以前お伝えしたドバイメトロに続き、今回はドバイの路面電車「トラム」について車内の様子や詳しい乗り方などレポートしていきたいと思います。
マリーナ地区を走るドバイのトラムですが、およそ路面電車とは思えない立派な駅舎にビックリ!車内もキレイで新しく、とても快適な乗り物です。
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トラムの路線MAPと運賃・チケット
ドバイでトラムが走っているのは、パームジュメイラに近いマリーナ地区。路線は現在のところ1本のみで、停留所は計11箇所。この内、Nakheel Harbour & Tower駅とDAMAC駅でドバイメトロ・レッドラインに、Palm Jumeirah駅でモノレールにそれぞれ接続しています。
運賃やチケットの種類はドバイメトロと同じで、同じZone内の乗継ぎも可能。乗車にはICカード「Nol Card」が必要です。詳しくはコチラ→ドバイメトロ乗車に必須!Nol Cardの詳しい使い方と路線MAP
立派な駅舎!ホームドアもある
トラムの停留所と言えば、バス停の様な簡易的なものを想像しますが、ドバイのトラムは停留所とは思えないほど立派な造り!方向別の乗り場があって、ガラス扉の中にプラットホームがあります。
駅の両端には踏み切り。日本の様に遮断機が降りないので、渡る際は要注意です。
駅舎の中は冷房が効いていて涼しく、プラットホームは屋根まであるホームドア完備。こんな完全防備なトラムの停留所なんて、初めて見ましたよ!
乗車と降車でタッチ
ホームにはこの様なオレンジ色の改札械があり、ここのリーダーにNol Cardをタッチしてからトラムに乗車。降車時に目的地の駅でもタッチします。
トラムの車内にはタッチする所が無いので、これを忘れてしまうと無賃乗車扱いになってしまうので注意が必要。
液晶画面には、カード残高と運賃額が表示されます。
また、ホーム上にはNol Cardの券売機もあって、トップアップ(チャージ)等が可能です。クレジットカード対応となっていますが、相変わらず私のクレカは全て使えず…。
女性車両やGold Classもある
トラムの車内は、どこの国にもある様な標準的なタイプ。全て各駅停車なので、バスの様な停車ボタンはありません。停車駅は液晶モニターで確認。
ドアには開閉様のボタンが付いていますが、今回乗車した限りではこのボタンが使用される事は無く、押さなくても駅に到着すると勝手にドアが開いていました。
先頭車両および2両目の半分は女性専用。ドバイメトロと同じ様に、車内にピンク色のラインが引かれています。
また、シルバークラス&ゴールドクラスの区別もあるのもメトロと一緒。ゴールドクラスは、女性専用車とは反対側の先頭車にあります。
ゴールドクラスは肘掛のある特別仕様のシート。しかし私が見た限りでは、利用している人は全く居ませんでした。メトロの様に長距離でも無いですし、恐らく需要は殆ど無いかと…。
車窓はあまり楽しめない?
尚、トラムに乗車してちょっと残念に感じたのは、車窓があまり良く見えない事。車内から窓を見ると、この様に黒いドットで覆われているので、景色がクリアに見えません。
これは何かと言うと、外壁に描かれた広告。日本の鉄道でもたまに見かけますが、ここは窓の位置も含めて全面に描かれているので、窓が完全に塞がれてしまっています。まぁ夏には外気50度の灼熱地獄と化すドバイにおいて、直射日光を遮るには都合が良いのだとは思いますが、景色を楽しみたい旅行者にとっては残念…。
と言う訳で、ドバイのマリーナ地区を走るトラムについてお伝えしました!ドバイメトロについては「ドバイメトロ徹底解剖!乗り方と車内設備/ゴールドクラスはコスパが悪い?」の記事をご覧下さい。
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