ベトナムの貨幣事情、紙幣のみの利用に限られる「ベトナム・ドン」は使い易い

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海外旅行では、余ったコインの使い道に困る事が常ですが、一方で「ベトナム・ドン」に関しては、少し事情が異なる様です。

ご存知の通りインフレ大国ベトナムは、80年代半ばから90年代初めにかけて急激なインフレに見舞われた事から、使われる通貨の桁数は諸外国より群を抜いています。

ベトナムドン (1)

例えば50,000ドンですら、日本円で250円程度。ご当地麺料理「フォー」一杯の値段にしかなりません。以前ホーチミンシティを観光に訪れた際は、その通貨単位の違いに戸惑い、食事や買い物する度に混乱していました。

そんなベトナム旅行において、私は一切コインを目にする事が無く、財布を全く重くする事なく帰国の途に着きました。ベトナムでは、地域にもよりますがコインの流通は少ない事、またベトナムの旅行で取引する価格帯はせいぜい5,000ドン~300,000ドン程度で、しかもその内の殆どが10,000ドン以上となる事から、それより小額の貨幣が使われる機会が無い事が要因でしょう。

ベトナムドン

私がベトナム旅行で得た最低金額の貨幣は、この1,000ドン札です。旅行中、露店やレストランで1,000ドン単位未満の値付けを見たことがありません。またベトナムでは金額の呼び方に関しても特徴的で、例えば30,000ドンの事を「サーティー」、50,000ドンの事を「フィフティー」と言ったりします。この点からも、1,000ドンが最低単位であるという認識が窺い知れますね。

つまり、通貨単位が千単位から十万単位と“3桁”に留まっている事から、使用する貨幣の種類も少なくて済むという訳です。日本を含む諸外国では“5桁”が主流ですから、いかにコンパクトにまとまっているかが分かります。

ベトナムドン (2)

小額硬貨が無い事、つまり“使えない貨幣”が無いという事は、予算を最大限に使う事が出来るので、とても有り難いですね。例え余った貨幣があったとしても、次回の旅行に“全て”持って行く事が出来ます。

日本でも見られた?通貨単位桁数の縮小

この使用通貨単位の桁数縮小の傾向は、一時期日本でも見られました。

以前、消費税の総額表示が義務付けられた後、巷の各店舗から1円単位での値札が無くなり、電子マネーの普及も相成って遂には1円玉の製造がストップするにまで需要の減少が見られました。しかし、その後の消費税増税に伴って“端数”の多い値づけが復活、数年前には1円硬貨の製造再開のニュースも話題になりましたね。

今では電子マネーの普及によって、あまり気にならなくなりましたが、少なくとも券売機で利用出来ない硬貨に関しては、そろそろ見直されても良いのでは、と思っています。

ホーチミン

各国の様々な通貨事情を見ていくと面白いですが、旅行する者にとってはどうしても予算面での損得が気になるところ。賢く両替し、少しでもお得な旅行が出来るよう、心がけていきたいですね。

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