ザルツブルクの祝祭劇場近くにあるレストランTRIANGEL。トリップアドバイザーの高い口コミ評価を信じて訪れたのですが、そのあまりにも力の抜けた料理の味に絶句…!
リーズナブルなメニューも多いですが、安かろう悪かろうと言った感じのレストラン。高い口コミ評価があっても侮れない、そんなレストランをご紹介したいと思います。
口コミ評価4.5!祝祭劇場近くのレストラン
今回ディナーに訪れたのは、ザルツブルク旧市街にあるこちらのレストランTRIANGEL。祝祭大劇場のすぐ近くにあります。
飾り気の無い白い壁面の建物の1階にあるレストラン。この時の時刻は20時過ぎ、流石に夏季とあってテラス席は満席でした。
でも店内はガラガラ!夕食時間帯、このガラ空き具合はちょっと心配になりますが、まぁ夏なのでテラス席が盛況なら問題ないかと…。
とは言え、JAZZの音楽が流れる店内はちょっと良い感じの雰囲気ですし、店員の愛想も良いので気分は悪くないです。
今回このレストランTRIANGELに決めた理由、そればずばり口コミの良さ。トリップアドバイザーを見ると、殆どの人が高評価を付けている人気店となっています。
トリップアドバイザーの口コミ評価は、これまでの所あまり裏切られた事が無いので、今回もさぞ美味しい料理が食べられると期待して訪れた訳です。
オーストリア料理中心のメニュー
空いている席へ着くと、店員がすぐにメニューを持ってきてくれました。ドイツ語の下に英語が併記されています。
この店はオーストリア料理店という事で、ビーフやラム肉を使った料理のほか、ベジタリアン向けのメニューも用意されていますが、種類はそれほど多くない模様。
アルコールはまぁまぁ充実。グラスワインが1杯€3.5と、オーストリアとしてはなかなかお手ごろですよね。
ビールは0.125ℓから選べる様になっています。Trumer Pilsというオーストリアのご当地ビールですが、飲んでみるとなんだか腑に落ちない味…。フルーティーなのかドライなのかどっちつかずで余韻も無く、ちょっと失敗のビールでした。
全く手の込んでいない料理
料理は2品頼みましたが、まずはスープ。こちらの「Rindsuppe mit Einlage」というメニュー、注文から2分で出て来ましたが、具材の味とスープの味が喧嘩しています。
コンソメベースながら、やや癖のある味。具材を刻んで入れただけという、なんとも手の込んでいない力の抜けたスープだなぁと…。
そしてメインは「Oma’s Schweinsbraten mit Knodel und Krautsalat」。ローストポークにポテト、そしてコールスローサラダのついたメニュー、なんとも飾り気の無い料理ですよね…。
このポーク、味付けがメチャクチャ雑!何も考えずに塩だけ振った様な感じ。硬い軟骨がそのまま残り、肉質もあまり良い感じはありません。味の全く無いポテトは、ねっとりしていてこれも好みじゃないかな…。
暫くすると、店員がこれを使え、とコショーを置いていったので肉に振ってみましたが、まぁ掛けないよりはマシかと。それにしてもこんな雑な料理、イギリスでも出て来ませんよ。
安かろう悪かろう…
お会計は€21.7。オーストリアのディナーでこの価格とは随分とお安いですが、まぁ“安かろう悪かろう”と言わざるを得ない、そんな感想を持ちました。それこそ、大して美味しくないビールの味がまともに思えてくる程です。※価格は為替レート等により常に変化します。
口コミの高評価を信じて訪れたレストランTRIANGEL、ちょっとこれはかなり裏切られてしまいましたね。トリップアドバイザーの口コミでも、こんな事もあるんだなぁと、ひとつ勉強になりました!今回は失敗でしたが、ザルツブルクには美味しいレストランもあるので、それについてはまたの機会にご紹介できればと思います。
TRIANGEL
- 住所:Wiener-Philharmoniker-Gasse 7, 5020 Salzburg
- 営業時間:11:00~24:00
その他、ザルツブルク観光に関する記事一覧はコチラ→ザルツブルク