ANAで羽田からドイツのミュンヘンへ到着した後、ここからルフトハンザドイツ航空に乗り継いでスペインのマドリードを目指します。
今回は、最初からANAの機内販売「村尾」を購入する予定だったので、スーツケースをマドリードまでスルーにせず、ミュンヘンで一旦ピックアップして預けなおす必要があります。
そんなミュンヘン国際空港における乗継、および荷物を預けなおした場合どのくらい時間が掛かるのか?検証してみました。
機内販売で酒(液体物)を購入
今回のフライトはANAからルフトハンザドイツ航空への乗継なので、通常ならば荷物はそのまま目的地までスルーが可能です。
しかし今回は、ANAの機内で液体物を購入。国際線は外部からの液体物が一切持ち込めない為、このままではミュンヘン空港の乗継手荷物検査場で没収されてしまいます。
これを無事に目的地のマドリードまで持って行く為には、ミュンヘンで一旦スーツケースをピックアップして、その中に入れてから受託手荷物として預けなおす必要があります。
その為、出発地の羽田空港でスーツケースを預ける際に、予め乗継地のミュンヘンで一旦ピックアップする旨を申し出ておかなければなりません。
この時、乗継時間が短いと断られる場合もありますが、今回は同じシェンゲン協定国への乗継で、しかも乗継時間が1時間50分と余裕があったのでOK。
乗継時間は1時間50分
それでは、乗継時間の計測スタート!今回はミュンヘン空港に17:13到着、定時より若干早く到着して助かりました!乗継先のルフトハンザは19:10発なので、その10分前(19:00)までにゲートへ行かなくてはなりません。
ミュンヘン国際空港はターミナル1と2に分かれていますが、ANAやルフトハンザ等の主要な航空会社の多くはターミナル2の発着となっていて、今回も発着ともにターミナル2。ターミナル2は本館とサテライトに分かれていて、無料のシャトルで結ばれています。今回は本館に到着して、サテライトのゲートKへ向かう事になりました。
飛行機を降りて入国審査を通過し、“Baggage”の表示に従って進んで行きます。入国審査場の“オールパスポート”対応のゲートは5つありましたが、ドイツは色々と根掘り葉掘り聞かれる場合が多く、思いのほか時間を要するので注意が必要。
スーツケースをピックアップし、この時点でちょうど17:30。今回はビジネスクラスなので荷物が出てくるのが早く、また入国審査場も行列ができる前に通過できましたが、エコノミークラスの場合は更に10分、15分見ておいた方が良いと思います。
チェックインカウンターへ
荷物を受け取って税関を通り、到着ロビーへ。ここまでちょうど20分!機内で購入したものをスーツケースに入れたら、今度は出発ロビーのチェックインカウンターで再び荷物を預けます。
ミュンヘン空港T2の到着ロビーはレベル3にあたり、出発ロビーおよびチェックインカウンターは一つ上の階(レベル4)。あまり大きな空港ではないと聞いていましたが、大きな吹き抜けの天井で開放感抜群ですね!
ボーディングパスは既に羽田空港で発行されて持っているので、カウンターでは荷物だけを預けたい旨を申し出ます。この時、古いバゲッジタグが付いたままだと混乱の基になるので、予め自分で外しておいた方が良いでしょう。
手荷物検査→ターミナルKへ移動
荷物を預けたら、出発ゲートを掲示板で確認して、該当のゲートへと向かいます。ボーディングパスは12時間も前に羽田空港で発行されているので、そこに記載されたゲートNo.は変更されている場合が多く、必ず確認が必要です。
今回のマドリード行きはK05。ゲートKはサテライトにあるので、カウンターのある本館からシャトルで移動する必要があります。手荷物検査を終えてGate Kの表示に従って進むと、やがてシャトルの乗り場へ到着。
真新しいピカピカのシャトルでサテライトターミナルへ。この時は、およそ4分おきくらいに出ていたと思います。
シャトルを降りたら、表示に従ってK05を目指します。ミュンヘンはパリの様なバカでかい空港ではないものの、導線の長さは成田空港T2と同等、或いはそれ以上な感じがします。
結果:トータル61分
そして漸くゲートK05へ到着!時刻は18:14、ANAのミュンヘン到着から61分という結果になりました。思ったよりも時間が掛かってしまった印象…これではミュンヘンでの乗継が1時間10分を切っている場合、間に合わない事になりますね。しかも今回は人の少ない閑散時間帯で、イミグレ、カウンター、手荷物検査いずれも行列が殆ど無かったですし、それもビジネスクラスのプライオリティを利用したから実現したもの。混雑時にエコノミークラス利用ですと、この倍の時間は見ておかないと危ないと思います。
と言う訳で、ミュンヘン国際空港で乗継の際に荷物を預けなおすとどれくらい時間が掛かるのかを検証してみました!ドイツの国は、他のシェンゲン協定各国と比べてもイミグレ、手荷物検査共に厳しいので、利用の際はぜひ十分に余裕を持つ事をおススメします!
次回は、ルフトハンザ航空ラウンジをレポート!→ルフトハンザ【Businessラウンジ】レポート!ミュンヘン国際空港(K11付近)