ハノイで最大の湖(西湖Hồ Tây)の畔にある小さな寺院「鎮武観(Đền Quán Thánh)」。昨日ご紹介した鎮国寺のすぐ近くにあるので、ついでに訪れてみました。
行ってみると、歴史を感じる本堂と重厚感のある内部の装飾。また、ハノイで最大と言われる重さ4tもの銅像「玄天鎮武神像」が祀られているなど、小規模の割になかなか見応えのある寺院でした。
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鎮武観へのアクセス
鎮武観の場所ですが、ハノイで最大の湖(西湖)の南東側にあります。昨日ご紹介した「鎮国寺(チュア・チャン・コック)」のすぐ近くにあって、これら2箇所をセットで訪れる観光客も多いのだとか(私もその内のひとり)。
Google Mapで“鎮武観・ハノイ”と入力しても出てこないので、その場合はベトナム語で“Đền Quán Thánh”と検索すると出てきます。タンロン遺跡にも近いので、そのついでに歩いて訪れるのもアリですが、一応“192A Quán Thánh”というバス停が最寄にあります。
“観武鎮”と書かれた白い石造りのファサードが目印。なかなか歴史を感じる佇まいですよね!
入場料は1万ドン
鎮武観の入場料は10,000ドン。チケットは無く、入口の係員に現金を支払うだけでOK。※価格は為替レート等により常に変化します。
エントランスを抜けると中庭があって、その奥に本堂が一つある構造をしています。ここもそうですが、ハノイの寺院ってほんと西洋人が多いですよね。
本堂の前には「ヌイノンボ」と呼ばれる仮山の一種。盆栽の様な形をしたヌイノンボは、ベトナムの寺院はでよくある物なんだとか。
木々の生い茂った中庭にはベンチもあるので、ここに座って涼むのも良いかもしれません。風も通るのでなかなか快適です!
ベトナム最大の銅像「玄天鎮武神」
続いて、本堂の方へ!大きな建物ではありませんが、なかなか歴史を感じる佇まいですよね!正面入口は開いていて、自由に中へ入る事が出来る様になっています。
この鎮武観が建てられたのは1677年という事ですが、この寺院の歴史はそれよりも遥かに古く、建立は11世紀ごろにまで遡るらしい。元々は、ここより少し南にある「タンロン城」を北からの脅威(当時の中国)から守る為に造られたそうですが、そう考えると今の南シナ海の問題にも通じるものがありますよね。いつの世も…と言った感じです。
中は意外に広く、黒・赤・金のコントラストが見事!これまでに見て来たハノイの寺院の中でも、ここは一際重厚感があって見応えあります!
この寺院の最大の見所は、この「玄天鎮武神」の像。高さは4mほどですが、重さは4tもあって、ベトナム最大の銅像と言われているのだそう。
亀と蛇を携えたこの玄天鎮武神像の足に触れるとご利益があると信じられているそうですが、これに触れて良いものかちょっと分からず…。
鎮武観の基本情報
- 住所:Thanh Niên, Quán Thánh, Ba Đình, Hà Nội
- 拝観時間:7:30~17:00
- アクセス:路線バス(14・45・50番)192A Quán Thánh下車すぐ
以上、鎮武観についてお伝えしました!この近くにある鎮国寺に関する記事も併せてご覧下さい→ハノイ最古の寺院「鎮国寺」Chùa Trấn Quốc (チュア・チャン・クオック)
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