今回は、ドバイモールで訪れた水族館「Dubai Aquarium」のレポート!ギネス世界一に認定された巨大な水槽がある事で有名ですが、その入場チケットの購入がちょっと厄介もの…。
また、入場料金も諸外国と比べるとかなり割高!そんなドバイ・アクアリウムがその内容がどの様なものか?詳しくレポートしたいと思います。
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目次
ドバイモール内にある水族館
世界最大のSCとして知られるドバイモールには様々な施設が入っていますが、その中の一つが「Dubai Aquarium」という名の水族館。
場所はモール内のちょうど中央付近、G階から2階に渡る大きな吹き抜けの所へ行くと、巨大な水槽が見えてきます。
何事も世界一が好きなUAEですが、この水槽もギネス世界一を誇る大きさなんだとか。水槽の側へ行くにはチケットが必要ですが、巨大な水槽なのでパーティションの外からでも十分魚を見る事が出来ます。ここから眺めているだけでもそれなりに楽しめそうですが、今回は折角なのでチケットを買って中へ入ってみたいと思います!
2つの水族館に分かれている
このドバイ・アクアリウムですが、ちょっとややこしいのは施設の入口。水族館は「Tunnel」と「Underwater Zoo」の2つの施設に分かれていて、このG階にあるのはTunnelのみ。
Underwater Zooへ行くには、エスカレーターで2階へ行き、そこで改めて改札を受ける必要があります。同じチケットで入るのに、全く別の施設の様な扱いで、かなり分かり難い…。
かなり割高なチケット料金
ドバイ・アクアリウムの入場料金ですが、料金表を見るとチケットは最低175DH(≠5,250円)から。この175DHのチケットでは「Tunnel」「Underwater Zoo」の2つの施設への入場の他、“Behind the Scenes Tour”というアトラクションに参加できるとあります。
これが何を差すのかと言うと、どうやらボートに乗って水槽の上から魚を鑑賞するというアトラクションの様です。
しかし、この舟がどこから出発するのか?など案内がどこにも書かれておらず、結局のところ参加する事が出来ませんでした…。アトラクションの名前も現地とHPとでチグハグだし、何だかとても不親切!
尚、2つの施設への入場だけなら、入場料は3,500円程度。でもこの価格、現地の料金表には表示されておらず、アクアリウムのHPにも記載は無し。ベルトラのHPを見て初めて知りました!※価格は為替レート等により常に変化します。
水族館の入場だけで構わないという場合は、ベルトラで予め購入しておくのも手です。
現地でチケットを購入する場合は、窓口の他、券売機でも購入可能。タッチパネルで任意のチケットを選択し、名前とメールアドレスを入力します。名前は真面目に入れましたが、アドレスは適当でOK!
チケットはバーコード付きの感熱紙で、これは窓口で購入しても同じ。料金が高い割りに、かなり紙代ケチってますね…。
G階「Tunnel」は水槽のトンネルのみ
さてさて、チケットを手に入れたら改札口でバーコードをスキャンして中へ!先ほどは入れなかった水槽の側を歩いて、施設の入口へと向かいます。
この水槽の中では、ダイビングをしている人の姿も。プロによる餌付けかと思いきや、これもアトラクションの一部で、誰でも潜って記念写真を撮ってもらえるそうです。
そのまま先へ進むと、この水族館のメインとなる水槽のトンネルがあります。幅3m程の一本道ですが、思っていたよりも小じんまりとしている印象。
ここからは巨大な水槽を下から見上げる形になりますが、照明の影響もあってか水の透明度はイマイチ…。魚はそれなりに居ますが、あまり大群になって泳いでいる姿も無く、大した光景は見られませんでした…。
トンネルを抜けると、早くもG階のフロアはこれで終了(笑)!続きは2つ上の階(2階)へ進みます。初め、5千円も払って本当にこれで終わりなのかと、流石にちょっと焦りました!
2階にある「Underwater Zoo」
案内表示に従って2階のUnderwater Zooへ。ここにも改札があって、同じチケットのバーコードをかざして中へ入ります。
横のチケットブースを見てみると、下の階と同じチケットを取り扱っていますが、行列が殆ど無いのでここで買うのがベストかもしれません。
中へ入ると、こちらも最初のエリアは水槽のトンネル。先ほどとはまた異なる照明で、ここにはエイや小型のサメ等が居ました。
トンネルを抜けると雰囲気が一変!やや開けた場所に生い茂った木々と岩肌、つり橋の様な物も見え、木々の間にはバードパークで見る様なカラフルな鳥たち。
でも居るのは鳥だけで、その他の動物は見かけず。自由に飛びまわっている者はおらず、大半が巣箱に入っているか、飼育員の手元で大人しく餌を食べているかのどちらかです。
鳥達の足元には水槽があって、主に熱帯地方の魚が飼育されています。“アリゲーターガー”等は居ますが、特に驚くような魚は見つからず。
その他、ヒトデに触れるコーナーがあったので触ってみましたが、石みたいにカチカチで何とも…。
導線の最後にはペンギンの水槽。数は少ないですが、泳いでいる姿が間近で見られるのは良いかもしれません。
色んな所で写真を撮られる…
ところで、館内を巡っていて気になったのがこちらの撮影機材。至る所に緑色のクロマキーが貼られた所があって、そこへ行くと係員から「あっちへ向けこっちへ向け」と言われ、勝手に写真を撮られてしまいます。
もちろんこれはアジアのテーマパークではよくありがちなもので、勝手にアルバムにされて最後に出口で販売される物。パッと見たところ、背景が合成されてキレイなアルバムに仕上がる様です。
そう言えば、入口でこんな物を腕にはめられましたが、これが引き換え券になっていたとは…。出口へ向かうと、既に私の姿が映ったキレイなアルバムが出来上がっていたのでビックリ!でも要らないので笑顔でやんわり断ったら、スタッフの顔色が一瞬で曇るという超分かり易い対応(笑)!そんなもの、勝手に売りつけるのが悪いのに、何とも迷惑な話ですよね!
内容の割にかなり割高
と言う訳で“ギネス世界一”という謳い文句を信じて訪れたドバイ・アクアリウムですが、正直言ってガッカリ!規模はとても小さいですし、展示してある魚も特に珍しいものは無く、わざわざドバイへ来てまで行く様な所では無い、というのが正直な感想。
この内容で3千円以上、しかもチケット売場にはオプション付きのプランしか提示しないという分かり難さ!これはちょっと頂けませんね。これなら中へ入らず、外から大きな水槽を眺めているだけで十分です。
もしこの水族館で楽しむなら、ワニの餌付けやサメの接近体験など、オプションのアトラクションを思い切って体験するのが良いかと。その分値は張りますが、ここでしか出来ない体験を求めるなら、このくらいは仕方ないのかもしれません。
あぁ、東京にある数ある水族館がいかに充実した内容か…、それをまじまじと実感する訪問でした!ドバイ・アクアリウムのHPはコチラ。
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