モスクワ・ドモジェドヴォ空港のラウンジ巡り、最後はS7航空ラウンジをレポートします!
S7航空ラウンジは国際線・国内線共にあって、この空港を拠点とするS7航空の名がついたフラッグシップ・ラウンジといった位置づけのラウンジ。洗練されたデザインの内装ながら、利用者も多くてあまり寛げませんでした…。
しかしビュッフェの味はレベルが高く、国内線ラウンジとは思えないクオリティの高さにビックリ!今回は朝食タイムと午後の2回訪れて、それぞれ試食してみました!
セルフチェックインで入室
ドモジェドヴォ空港(国内線)のS7航空ラウンジですが、場所は出発エリアのメインコンコースより一つ上の階。昨日お伝えしたAirport Business Loungeの向かい側に入口があります。
入室条件は、S7航空およびワンワールド加盟航空会社便のビジネスクラス利用者、または上級ステータスホルダー(サファイア以上)です。
中へ入ると右側にレセプション。ボーディングパスを提示すると、カウンターにあるスキャナーにバーコードをかざす様に言われました。どうやらセルフチェックインになっている模様。
また同時に、このラウンジでは搭乗便の時刻等の案内放送は無いと言われました。ここへ来る前に訪れたプライオリティパスのラウンジでは何れも放送があったのに、航空会社運営のラウンジで無いなんてちょっと意外…。運行情報は、掲示板で常に確認しておくのが良いと思います。
開放感のあるラウンジ
ラウンジは大きな窓に沿った明るい空間で、隔たりの無い一続きの空間に様々なシートが配置されています。広さ的には大した事無いですが、天井が高いので開放感は抜群!
ラウンジ内には様々な色や形のシートがありますが、何れもテーブルがセットになっているので、まるでカフェの様なインテリア。“Dining”や“Library”など区分けはされておらず、どのエリアも満遍なく色々なシートが配置されています。
シートタイプは様々で、用途に合わせて使えるのは良いですが、一部を除いて座席同士のシートピッチが狭いので、せせこましい感じは否めません…。JALやANAのラウンジもそうですが、近年の航空会社運営ラウンジはほんと人数を捌く事に必至な感じがしますね…。
ラウンジ奥のエリアは一段高くなっていて、ここは背もたれの高いシートが配置されています。恐らく“リラックスゾーン”という位置づけなんだと思いますが、ここもシートピッチが狭いので人口密度がハンパ無い…。
その他、モコモコのパーティションで覆われた個人様のスペースや、ファーストフードの様な簡易的な椅子&テーブルの席もある等、座席のバラエティは凄く豊かです。
Silent Lounge、シャワー
尚、レセプションの横の階段を上がると小さな小部屋があります。ここは“Silent Lounge”になっていて、仮眠できそうな大きなソファーも配置。ただ、ここに居るとどういう訳か係員が頻繁にチェックしに来るので、あまり落ち着きません…。
また階段付近にはトイレ等のサニタリースペースがあって、シャワー設備も完備。
味のレベルが高いビュッフェ
続いて、ビュッフェのメニューをチェック!今回はランチの後のアフタヌーンタイムに訪れましたが、スープが2種類にホットミールが4種類、その他サラダ等もあって、国内線にしてはなかなかの充実振り!
サラダは個別に盛りつけられた小鉢になっていて、なかなかオシャレです!抹茶のフムスにチキンのパテ、モッツアレラのサラダの3種類。
また、このラウンジには帰国の日の朝にも訪れましたが、朝食メニューでは複数のサンドイッチやピンチョス、スペイン風オムレツ等もあって、こちらもメニューはとても充実!
ランチ、朝食、それぞれ少しずつ試してみましたが、味はいずれもGood!チキン・パテの野菜ペーストは風味豊かですし、朝食のクロワッサン、デザートのチョコムースも美味しいです!
国内線のラウンジでまさかここまでレベルの高い食事が出来るとは、S7航空もなかなかやりますね!
アルコールはBarカウンターで
一方、ドリンクはあまり種類が多くなく、ソフトドリンクは冷蔵庫に入っている水やジュースの他、エスプレッソマシンで出すコーヒーのみ。
アルコールはビュッフェの横にあるBarで注文する形になります。ちょっとオシャレな感じなのは良いですが、自由に飲めないのは辛いところ(泣)。
アルコールは無料…かと思いきや、スパークリングワインを注文した所「シャンパンなら4種類ある」と言われて、値段の書かれたリストを出されたのでビックリ!グラスでの注文は出来ない様で、最低でもハーフボトルが1,800RUB…。その他ワインもボトルでの提供となる様で、流石に空港ラウンジでこの出費は痛いですよね。
そこで、何とかはぐらかして安そうなビールに逃げました(笑)。しかし幸いな事に、ビールに限っては無料なんだそう。
このビール、麦の豊かな甘みを感じる上スッキリした飲み心地、なかなか美味しいビールです!
食事は○!居心地は△…?
と言う訳で、今回はモスクワのドモジェドヴォ空港(国内線)で3つのラウンジをハシゴしましたが、食事のレベルに関してはこのS7航空ラウンジがダントツトップ!ただ、狭いシートピッチと混雑の具合を鑑みると、居心地の良さに関してはどうしても低い順位をつけざるを得ない、そう感じました。
それでも、国内線ラウンジでこのクオリティは凄い!JALのDPラウンジも少しは見習ってもらいたいものですね。
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