今日も引き続きプラハ旅行記から、小高い丘の上にある展望台からの眺めについて書きたいと思います。
世界遺産の街「プラハ」は、その建物が赤い屋根で統一されている事が美しさの一つですが、街の散歩がてら、どこかにその赤い屋根の建物を見渡せる場所は無いものか、探していました。
プラハ城へのアプローチからの眺め
プラハ市街地の地形は、ヴルタヴァ川を挟んで西側が小高い丘になっており、まずはそこから眺めて見ようと思います。
幾つもの坂や階段を登ってたどり着いたのは、昨日もご紹介した「プラハ城」。ここも丘の上にあって、特に正門前の広場からは市街地を見渡す事が出来ました。ここへ来るのに、トラムに乗って城の北側から向かうと、坂を登らずに来られるのですが、折角の世界遺産の街ですから、歩いて来る方が感動もひとしおです。ペトシーン公園の展望台
さて、どうせならば街全体を眺めたいと思い、展望台に登る事にしました。プラハには高い展望台が2つあって、一つはプラハ中央駅の東側にあるTV塔(Tower Park Praha)、もう一つはペトシーン公園にある展望台(Petrin Tower)。
どっちに登ろうかと迷いましたが、プラハ城から程近い後者に決めました。場所はプラハ城から南へ700m、ここはPetrin Hillと言って小高い丘になっており、そこには綺麗に整備された自然公園があって、散歩に最適でした。
人もまばら…、ちょうど雨上がりでマイナスイオン全快です!
ここへのアクセスは、市街地からだとケーブルカーが便利ですが、プラハ城からですと徒歩で30分かからないくらいです。
綺麗に手入れされた“庭”が広がっています。この左に見える鉄塔がこれから登る展望台で、ちょうどパリのエッフェル塔にそっくりな姿をしています。中央に見えるのは聖ヴァヴジネッツ教会(Svatý Vavřinec)。
観光用に特化した教会ではありませんが、中へ入る事も可能な様です。数あるプラハの建築様式の中で、この教会は「バロック」との事。
その向かい側には“レゴブロック”に出てきそうなお城。名前は「Bludiště na Petříně」…よめない
プラハの街並みを一望!
さぁそれでは展望台へ登ってみましょう。エレベーターがあるのですが、その別料金をケチって徒歩で登る事も可能でした。しかし登る途中途中で外の景色を眺められるので、反って良かったかもしれません。頂上の展望室は狭く、結構人で混雑していたので、逆におススメかも?
頂上からの眺め、イイですね!ヴルタヴァ川の蛇行加減が良い味出しています。展望台の高さは地上60mとの事ですが、丘の上にある事でそれ以上の高さが望めます。
プラハ城方面に目を向けると、聖ヴィート大聖堂が堂々とその姿を身構えています。重厚なゴシック調で、歴史の重みを感じます!
こちらは「聖ミクラーシュ教会」。かのモーツァルトが、この教会でオルガンを演奏した事があるのだとか。今回の旅では残念ながら訪れる事が出来ませんでした。
東の方へと目をやると、先ほど検討していたTV塔が見えます。こうやって見ると、展望台の高さは一緒ですね。TV塔は216mあるそうですが、低い平地に建っている事から、展望室の高さはこことさほど変わらないでしょう。ここで綺麗な景色を見る事が出来たので、あっちへ行くのは止めました
赤い屋根の美しい世界遺産の街を見渡せる展望台と、綺麗に整備された静かな公園のあるペトシーンの丘は、フラッと羽を伸ばす散歩には最高の場所でした!またの機会にも訪れたいと思います。
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