バルセロナ大聖堂(サンタ・エウラリア)見応え抜群!チケット・内装など

スペイン・バルセロナの観光と言えば、アントニ・ガウディの建築物が定番ですが、こちらも負けていなかった!今回訪れたバルセロナ大聖堂(サンタ・エウラリア大聖堂)は、建築から500年もの歴史を持つ古い教会で、その重厚な内装は見事!

昨日ご紹介したグエル低なんかよりも、ずっと見応えのある観光スポットでした!

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呼び方いろいろ、古い教会

バルセロナ大聖堂は、スペイン・バルセロナの旧市街に建つ古い教会です。正式にはLa Catedral de la Santa Creu i Santa Eulàliaという名前で、「サンタ・エウラリア大聖堂」と呼ばれる事が多い様ですが、単に“カテドラル”と表記したガイドブックもあります。

バルセロナ大聖堂のファサード

黄土色をした立派なファサード!ネオゴシック様式のファサードは1880年から1890年にかけての建築、またその後1913年にかけて両サイドに聳える2つの塔が建てられたそうですが、教会内部の建築は15世紀半ばだそうで、メチャクチャ古い教会という事になりますね!

バルセロナ大聖堂前広場

ゴチャゴチャした旧市街にありますが、教会前が広場になっているので、教会正面から全景を眺める事も容易いです。この広場には変わったパフォーマーも多く居て、なかなか楽しめる所でした!

入場料と服装

バルセロナ大聖堂服装

観光の入口は、広場に面した正面エントランスにあります。宗教施設なので、タンクトップやハデな服装は厳禁!

バルセロナ大聖堂の貸し服

入場にそぐわない服装の場合は、はおる物を€2でレンタルする事になります。有料とは言え、ビニル袋で包装されているので安心!ここはかなり良心的ですよね。

バルセロナ大聖堂のチケットブース

中へ入ると窓口があって、ここでチケットを購入します。このバルセロナ大聖堂は“入場無料”という情報もあったのですが、不覚にも料金は€7…。私は現金で支払いましたが、カードリーダー端末が置いてあったので、恐らくクレジットカードも使えると思います。※価格は為替レート等により常に変化します。

重厚な内装が凄い!

バルセロナ大聖堂の正面エントランス

それでは早速中へ!正面エントランスは入口専用で、出口は別の所にあります。

バルセロナ大聖堂MAP

教会のMAPを見てみると、バシリカ式の講堂があって、その横に大きな回廊を持つ構造になっています。観光順路としては、先に教会を見てから回廊の方へ進む形になる様です。

バルセロナ大聖堂/聖歌壇

入ってすぐ、目の前にいきなり聖歌壇が現われて、その奥に壮大な景観が広がっています!ファーストインプレッションは、とにかく古い!

ファサードは19世紀後半のものですが、この講堂の建築はなんと1448年とのこと!

バルセロナ大聖堂の歴史

教会の歴史は更に古く、起源は3世紀ごろとされていて、この大聖堂が建つ前に前身となる教会があったらしい。内装の中には、教会が建築される15世紀以前に造られた物もあるそうで、その長い歴史が見て取れますね。

バルセロナ大聖堂の大きさ

外から見たら大した事無いですが、講堂の大きさもなかなかのもので、長さ79m幅25m、高さは26mにもなるのだとか。古めかしい壁面に壮大な講堂、重々しくてとても見応えがあります。

ステンドグラス/バルセロナ大聖堂

教会内には所々にステンドグラスが設置されていますが、こちらも色鮮やかで美しいですね!この教会にあるステンドグラスはデザインが統一されていて、聖人や紋章などが一定の配置になる様に造られているそうです。

威厳漂うパイプオルガンも迫力!

バルセロナ大聖堂のパイプオルガン

この大聖堂のパイプオルガンは、教会中央の側廊の壁に埋め込まれています。その巨大な佇まいは、遠くから見るだけでも迫力満天!

パイプオルガン/カテドラル/バルセロナ

このオルガンは1985年から1994年の間に修復されたものの、製造自体は1537年から1539年の物だそうで、そこら辺の教会にあるパイプオルガンとは格が違いますよね!

大きさも然る事ながら、古い資材が使われているので貫禄があります。

concert

尚、このパイプオルガンを使ったコンサートが、毎年秋から翌年春にかけて月1で開催されているそうなので、予定の合う方は是非!スケジュールは、教会HPの中のThe organという項目から見る事ができます。

祭壇の地下室と聖エウラリアの棺

祭壇/バルセロナ大聖堂

壮大な教会ながら、祭壇はシンプルで質素な造り。昇天した聖人の周りに6人の天使が居るデザインです。

祭壇の地下への入口/バルセロナ大聖堂

それよりも、珍しいのがこちらの地下室。祭壇の手前に階段があって、そこには小部屋が1つ。係員のチェック等もなく、誰でも自由に出入り出来る様です。

小部屋と棺/バルセロナ大聖堂

小部屋の中央には棺があり、その周りに細い回廊があります。椅子も設置されていて、ここでお祈りしている人も見かけました。

棺/聖エウラリア

手元の資料によると、この棺に収められているのはこの教会の主である聖エウラリアという人物。ここは「聖エウラリアの地下」と呼ばれ、14世紀初頭に建設されたのだとか。

棺には聖人の彫刻が沢山あってちょっと気味悪い感じもしますが、主の眠る地下室へ簡単に出入りできるなんて、他ではなかなか見られないですよね。

最後は教会横の回廊へ

回廊/バルセロナ大聖堂

順路の最後は、教会の横にある回廊へと向かいます。こちらも教会と同様、とても歴史を感じる造りでGood!

バルセロナ大聖堂のギフトショップ

バルセロナ大聖堂のミュージアム

回廊の中には、ギフトショップやミュージアムも。ミュージアムでは12世紀頃とされる貴金属の装飾品などが見られますが、この中に限っては撮影が出来ない模様。

鳥/バルセロナ大聖堂

また、どういう訳かここでは鳥が飼われています。この鳥は雁の仲間だそうですが、人なつっこいのか観光客が居る所に集まって来ていました。

見応えあり!バルセロナ大聖堂

catedral-barcelona-santa-eulalia

と言う訳で、バルセロナ大聖堂を観てきましたが、歴史の重みを存分に感じる事の出来る壮大な教会で、見応えは抜群!夕方に訪れましたが比較的空いていますし、観光客がドっと押し寄せるサグラダファミリアと違ってとても静かな所も良し!

無料とはいきませんが、ガウディのアパートメントなんかよりも満足度はずっと上!フラッと気軽に立ち寄れるのも良いですね。機会のある方は是非訪れてみて頂ければと思います。

バルセロナ大聖堂の営業時間(観光のみ)

  • 平日:12:30~19:45(19:15最終入場)
  • 土曜:12:30~17:30(16:45最終入場)
  • 日曜・祝日:14:00~17:30(16:45最終入場)

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