昨日に引き続き、ロシア観光ビザ取得方法について。今回は、私が利用した「ロシアビザセンター」での手続きの方法などについてお伝えしたいと思います。
これまでロシア観光ビザの手続きにおいては、ロシア大使館へ行って行列に並ぶ必要がありましたが、2019年4月に開設されたロシアビザセンターは、ネットでの予約が可能!待ち時間ゼロで手続き可能となりました!
※ロシア観光ビザ取得に必要なバウチャーの取得、またビザ申請書類の書き方については昨日の記事をご覧下さい→ロシア観光ビザの取り方/個人旅行も可能!バウチャー取得~申請書類の書き方まで
目次
ビザ申請に必要な持ち物
ビザの申請手続きに向かう前に、先ずはビザ申請に必要な物を確認。
この内、パスポートに関しては、ロシア入国の条件として以下の2点が挙げられますので、事前に確認しておいた方が良いでしょう。
- 見開き2ページ以上の空白
- ロシア出国時に6ヶ月以上の有効期限
写真に関しては、パスポート写真の条件と基本的に同じですが、“鮮明に”という条件が非常に厳しいので要注意。
私は街中のスピード写真で撮影して持って行ったのですが、顔に影が出来ているという理由で却下…。多少白飛びするくらい明るく撮った方が良いかもしれません。
ロシア大使館は行列必須!
ビザ申請に必要な物が揃ったら、早速申請先へ。前回の記事でお伝えした通り、今回作成したビザ申請書類を受理してくれる所は全国に5箇所あって、名古屋・大阪・札幌の場合は各都市にあるロシア連邦の総領事館。東京の場合、ロシア大使館とロシアビザセンターが対象となり、どちらも港区内にあります。
最も人気があるのはロシア大使館。ここで申請すれば手数料無料(出発まで11営業日を切っている場合は有料)で発行してもらえますが、聞いた所によると順番待ちに2~3時間は当たり前。
また1日に受理してもらえる人数に限りがある様で(およそ70名?)、朝9:30開庁にも関わらず、6時や7時から並ばないと受け付けてもらえない日もあるのだとか。
時間指定予約が出来る「ロシアビザセンター」
そんな中、私が利用したのがロシアビザセンター。ロシア大使館と同じ東京都港区内にあるInterlinkという会社が運営するオフィスで、ここでもビザ発給が行われています。
ここの一番の魅力は、事前にHPから時間指定の予約が出来る事!予約をするには、トップページのメニューから“予約”を選択し、必要事項を記入の上、カレンダーから希望の日時を選択します。時間指定は9:00~14:45、基本的に平日なら毎日営業している様です。
このロシアビザセンターは2019年4月に開設されたばかりだそうで、まだあまり周知されていないのか、私が5月に利用した際にはどの日時も埋まっておらず、選び放題でした。
尚、大使館での申請と違って、ここでは別途4,500円の発行手数料が掛かります。1,000円2,000円ならまだしも、ちょっとこれはかなり痛い出費ですよね。
でも、それに見合うだけのサービスである事も事実。それについては後述します。
ロシアビザセンターの場所
ロシアビザセンターの場所は、港区赤坂1丁目。溜池山王駅の9番出口から徒歩3分程の所にあります。
Google MAPで“ロシアビザセンター”と入力すると、ここでは無い別の場所(赤坂9丁目)が表示される場合があるので要注意。※赤坂9丁目にある方もロシアビザセンターという名前で、こちらでもビザの発給サービスを行っているそうですが、今回ご紹介する方法とは無関係です。
ロシアビザセンター(Interlink)はビルの7階にあります。外堀通り側にある入口から入って、中のエレベーターで7階へ。
エレベーターを降りて右側がビザセンター。営業時間(平日の9:00~16:00)内であれば、勝手に中へ入って行って構いません。
オフィスの中へ入ると、担当者であろう職員が数名。しかし総合受付などは無いので、目が合った職員に声を掛けて、ビザ申請に伺った旨を伝えます。
職員は、私が見た限り全員ロシア人。ただ、窓口で担当する人はいずれも流暢な日本語を話すので心配は要りません。
手続きは、至って簡単。持参した必要書類を提出し(写真はその場にあるノリを使って書類に貼り付けます)、手数料を支払うのみ。支払いにはクレジットカードも利用出来ます。
発給料金を0円で済ませる場合、ビザの発給までに掛かる日数は最低11営業日。私の場合、土日を挟んで二週間と1日掛かりました。提出した書類に万が一不備や相違がある場合、これより更に日数が掛かる場合があるので、余裕を持って申請する様にした方が良いでしょう。パスポートはこの場で預ける形になる為、その間は海外へ行けなくなるので注意が必要です。
尚、申請時に別途200円を支払うと、ビザ発給完了をSMSで知らせてくれます。こんなものに金を取るなんて…とは思いますが、ビザ発給が完了したら預けたパスポートを再び取りに行かなければならないので、二度手間を防ぐ為にもこれは申し込んでおいた方が良いと思います。
写真は事前に用意しなくて良い?
ところで、申請に必要な写真に関してはパスポート用の写真と諸条件は同じですが、事前に用意しなくても1,000円支払えばビザセンターの中で撮影してもらえます。
ロシアのビザ申請に必要な写真は条件がとても厳しく、少しでも顔に影があったりするとビザが下りなくなる恐れもあるそうなので、ビザセンターの責任の下で撮ってもらうのが安心です。
実は私も、街中にあるスピード写真でパスポート用の写真を撮影して持って行ったのですが、顎の部分に影があるだの顔のサイズが適当で無いなど、色々といちゃもんを付けられて却下。結局1,000円支払ってビザセンターで撮りなおす羽目になってしまいました!
こういう事態を避ける為にも、写真は事前に用意せずビザセンターで撮ってもらうのが一番です。
費用は割高?でも確実な手続きで安心!
と言う訳で、2回に渡って私が実践したロシア観光ビザの取り方を見てきましたが、結局のところ今回のビザ取得に掛かった費用は次のとおり。
- バウチャー取得費用…¥1,500(概算)
- ロシアビザセンター手数料…¥4,500
- 写真代(ロシアビザセンター内で撮影)…¥1,000
- SMS代(ロシアビザセンター)…¥200
合計¥7,200
何やかんや言って、巷にあるロシア観光ビザ取得代行サービスと同じくらいの費用が掛かってしまいましたが、しかし確実に有効な写真を撮ってもらえる事、また代行サービスの様にパスポートを郵送するリスクが無い事を考えると、とても大きなメリットがある様に感じました。
ビザセンターの担当者の対応も丁寧ですし、マンツーマンの対応で確実に手続きしてもらえるので安心!都内近郊に在勤・在住の方は、是非ロシアビザセンターの利用を検討してみる事をおススメします!
バウチャーの取得、ビザ申請書類の書き方については昨日の記事をご覧下さい→ロシア観光ビザの取り方/個人旅行も可能!バウチャー取得~申請書類の書き方まで
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