今回、成田空港から搭乗したマレーシア航空はサテライトからの出発だった為、本館でラウンジをハシゴした後サテライトへ移動し、最後に入ったのがサテライトターミナルのサクララウンジでした。ちょうど朝食の時間帯という事もあって、ラウンジ内はかなりの混雑！そんなサテライトのサクララウンジ、朝の混雑状況をレポートします。
※このラウンジは2023年4月に完全閉鎖となりました。
サテライトのサクララウンジ
成田空港第2ターミナルのサテライト。かつては本館とシャトルで結ばれていましたが、数年前にシャトルが廃止、その跡地にカフェ等の商業施設や「SKY LOUNGE 和」という休憩スペースに変わりました。
それは良いのですが、両ターミナル間はおよそ300mもあるので移動が結構大変…。一応“動く歩道”はあるのですが、商業施設に誘導したい為か設置されている距離が少なく、導線の半分以上は普通に歩く事を余儀なくされます。結局、シャトルの廃止は“節電”の為だった事は容易に想像がつきますね。
サテライトに着いて右へ進むとすぐにあるのがJALのラウンジスペース。ここもサクララウンジとファーストクラスラウンジは入口が一緒、中で分かれていて、例の如く格下のサクララウンジは下層階への移動を余儀なくされます。
“朝食”時間帯の混雑状況は？
階段を降りてサクララウンジの中へ。このラウンジは、入口から窓に沿って奥へ延びていく構造をしていますが、ラウンジ内のどこへいても自然光が入る構造なので、明るさは申し分無し。
しかし椅子同士の間隔が狭く、シート配列が詰め込み仕様なので圧迫感があります。また天井も低く、本館3Fの開放感溢れるラウンジとは雲泥の差。
空席もあるにはあるのですが、殆どが相席仕様なので実質空席無しも同然です。昨今の羽田への移管によって、これでも一時期よりはマシになったのかもしれませんが、リラックスできる雰囲気では到底ない模様…
食事とアルコールのメニュー
サテライトのサクララウンジで食べられる食事メニューは、基本的には本館と一緒。仮眠室やキッズルームはありませんが、一応本館と同じサービスが提供さる様になっているんですね。
でも見たところ、品切れになっているメニューもちらほら。余りにも利用客が多い為か、仕入れが追いつかないのかもしれません。サテライトにもう一つあるカンタス航空ラウンジでも食事は提供されていますが、「飯」「味噌汁」といった日本らしい朝食が食べられない事から、このサクララウンジに利用者が集中してしまうのでしょう。
アルコールも同じ銘柄。ウイスキーは「シーバスリーガル」「バランタイン」「ボウモア」のスコッチ12年物の他、「ジャックダニエル」「ワイルドターキー」といったアメリカン･ウイスキーも置いてあります。
ビールはサッポロ！おそらく「黒ラベル」かと思います。
サテライトは「カンタスラウンジ」がベスト？
朝の時間帯、サテライトのサクララウンジを覗いてみましたが、人が多くて騒がしい印象…、とても落ち着ける雰囲気ではありませんでした。サテライトのラウンジは、このサクララウンジとカンタス航空ラウンジとの2者択一ですが、日本人にとってあまりカンタスの方は一般的ではないのでしょう。
確かに明太子や卵焼きなどはありませんが、私が以前訪れた時はクロワッサンにスープ、フルーツグラノーラなど朝食らしいメニューもある程度揃って不満は無し。
どうしてもサクララウンジでガッツリ食事がしたい場合は、本館3Fで食べた後サテライトに移動し、カンタス航空ラウンジでゆったりと寛ぐ、というのがベストの様な気がします。折角の空港ラウンジ、人混みに囲まれて朝食を食べても美味しくないですからね。
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