東京音楽大学【中目黒】新キャンパス予定地を見に行く。

前回の記事では、「東京音楽大学」の充実したカリキュラムを見ていきましたが、そんな中で先日、2019年4月開校が予定されている東京音楽大学の“新キャンパス”の建設予定地を視察しに行って参りましたので、その現状をお伝えします。

※この記事は2016年に執筆したものです。中目黒キャンパスは2019年4月にオープンしました!詳しくはコチラ東京音楽大学公式HP

東京音楽大学の都心回帰

元々「池袋」という都心にキャンパスを構える東京音大が、新たに「中目黒」へ進出するというのは、主要大学における昨今の「都心回帰」の流れを受けての事だとは思いますが、集客性に富んだ池袋に加えてハイカラな中目黒とは何とも好立地、音大志望者の囲い込みが加速するのではないでしょうか。

新キャンパス予定地の場所は、東京都目黒区。東急東横線の「中目黒」と「代官山」の中間に位置し、それぞれ徒歩4分程度の好立地です。地下鉄“副都心線”との直通運転が開始された事により、現在の池袋キャンパスのある「雑司ヶ谷」とも1本で行く事が出来ます。渋谷や恵比寿、そして横浜方面からも好アクセスであり、首都圏広域から学生が集まって来そうです。

目黒川を渡る最高の通学路

東京音大“中目黒”新キャンパス (2)

私は中目黒駅から向かいました。中目黒には東横線の「特急」が停車し、地下鉄日比谷線も乗り入れている事から、代官山駅よりもコチラの方がメインアクセスとして認知される事でしょう。

東京音大“中目黒”新キャンパス (3)東京音大“中目黒”新キャンパス (4)

正面改札から出て、左へ向かいます。 駅前は小さな雑居ビルが建ち並ぶこじんまりとしたエリアですが、人通りが多く賑わっています。

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最初の信号を渡って、そのまま正面の裏通りへと入って行きます。

東京音大“中目黒”新キャンパス (8)東京音大“中目黒”新キャンパス (9)

数十メートル進んだ所に「別所橋」がありました。ここ「目黒川」は、春の桜やクリスマスシーズンのライトアップで有名な所ですね。登下校の際にここを通るなんて、何とロマンチックな事でしょう!この点も、東京音大が選ばれる理由の一つになる事間違いないと思います。

意外と小ぶりな建設予定地

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その先の突き当たりを左に曲がると、すぐ建設予定地が見えてきました。緑のフェンスに囲まれた広い敷地、奥には木々が生い茂っていて、おおよそ自然公園の様な感じもしますが、勿論立ち入る事は出来ません。

東京音大“中目黒”新キャンパス (12)

つい最近、地質調査が行われた様ですね。尚、この建設予定地の南東側にあった通路はフェンスで塞がれており、抜け道として利用出来なくなっていました。

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こうして見ると広い敷地ではありますが、大学の校舎が建つ立地としては狭く、都市型キャンパスとして小ぶりなものになる事が予想されます。

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この8000㎡の敷地は、南側から北側にかけて段々と傾斜がかかっており、それがどの様にキャンパス建設に生かされるかが気になる所です。下と上では、建物の2階程度の差くらいにはなるので、流石にフラットにする訳にはいかないでしょう。

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駅から離れた北側には、木々が生い茂っています。新キャンパス建設後も、こういった自然を残し、周辺環境に配慮したものになるのでしょうか?

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イメージ図を見ると、多くの木々に囲まれたキャンパスが描かれていますので、一定の配慮はされるものと思います。また、キャンパス建設に伴って、周辺の道路の拡張や歩道の整備も行われるのかもしれませんね。

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敷地の北側は一方通行の狭い道路ですが、代官山駅方面からの車の抜け道となっている様で、多くの車がひっきりなしに通行していました。現状では歩行空間としてガードレールが設置されているものの、多くの学生が集う場所にするとなれば、明確な歩道の整備は必須だと感じました。

東京音大“中目黒”新キャンパス (5)

若者だけではなく多くのインテリ層からも支持される街「中目黒」への進出は、多くの大学が羨む事と思います。このまま「東京音楽大学」の一強時代に突入してしまうのでしょうか…?

その他の音大も見るべく、次回は「武蔵野音楽大学」の江古田キャンパス立替工事の現場の模様をお伝えします。