新たなスポットが次々にオープンするUAEのドバイですが、2018年に出来たのが「ドバイフレーム」。これは黄金の写真フレームの形をした巨大な建造物で、最上階が展望台になっています。
パリの新凱旋門の様なちょっと不思議な建物、その展望台からはどんな景色が望めるのか?行って確かめてきました!
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目次
エントランスがかなり遠い…
ドバイフレームの場所はコチラ。空港とダウンタウンのちょうど中間辺りに位置し、Zabeel Parkという公園の中にあります。
ドバイメトロで向かう場合、レッドラインのAl Jafiliya駅が最寄ですが、これがなかなか遠い…。
と言うのも、Zabeel Park公園の中を通って行ければもっと近いのですが、公園の中へ入る為にはドバイフレームとは別口の入場券が必要らしく、勝手に入る事が出来ません。
公園の周回道路をひたすら歩く事25分、漸くメインゲートへ到着!歩くのが嫌な人は、素直にタクシーの利用がベターです。
入場料は52.5DH、事前予約は必要?
エントランスの両脇にはチケットブースがあります。ここでチケットを購入、クレジットカードも使えます。
入場料は52.5DH(≠1,575円)。決して安くは無いですが、これでもブルジュカリーファの530DHと比べたらおよそ10分の1(笑)!なんだか感覚が狂ってしまいますね…。※価格は為替レート等により常に変化します。
尚、チケットは公式サイトからも購入可能ですが、30分ごとの時間指定が必要となるのが難点。今回訪れた限りでは、ブルジュカリーファみたいに混雑する様な所でもないですし、余程の繁忙期でない限り当日券で十分だと思います。
黄金のタワーを間近で見る
さて、エントランスから中へ入ってドバイフレームの入口へ。ここでは、ドバイフレームを足元から間近で見る事が出来ます。
高さ150m、横幅93mの巨大な建造物。黄金非を取り入れたデザインとの事ですが、どことなくフランス・パリにあるグランダルシュ(新凱旋門)にも似ていますね。
黄金のタワーですが、表面を間近で見てみるとアルミの様に見えて意外と安っぽい質感です。建物の奥行きも極端に短いですし、こんな建物を建てるなんて地震大国ニッポンではまず無理でしょう(笑)。
建物の裏側へ回るとエントランスがあります。ここで再びチケットチェック。今回は夕暮れ時に訪れましたが、整列用のパーティションもあるので、時間帯によってはもう少し混雑するのかもしれません。
伝統的な展示物
中へ入ると、先ず最初に展示物のエリアがあります。オールドドバイで見る様な石造りの建物が再現されている他、伝統的な工芸品等が展示されていますが、特に大きな見所は無いかと。
その先へ進むとエレベーターがあって、ここから上空の展望台へと上って行きます。ブルジュカリーファとは違い、ここでは完全自由行動です。
エレベーターの中も金一色!150mの展望台までおよそ75秒、48階建てのビルに相当する高さなんだとか。
高さ150m展望台の回廊
高さ150mの展望台へ到着!壁の無いスッキリした展望スペースで、思っていた以上に広々としています。
ここには特に目立った施設はありませんが、中央には商業設備が2つ。一つは物販のブースですが、ここで売られているのは何故か殆どがGODIVAのチョコレート。
もう一つのブースはカフェになっていて、ドリンクの他タルトや菓子パンが少し。値段は結構割高で、ベイクド・チーズタルトが一つ15DHもします。
通路の中央はガラス張りの床になっていて、この様に下が透けて見えるという構造。他の客を見ていると、この上に子供を寝かせる親がなんと多い事か(笑)!
この強化ガラスはスクリーンになっていて、時折白く雲って床の様になったり、それが突然消えて透けて見えたりする等、人の恐怖を煽る演出がなされています。
ただ、スクリーン構造である為かガラスが常に白くスモークがかっているので、下の景色があまりクリアに見えないのがちょっと残念…。
どんな景色が見えるか?
この展望台から見える景色がコチラ。ハッキリ言って“大した事無い”というのが正直な感想…。高さも去る事ながら立地的にも中途半端なので、興味を引く様な景色は何もありません。
ダウンタウン方面を望むと多少ビル群等も見えてきますが、この辺りは低い建物ばかりなので、ドバイ特有の“都市”を眺めるという点ではかなり落第点だと思います。
加えて、窓には眺望を邪魔する模様が多数!ドバイフレームのデザインの一部なので仕方ないですが、それにしても景色が見えなさ過ぎ!ここは展望台なんだから、もうちょっと配慮して欲しいと思うところです。
夜景は更に見え難い…
尚、暫く展望台に留まって夜景になるまで待ってみましたが、やはりと言うか想像どおりと言うか…、あまり見応えの無い景色です。やはり建造物が少ない分、光の数が圧倒的に少ないので、夜景を見てもあまり面白くないです。
更に、そんな夜景を邪魔するのが、展望台の中に設置された大型ディスプレイ。これらが常にチカチカと光っているので、窓ガラスに反射して景色が見れたもんじゃありません。
また、夜になると天井のイルミネーションが光り出して、波の様な演出が始まります。外から見れば綺麗ですが、中から景色を見たい者にとっては超迷惑…。夜景を見るには最悪のコンディションです。
バーチャルメトロポリス
最後に、展望台からエレベーターで降りて来ると、バーチャル映像が体験できるコーナーがあります。ここではドバイの未来都市を描いた映像が流れますが、余りにも動きのある映像な為に、見ていると船酔いの様に気持ち悪くなってしまった…。
その先は、ちょっとした写真等の展示物やギフトショップ、そして出口へと繋がっています。
尚、展望台の中では写真撮影のサービスもあって、撮られた写真は出口付近にあるモニターで確認し、購入する事が出来ます。黄金の“ドバイフレーム”に収まった写真が欲しいという人には良いかもしれません。
夜のライトアップは外から見るべし!
と言う訳で、ドバイの新しい観光スポット「ドバイフレーム」を訪れてみましたが、展望台でありながら景色を見るには不向き!まぁだからこそ入場料が安いのかもしれませんが、黄金で斬新なデザインの建物は外から見るのが一番です。
展望台の中ではウザかったイルミネーションも外から見るとなかなか綺麗ですし、表面がライトアップされて金色がますます輝いて見えるのもGood!ドバイフレームのライトアップは、外から見るのが一番です!
ドバイフレーム
- 住所:Al Kifaf, Zabeel Park Jogging Track – Dubai
- 営業時間:9:00~21:00
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