今回は、以前12月に訪れたチェコの首都プラハのクリスマスマーケットの模様をお伝えしたいと思います。
ヨーロッパ各都市ともクリスマスシーズンは様々なイルミネーションが飾られて賑わいますが、ここプラハも旧市街広場に大きなクリスマスツリーが飾られ、音楽隊による演奏もあって大変な賑わいを見せていました!
思ったほど寒くない12月のプラハ
中央ヨーロッパにあるチェコ共和国。緯度は北海道より遙か北のサハリンと同じくらい高い所に位置していますが、平均気温は東京と比べておよそ5度低い程度。
極寒をイメージしていたのですが、実際に街を歩いてみるとそれ程でもなく、真冬の東京並みです。この時は風も無く穏やかな気候で、街歩きが苦になる事はありませんでした。
ただ流石に冬至近くのヨーロッパは太陽の位置が低く、昼間でも夕暮れの様な感じです。日照時間は日本とさほど変わりないものの、長い影が一日中付きまといます。晴れていれば歴史的な街並みが美しく見えますが、影の部分が多くなるので写真撮影は苦労しました…。
街中はクリスマス一色という訳ではありませんでしたが、SCなど人の多く集まる所にはこの様にクリスマスツリーが置かれていたりします。規模としてはそれほど大きなものではありませんが、やはり西洋建築の建物の前にあると、様になりますよね。
旧市街広場のクリスマスツリーと音楽隊
プラハで見られた一番大きなツリーはここ、旧市街広場。
広場の中央に大きなクリスマスツリー!この日は雲っていましたが、別の晴れた日に訪れたら鮮やかに見えました。奥に見える2つの塔(ティーン教会)にも日の光が当たって、黄金に輝きます!
ツリーの方へ近づいて行ってみましょう。12月の中旬、ここではクリスマスマーケットが開催されていました。飲食店が中心ですが、雑貨の店も多数見られます。尚、この広場に設置された赤い屋根の建物は全て仮設の店舗で、時期が過ぎると全て撤去されるそうです。
現金主義の店が大半でしたが、この旧市街広場の近くには両替所も幾つかあるので心配ありません。レートが比較的良かったのはこのExchange。滞在中2度利用しました。
それにしてもスゴイ人!ここはプラハ観光の中心となる所で、朝・昼・夜と何時行っても絶えず人で溢れ返っていました。
音楽隊のパフォーマンスを発見!なかなか良い声ですよね。録音マイクがベースの音をきちんと拾わなかったのが残念です。踊り出す人なんかも居て、ヨーロッパらしい良い光景でした。
また、ヨーロッパでお馴染みの銅像芸も発見!この様な芸を「スタチュー」と呼ぶらしく、プラハではこの様な大道芸人が他にも随所で見られました。私がこれまで訪れた都市の中で一番多かったと思います。
クリスマスツリーはやっぱり夜が一番!
さて、この旧市街のツリーを間近で見てみると電飾の多さに驚きます。遠くから見るとそれ程でもなかったのですが、葉の内部に至るまで電飾が張り巡らされていました。また流れ星をイメージしたペンライトの様な電飾も素敵!
これが夜になると…
おぉ~まさに黄金のツリー!もみの木の色が見えないくらいです。白熱灯にうっすらと浮かび上がる建物とは桁違いに明るく、一際目立っていました。やはりクリスマスツリーは夜のライトアップが一番ですよね。
東京の近代的なビルに囲まれたクリスマスツリーも綺麗ですが、この様に世界遺産の西洋建築に囲まれていると、また違った魅力がありますよね。背後で怪しげな光を放つティーン教会とのコラボもまた美しいです。最近は東京や大阪でも冬のライトアップが身近になってきたので、敢えて遠方へイルミネーションを見に行く価値は低下してきているかもしれませんが、異国の町で異文化に触れながら見るクリスマスツリーもまた違った魅力があって良いですね。いつか、ドイツのクリスマスマーケットに行ってみたいものです。
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