スーク(Souq)とは、主にアラビア地域にある市場を指す言葉ですが、UAEのドバイには古くから栄えてきたとされるスークが幾つかあって、人気の観光スポットになっています。
今回は、オールドドバイと呼ばれるドバイ旧市街にあるスークを散策してみました!
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スークがあるデイラ地区
ドバイで人気の観光スポットの一つ「オールドドバイ」。ここはドバイが今日の様な経済発展をする以前から栄えていた“旧市街”エリアの事ですが、場所は空港から程近い所にあるDeira地区。
メトロで向かうなら、グリーンラインのBaniyas Square駅かPlam Deira駅が最寄です。
この辺りはドバイの歴史が色濃く残るエリアとしてガイドブック等では紹介されていますが、実際に歩いてみると、あまり情緒漂う風景は見られず…。
小さな建物が犇めき合う迷路の様な街区もありますが、古い建物はあまり無く、何だか想像していた所と違っていました。人工的に形作られた様な路地や建物…、どうやら既に観光地化してしまっている様です。
スパイススーク
そんなオールドドバイの中で、人気のスポットになっているのが「スーク」と呼ばれる市場。このデイラ地区には「スパイススーク」と「ゴールドスーク」があります。
先ずは船着場に近いスパイススークから見ていきたいと思いますが、ここは木造のアーケードの中に、様々な日用雑貨などの品物がズラリ!
夕方は混雑が激しいと聞いていたので今回は午前中に訪れましたが、閑散とした感じからは程遠く、観光客でごった返していました。
このスパイススークでは何が売られているかと言うと、主に香辛料やハーブ、そして皿などの日用品やスカーフ等の衣料品など。どの店も値札は一切付いていないので、必ず値段交渉をして購入する形になります。
香辛料は計り売りで、日本で買うのと比べて数分の一の値段で買えるそうですが、価格の目安になるものが何も無いので、ちょっと敷居が高いかなと…。
スカーフを勝手に巻きつけてくる輩!
このスークを歩く上で注意したいのが客引き。歩いていると突如目の前にオッサンが現われて握手を求められ、次の瞬間バッと売り物のスカーフを無理やり私の首に巻きつけてくるという強引さ!No!と言って振り払いましたが、口コミを見ていると、腕をつかまれて店の中まで引っ張って行かれたなんて書き込みもあるので、ほんと注意していないと大変です。
道行く先には、獲物を狙う沢山のハイエナ達…。特に船着場に近いところは客引きが多く、日本人を見かけると「ニーハオ!コンニチハ!コレカワイイ!オカチマチ!ナンデヤネン!」と色々話しかけて来るので、全て無視!
ほんと、こんなことされなきゃこっちも少しは買う気でいるのに…。商売を全く分かっていない奴らです。
ゴールドスーク
続いてやって来たのはゴールドスーク。スパイススークよりも少し内陸に入った所にあります。
同じスークでありながら、こちらは先程とは打って変わって明るい雰囲気!スークと言うより、もはやただのアーケード街と化していますが、強引な客引きも無く歩き易いです。
ゴールドスークとあって、沿道には時計やジュエリーなど貴金属を取り扱う店ばかり。もちろん値段は書かれていないので、相場が分からないというのが難点…。
“金”を見るならここが一番!
そんなゴールドスークの中で最も圧巻だったのが、こちらの「Al Romaizan Jewellery」という店。この店の中だけ異様に明るいので、一際目立ちます。
店内は金、金、金、そして金!ダイヤやルビーといった宝石類は一切なく、ただひたすらに金だけを集めたお店です。
商品は、主にネックレスやブレスレット。実際にここで購入している人も沢山居ました。
クレオパトラが身に付けてそうなゴージャスな首飾りもありますが、本当にこんな物を付けて町中を歩く人は居るのだろうか…?それにしても、これだけ密度の濃い金を見たのは初めてかも!
と言う訳で、次回はこのゴールドスークで売られている「魔法のランプ」について調査します!→ドバイで買える【魔法のランプ】種類と価格を調査!スークで値引くと幾らになる?
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