ロシア・サンクトペテルブルクにある【聖イサク大聖堂】は、19世紀に建てられたヨーロッパでも有数の規模を誇る大聖堂のひとつ。行ってみると、ロシア正教会とは思えないほど壮大な空間で、とても見応えがありました!
サンクトペテルブルクで1位2位を争うほどメジャーな観光スポットとあって混雑必須ですが、今回は通常の営業時間とは異なる夜間営業の時間帯に訪れた所、教会内はガラガラ!とても空いていて快適、そんなお得な夜間営業の訪問について、今回はチケット購入から入場まで詳しくレポートしていきたいと思います。
♪こちらも合わせてどうぞ→「サンクトペテルブルク」記事一覧と旅行ガイド
目次
教会へのアクセスとチケット売場
聖イサク大聖堂があるのはコチラ。ネフスキー通りの東端から南におよそ500mの所にありますが、近くに地下鉄の駅が無いので、アクセスはバスがおススメ!5番or 22番のトロリーバスがネフスキー通りから直通しています。
“Isaakievskaya Square”のバス停から100mほど歩くと、金色のドーム屋根を持つ大きな教会が見えてきます。1858年に建設された聖イサク大聖堂、レンガ造りの外観は高さ・奥行きとも100mを超えるとあって、なかなか迫力がありますね!
聖イサク大聖堂のチケット売場は、教会北側の角にあります。窓口または横の券売機(英語切替対応)で購入。巨大な教会は外周だけでも400m近くあるので、チケットを買いに行くだけでも一苦労です…。
チケットの種類と夜間営業
イサク大聖堂の入場には2種類のタイプがあって、一つは大聖堂内部の観覧、もう一つは大聖堂のドーム屋根に設けられた展望台に登る事ができるアトラクション。
それぞれ個別チケットの他、2つがセットになったチケットもありますが、残念ながら割引はありません。
- Cathedral(大聖堂の内部のみ)…350RUB
- Colonnade(展望台のみ)…200RUB
- Cathedral+Colonnade …550RUB
- Cathedral(夜間営業)…400RUB
- Colonnade(夜間営業)…400RUB
今回は、教会内部と展望台それぞれのチケットを購入。
尚、夏季(5月~9月)の間は、通常営業時間(10:30~17:30最終入場)の後に18:00~22:30(22:00最終入場)で夜間営業も行われていて、今回私が訪れたのもこの夜間営業です。入場料は割高ですが、口コミによるとこの時間はとても空いていて快適に観られるのだとか。
エントランスは、内覧・展望台ともに教会の南東側にあります。自動ゲートになっていて、チケットのバーコードをかざすとバーが回転する仕組み。内覧と展望台は別の入口になっているので注意が必要です。
ロシア正教らしくない壮大な空間!
それでは、先ずは教会内部から見学します。中へ入ると、これまたスケールの大きな空間に惚れ惚れ!大理石の壁面に金の装飾、巨大なドーム屋根を中心に壮大な空間が広がっています!
これまでに訪れたロシア正教会とはまるで異なる内装、何だか西欧のカトリック教会に来た様な雰囲気!でも壁に埋め込まれたイコンや聖人画の独特なタッチを見ると、やはりここがロシア正教会である事を感じさせられます。
中央ドーム屋根の内側には、ロシア芸術で有名なカルル・ブリュロフ作「聖母マリアの栄誉」の絵画があります。青を基調とした周りの装飾もなかなかステキ!
この聖イサク大聖堂の建築は、18世紀に活躍したフランス人建築家August Ricard de Montferrand(オーギュスト・モンフェラン)によるもの。“歩き方”の情報によると、教会建設にあたっては軟弱地盤改良工事などの影響もあって、実に40年もの歳月が掛かってしまったのだとか。
教会内には、この建築に使われたとされる杭や柱の模型が展示されています。設計者の人生を掛けた、まさに一大プロジェクトだったのでしょう。
オーディオガイドとショップ
尚、館内ではオーディオガイドのレンタルも行われていて、日本語もあります。入口横のカウンターで受付。
その他、教会の中にはショップもありますが、夜間営業では既に閉店していました。聖人が描かれた置き物を中心に、イースターエッグやガイドブックも売られています。
ドーム屋根の展望台
さて、続いては展望台の方へ!内覧と同じく自動改札を通って入場した後は、この様な螺旋階段をひたすら登って行きます。最後は屋外の階段を登ると、展望台へ到着!
展望台は、教会中央の巨大なドーム屋根の周りに設けられた回廊になっていて、360度景色が見渡せます。通路の幅は2mくらいあって、思っていたよりも広いです。
風が少し強いので、夏以外は防寒対策をした方が良いかもしれません。
この展望台の高さはおよそ60mと大した高さでは無いので、眺望はイマイチ…。でもこの時は丁度サンセットの時間帯と重なって、西の方にはなかなか幻想的な景色が楽しめました!
このサンセットを狙って来ている人も多い様ですが、それでも人の数は限定的。時刻は既に21:30を回っていましたが、やはりこの時間は空いているのでゆっくり出来て良いですね。
空いている夜間営業はおススメ!
と言う訳で、サンクトペテルブルクにある聖イサク大聖堂、ロシア正教会とは思えないほど壮大な空間は見応えありです!
団体客が大型バスが大量に乗りつける様なメジャースポットですが、今回の様に夜間営業で訪れればゆったり観光出来るのでおススメ!夏季に訪問の際は、是非利用してみて下さい!
聖イサク大聖堂の営業時間
- 通常営業:10:30~18:00(大聖堂)、10:00~18:00(展望台)
- 夜間営業:18:00~22:30(大聖堂・展望台)
- ※入場は各々閉館の30分前まで、夜間営業は夏季(5月~9月)のみ
- ホームページはコチラ
「サンクトペテルブルク」記事一覧と旅行ガイドはこちら↓