マスク必須のJALが嫌で、代わりによく利用する様になった東海道新幹線の東京⇔新大阪間ですが、今年に入ってJR東海ツアーズの「のぞみ」利用プランが大幅値上げされてしまった為、最近は専ら「こだま」を利用する機会が増えました。
片道4時間も掛かる長丁場ですが、しかし乗ってみると意外にも快適!今回は、そんな「こだま」で行く東京→新大阪について、乗り心地などレポートしていきたいと思います。
“こだま・自由席”という選択
今回レポートするのは、東京→新大阪で利用した東海道新幹線「こだま」号の自由席。これまでは「のぞみ」の指定席で一択だったのですが、JR東海ツアーズの大幅な値上げによって断念せざるを得ず、最近は専ら「こだま」ばかり利用する様になりました。
「こだま」は、「のぞみ」や「ひかり」とは違って自由席が多いのが特徴。以前にもお伝えしましたが、「こだま」の普通車指定席は3両しか無い為、選ぶなら10両もある自由席が特におススメです!
しかも自由席の切符なら、指定の当日であればどの列車(こだまに限る)へ乗っても構わないので、旅程に自由が利くのも利点の一つ!但し、これに限っては発券元のプランによる部分もあるので、予約の際には確認が必要です。
終始ガラガラ!平日は特に空いている
そんな「こだま」の自由席ですが、これまで私が乗車した限りいつ乗ってもガラガラ!特に平日の昼間は空いていて、1~2号車や15~16号車であれば1車両貸し切り状態になる事も多いです。
まぁこれはコロナ禍だからという見方も出来ますが、元々平日の新幹線利用は出張族のサラリーマンが殆どで、時間に追われるビジネスマンが「こだま」で東京から名古屋や大阪へ移動なんてまず考えられないですし、また時間に追われないレジャーでの利用であっても、事前予約によって確実に座れる指定席を選びがち。
よって「こだま」「自由席」は“意外な盲点”という事になり、選ぶ人が少ない事から、いつ乗っても空いているという状況になり易い訳ですね。
車内販売は無し、自販機も無い
空いていて快適な「こだま」ですが、車内ではワゴン販売が一切無く、自動販売機も設置されていない為、車内ではお茶1本買う事が出来ないので注意が必要。
よって、乗車駅で買い物を忘れた場合は途中駅のホームで買うしかありません。新大阪始発着の「こだま」であれば、「のぞみ」停車駅と熱海、三河安城を除く駅で必ず4~5分間停車するので、その時間を利用して駅ホームの売店で購入する形になります(但し岐阜羽島は改札内に売店なし)が、弁当を吟味するにはちょっと時間が足りないですよね…。
そこで私はいつも東京駅や新大阪駅の構内で必ず買う様にしているのですが、東京駅の場合は在来線コンコースの京葉線方面にあるecutoに入っている総菜屋で買うと、コスパの良い弁当が手に入るのでおススメです!
いわゆる“駅弁屋”で売っている弁当は割高な上、写真とかなり違ってガッカリする事も多いので、最近はあまり買わない様にしています…。
4時間乗ってみた感想は…
普段は2時間半で着くはずの東京⇔新大阪。流石に4時間もぶっ通しで乗るのは辛いのではないかと思う人も多いと思いますが、実際に乗車してみると意外にも4時間はあっという間!
常に空いた車内は体の自由が利くので疲れ難いですし、通過待ち等で停車している時間が長い為か、長距離を移動してもあまり遠くまで来たという感じがしないです。
それこそ、のんびりとしたローカル線で旅をしているかの様な感覚。駅弁片手に車窓を眺めるにもピッタリですね!気の張り詰めたサラリーマンで埋め尽くされた「のぞみ」なんかよりも、こっちの方がずっと快適!
と言う訳で、東海道新幹線「こだま」の自由席で行く東京⇔新大阪、時間に追われないレジャーでの旅行には是非利用されてみては如何でしょうか?