものから風景画や戦争画へと変化。色合いもブルーで統一されたものが増えて来て、この辺りが最もアズレージョっぽい感じがしますね。

作品の作者は、17世紀に活躍したスペイン人芸術家Gabriel del Barcoや、17~18世紀初頭に掛けて作品を残したオランダ人のWillem van der Kloetなど。

museu-nacional-do-azulejo/20世紀の作品

導線の最後は、20世紀後半から現代までに造られた現代アート作品。ここまで来ると作品はフルカラーで色鮮やかなものばかりになり、テーマも作者によって様々。

museu-nacional-do-azulejo/奇抜なアート

museu-nacional-do-azulejo/金色のアート

中にはこんな奇抜でユニークな作品も!もはや、ここまで来るとアズレージョの域から逸脱してしまっている様な…。

豪華な黄金の礼拝堂がある

museu-nacional-do-azulejo/礼拝堂

アズレージョ美術館の中で、特に煌びやかなのがこちらの礼拝堂。眩しいばかりの黄金の装飾と、アズレージョで埋め尽くされた壁面、そのコントラストがなんとも豪華ですね!

museu-nacional-do-azulejo/礼拝堂の窓

この礼拝堂は0階から1階まで拭きぬけになっていて、1階からはこの様にガラス越しに見る形になります。礼拝堂の中へ入るには0階から向かう必要がありますが、この日は何故かローブが引かれていて入れなかった…。

museu-nacional-do-azulejo/クワイヤ

礼拝堂1階の手前にはChoir(クワイヤ)と呼ばれる聖歌隊の部屋があって、こちらはパネル状に敷き詰められた黄金の額縁の絵画が見事!

museu-nacional-do-azulejo/天井画

museu-nacional-do-azulejo/アズレージョの部屋

更にこのクワイヤの手前にも美しい小部屋があって、黄金の装飾と色鮮やかなアズレージョのコントラストを見る事が出来ます。

コーヒーが€1で飲めるカフェ

museu-nacional-do-azulejo/エントランスホール

最後に、この美術館併設のカフェをチェック!場所はエントランスホールの中にあって、チケットが無くても入る事が出来ます。

museu-nacional-do-azulejo/カフェ

行ってみると、壁の所々にアズレージョをあしらったカフェですが、椅子やテーブルがファーストフード店並なので、ちょっと雰囲気はイマイチ…。セルフ式なので、注文はカウンターで行います。

museu-nacional-do-azulejo/カフェの屋外席

カフェには屋外の席もあって、こちらはウッド調のガーデンちっくな椅子とテーブル。この日は肌寒かったので、利用者は殆どいませんでした。

museu-nacional-do-azulejo/カフェのメニュー

このカフェのメニューはコチラ。コーヒー(恐らくエスプレッソ)が€1、ポートワインが€3から飲めるなど、なかなかお得なプライスですね!

一度は訪れたいリスボンのスポット!

museu-nacional-do-azulejo/中庭

と言う訳で、リスボンの国立アズレージョ美術館を訪れてみましたが、アズレージョをあしらった建物内部の装飾も見事ですし、一度は行ってみるべきスポットだと思います。

口コミを見ていると、入場待ちの行列は結構日常茶飯事だそうなので、訪れるなら朝一などピーク時間帯を避けた方が良いかもしれません。

Museu Nacional do Azulejo

  • 住所:R. Me. Deus 4, 1900-312 Lisboa
  • 営業時間:10:00~18:00(月曜定休)
  • ホームページはコチラ(リンク切れの場合あり)

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