今回は、スペイン・マドリードで訪れた4つの教会をご紹介したいと思います!他の国には見られない独特なデザインの教会や、ガイドブックにも載らない穴場的な教会まで、入場料は全て無料!街歩きの休憩にもピッタリです!
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目次
サン・イシドロ教会
先ずはこちらの「サン・イシドロ教会(Colegiata de San Isidro)」。場所は、マヨール広場からトレド通りを南下して、200m.ほど進んだ所にあります。
手前のビルが邪魔をしてちょっと外観が判りずらいですが、2つの塔とドーム型の屋根が見えますね。このバロック様式の建物は、1664年に建てられたのだとか。
教会の建物の西側に3つの扉があって、その内の一番右の扉から中へ入る事が出来ます。観光客Welcome!の様な雰囲気ではありませんが、勝手に扉を開けて入って大丈夫です!
厳粛な内装の教会内部
重々しく厳粛な雰囲気の内部。街中にあると言うのに、メチャクチャ静かで驚きます!この教会は、マドリードの守護人として崇められている聖人サン・イシドロ(San Isidro)とその妻を奉る教会として建てられたものの、1936年のスペイン内戦によって、大半焼失。その後1960年代までに再建されたものなんだとか。
キレイな形のドーム屋根もありますが、フレスコ画など何も装飾が無いのはちょっと寂しいところ。でも厳かな雰囲気の中、静かに心休めるには良い教会ですね。
サン・アンドレス教会
続いては、サン・イシドロ教会から300mほど離れた所にある「サン・アンドレス教会(Iglesia de San Andrés)」。
ややピンクがかった色の塔が目印です。1669年の完成後、こちらもスペイン内戦で大方が焼失し、1990年までに再建されたものなんだそう。
教会の入口は、正面を見て右手の方。鉄格子のある勝手口から中庭を通って、奥にある通用門から入って行きます。こちらも入場は無料!
黒のシックなデザインが美しい!
中へ入ると、ちょっと異質な内装に驚きます!小じんまりとした教会ですが、外壁と同じピンク色の内壁に、祭壇付近は黒の大理石と黄金の装飾、このコントラストがなんとも独特ですよね!
祭壇の上にはドーム屋根があって、細かな装飾が見事!見た事も無い様な色づかいで、しばらくの間見とれてしまいました!再建されてからまだ日が浅い事もあって、大理石はツヤツヤ、コントラストもハッキリしています。
聖人の描かれた絵画も独特で、一般的な教会にある様な“乙女ちっく”なタッチではなく、クッキリと色鮮やに描かれています。
サンタ・テレサ・イ・サン・ホセ教会
3つ目は、「サンタ・テレサ・イ・サン・ホセ教会」。原語ではChurch of Santa Teresa y San José。スペイン広場に面したこちらの場所、王宮からバイレン通りを真っ直ぐ北へ500m程行った所にあります。
どのガイドブックにも載っていないかなりマイナーな教会で、今回私もたまたま通りがかった時に発見しました。1928年完成との事で、外観が比較的新しい感じがしますね。
バシリカ式の教会内部
内部は典型的なバシリカ式の構造。狭い教会の間口とは裏腹に、なかなかの広さがあります。この日は日曜日だった為か、ミサの真最中でした!
天窓にはステンドグラスも。いかにも典型的な教会ですが、逆にスペインの中では珍しいかもしれません。
この教会ももちろん無料で入る事が出来ますが、観光客を相手にした所では無いので、信者の方々に気を配る事を忘れずに!
アルムデナ大聖堂
そして最後は「アルムデナ大聖堂」。王宮のすぐ隣に建つ巨大な教会は、観光スポットとしても定番ですが、意外にも無料で入る事が出来ます!その壮大な内部については、次回お伝えしたいと思います。→アルムデナ大聖堂/無料で入れるマドリードの観光スポット!
開館時間には注意
尚、今回ご紹介した教会は何れも観光可能な時間は明確に定められていませんが、教会の一般的な営業時間(朝7時頃~19時頃)ならば大概は入る事が出来ると思います。但し、昼休み(13時~14時半頃)になると教会内の照明が消される所もあったので、その点は注意が必要です。
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