ロンドンの中心部、オックスフォードSt.近くの裏通りを歩いていたら、レンガ造りのちょっと特異なデザインの教会を発見!フラッと立ち寄ってみた所、これがなかなかステキな教会でした!
内部は見た事も無い斬新な色合いの内装で、地元の信者達が静かに祈りを捧げるとても厳かな雰囲気。観光客は誰もおらず、とても神聖な気持ちになれる教会です。
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繁華街近くの静かな場所
今回訪れたロンドンの教会ですが、名前は「All Saints Margaret Street」。場所はロンドン市街の中心部、オックスフォードSt.に程近い所にあって、地下鉄Oxford Circus駅から徒歩5分程で行ける所です。
オックスフォードSt.から2ブロック北側、Margaret St.という名の細い一方通行の道沿いに建つAll Saints教会。繁華街のど真ん中にありながら、裏通りに面している為か、人通りも少なく静かです。建物の密集遅滞にあるのでちょっと分かり難いですが、少し離れた所から見える細長い塔が目印。
歴史を感じる赤レンガの教会
教会は赤と黒を組み合わせたレンガ造りの建物。衛星写真で見ると分かりますが、教会本体の建物は奥にあって、その手前には中庭があります。
周りの建物と比べてもここだけ特異な存在で、思わず「おっ」と足を止めてしまいました!
資料によると、この教会は1850年~1859年にかけて建設されたもので、ゴシック調のデザインを取り入れたビクトリア様式。これは当時のイギリスで流行った建築様式なんだとか。
所々黒ずんだ外観を見ると、恐らくこれまで主だった改修工事も無くここまで来たのでしょう。建設当時のまま残っているとすれば、大変貴重な存在ですよね!
中庭の奥に教会の入口。私が入ろうか迷っていたところ、信者と思われるおじさんが親切にも扉を開けて、中へ招き入れてくれました!
モザイク状のデザインが素敵!
教会内部は、これまた斬新なデザインでなかなか素敵!モザイク状の柄が施された壁面に、先が尖った形をしたアーチ状の梁、祭壇は金の枠に沢山の聖人が描かれています。
中世から続く伝統的なデザインを取り入れながらも、当時の新しい素材を使用したという内装。この教会は、イギリスの文化遺産を管理する政府機関English Heritageによって、英国内における“最も重要な建物10選”にも選ばれたのだとか。
構造的には、身廊とその両側の側廊、そして祭壇のある内陣があるだけのシンプルな間取りの教会ですが、身廊と側廊を隔てる柱が少ない為か、両者が一体化して大きな広間になっています。
この時はミサも何も行われていませんでしたが、物凄く厳粛な雰囲気に圧倒されます!何か見えない力でも働いているのか…、正に宗教施設の極みの様な教会です。
歴史の重みを感じるステキな教会!
どのガイドブックにも載っていないマイナーな教会ですが、とても見応えのあったAll Saints。オックスフォードSt.からすぐ近くなので、ショッピングや観光の合間にプラっと立ち寄れるのが良いところ!
ただし、観光に特化した教会では無い為、あまり興味本位で長居するのは得策では無いのかもしれませんね。教会HPはコチラ。
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