KLIAエクスプレスは、マレーシア国際空港からKLセントラル駅まで28分、夕方のピーク時は15分おきに運行されているので使い勝手も良く、空港アクセスの王道となっていますが、最近は運賃の大幅な値上げに加え、利用者の急増で車内は混雑。何だか私が数年前に訪れた時と、随分変わってしまいました…。
※クアラルンプール空港アクセスについては、2023年に全線開業したMRTプトラジャヤ線を利用する事で、運賃を大幅に節約する事が出来ます。詳しくはコチラの記事をご覧下さい→KL空港アクセスがたったのRM9.4～！新規開業MRTプトラジャヤ線で行くお得な方法
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運賃の大幅値上げ！割引キャンペーンも終了？
KLIAエクスプレスの運賃は長らく片道RM35だったのですが、その後大幅値上げがされて現在ではRM55！単純に往復するとRM110（≠￥3,000）という事になり、主要先進国も顔負けの高額プライス空港アクセスとなっています。
チケット購入は駅窓口や券売機でも可能ですが、Webサイトから事前にQRコード付きチケットを購入する事も可能。
ただ、このマスターカードのプロモーションも現在では終了。2020年現在、Touch’n Goカードを利用したキャッシュレス決済による15%割引が実施されていますが、こちらも期間限定なので要注意。詳しくは公式HPを参照して下さい。
乗るのに“注意”なエレベーター
クアラルンプール国際空港のKLIAエクスプレスの乗り場は「レベル1」。到着ロビーからエレベーターを使って降りると改札口のすぐ手前に着くので、導線も比較的少なくて済みます。
しかしこのエレベーターが少し曲者！私はこのエレベーターに乗る際、扉が開いて中から人が降りるのを待つ為に扉の横に避けていたのですが、外のボタンを押していたにも関わらず、乗ろうとした瞬間に扉が閉まってしまい、乗れずに行ってしまいました…。扉の開閉が速く、しかもボタンの反応が鈍いので、乗る時には注意が必要です。
エレベーターを降りるとすぐに券売機とチケット窓口。上記の通り、この券売機でもマスターカードのプロモーション対応らしいですが、窓口では適用されないので、現地で購入する際は必ず券売機を利用する様にして下さい。
KLIAトランジットも同額
チケットを持っていれば改札口へ直行！日本の鉄道と同じ様に、リーダーにチケットのQRコードをタッチすればゲートが開きます。
KLIAエクスプレスは日中20分おき、夕方は15分おきに運行されています（時刻表はココから参照できます。pdfもダウンロードできるので、スマホに入れておくと便利です）。
KLIA 1は始発ではない
運賃の他にもう一つ、私が以前マレーシアを訪れてから大きく変わった事は、マレーシア国際空港に「ターミナル2（KLIA 2）」が出来た事。これによりKLIAエクスプレスもKLIA 2発着となった為、空港から乗る際にこれまでのターミナル（KLIA 1）は始発ではなくなってしまいました。
以前はホームへ到着すると出発待ちの電車が止まっていてすぐ乗る事が出来た上、座席や荷物置き場の確保も容易だったのですが、今回はKLIA 2から既にある程度人が乗っている状態なので結構焦ります。
この時は19時頃の列車でしたが、乗車率は座席の6割が埋まるほど。しかし日本のセミクロスシートの様な4人掛けのボックス席が殆どなので、多くの場合はそこに2名ずつ座るだけで満杯！列車が動き出した後も座席を探す人が車内を放浪する姿があるくらい、人は多い印象でした。
KLIAエクスプレスの座席幅やシートピッチは結構狭く、日本の中距離列車と同じくらいです。クッションが付いて座り心地は悪くないですが、このシートにギュウギュウ詰めでは座りたくないですよね。
運賃を値上げするならば、せめて転換式クロスシートを導入するなどサービス向上にも努めてもらいたいものです。
サービスの低下を実感
という訳で、遅延も無くKLセントラル駅へ到着しましたが、あの快適だった特急列車が随分と改悪されたなぁと思いました。KLIA 2がLCCターミナルならば、せめて2本に1本はKLIA 1を始発にするなど列車サービスにも格差をつければ良いのに…。
加えて、以前に比べて利用者の大幅な増加を実感しましたが、運行本数は4年前とほぼ変わらず。それでいて運賃の大幅な値上げですから、利用者に対するサービスは大幅に低下した事になりますね。
今後ますます増える事が予想されるマレーシアの観光需要。それに伴うKLIAエクスプレスの混雑。そろそろ10分間隔での運行も近い？今後に期待です。
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