ドバイの旧市街(オールドドバイ)には、アブラ(Abra)という渡し舟が運行されています。観光客に人気との事で私も乗ってみましたが、運行本数も多く、小さな舟ながら意外と乗り心地は快適!
そんなドバイのアブラについて、乗り方や運賃等も含めてレポートしていきたいと思います。
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路線は2つ、旧市街の渡し舟
アブラが運行されているのは、オールドドバイ(旧市街)を流れるDubai Creekと呼ばれる入り江の中。入り江とは言っても、所によっては対岸まで100mを超える程の大きな川になっています。
ここを進むのが、渡し舟のアブラ。定員20名ほどの小さなボートが、ブルンブルンというエンジン音を響かせながら快走!運行本数も多い様で、眺めていると殆ど途切れる事なく次々にやって来ます。
アブラのHPによると、現在アブラの運行路線は2つ。対岸同士を最短距離で結ぶだけかと思いきや、1km程の長い道のりになっている様です。
Deira Old Souq Stationから乗船
今回は、スパイススークに近いDeira Old Souq Stationから乗船、対岸のDur Dubai Abra Stationを目指します!
渡し舟という事で、長閑で何も無い船着場を想像していましたが、綺麗に整備されたなかなか立派なターミナルです!ここはアブラだけではなく、Water BusやWater Taxi等の発着場にもなっている模様。
お土産を売っている店もあります。しかし値段表示は無く、スークの延長の様な小売店ばかり。ここへ来てまで値引き交渉しなきゃいけないというのは、ちょっと気が引けますね…。
切符不要、乗り方は簡単!
アブラへの乗り方ですが、これがとっても簡単!特に乗船手続きやチケットは必要なく、“Dubai Abra”と書かれた乗り場の列に並んで、着いた舟から順に乗船すればOK!ここから出発するアブラは路線が一つしか無いので、迷う心配もありません。
舟は中央に運転手が居て、その周りのベンチに腰掛けるスタイル。舟の周囲には鉄柵も手すり何も無いので、大人しくしていないと落ちてしまいそう…。
運転手が入る穴の中はエンジンルームになっていて、ここで舵を切りながら運転するスタイル。この近くに座る場合、物を落とさない様に注意が必要です。
運行本数はとても多く、見ていると2~3分おきに発着していました。利用者数にもよるとは思いますが、これだけ沢山の観光客が居れば、待たされる事はまず無いかと(逆に乗船待ちで行列になる事はあるかもしれませんが)。
また、ガイドブック等によると“アブラは満席にならないと出発しない”との事ですが、実際には半分ほど空席でも出発している様です。対岸から次々に舟がやって来るので、特段混んでいる時は何本か見送ると良いかもしれません。
運賃は1DH
アブラの運賃は1DH。乗船してから運転手に支払います。1DHはコインですが、大きなお札を出してもお釣りが貰えるかは不明(周りにお釣りを求めている人は居ませんでした)。
乗船前に、スーパーで買い物をする等して手に入れておくと良いと思います。
今回は、15名程の乗客を乗せて出発。見た所、全員バリバリの観光客で、アジア人から西洋人まで様々。
Dur Dubai Abra Stationまでは、およそ7~8分。小さな舟ながら、スピード感もあって風が気持ち良いです!旧市街の建物を、陸地とは違った角度から見られるのが良いところ。
また、水が綺麗なので嫌なニオイも無く快適です。タイやベトナムもこのくらい水質が綺麗なら文句無いのですが…。
操縦スタイルも独特で、運転手を見ていると立ちながら足を使って器用に舵を操作していました!恐らく穴の中へ入ってしまうと、乗客が邪魔で前が見えない事が理由だと思いますが、まるで手の様な華麗な捌きはなかなか見物です。
利用価値大!安くて快適なアブラ
と言う訳で、対岸のDur Dubai Abra Stationに到着!たったの1DH(30円)で乗れて、しかも面倒な手続きは一切無く、とても快適な移動となりました!
観光目的での利用も良いですが、旧市街内の移動目的であっても利用価値は高いです!乗船の際は、1DHコインの用意をお忘れなく!
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