プラハ城「衛兵の交代式」おススメの鑑賞ポイントは?

今回は、チェコの首都プラハにある「プラハ城」で、毎日正午に行われる「衛兵の交代式」の模様をお伝えします。

これは1年ちょっと前に同国を訪れた際のものですが、先月より寄稿をはじめた「トラベルjp<たびねす>」への入稿を契機として、「たびねす」では記載しきれなかった写真等を交えてお伝えしようと思います。

プラハ城へのアクセス

プラハ城へは、旧市街からヴルタヴァ川を渡って、更に高台を目指します。「聖ヴィート大聖堂」や「旧王宮」などが集まる広い囲い全体がプラハ城ですが、交代式が行われるのは、敷地の西側に位置する正門、およびその内側にある「第一の中庭」です。

正門の横で観賞

交代式の観賞場所としては、「第一の中庭」内の所定の場所に赤いラインが引かれて、そこに並んで観賞するというのが王道ですが、正午から始まる式典に対して30分、繁忙期にはそれ以上前から陣取っている必要があるので、私は正門には入らず、その脇で観賞する事にしました。

プラハ城「衛兵の交代式」 (5)

そもそも、式典の最後には正門の両サイドに立っている衛兵と交代する場面があるので、ここだと間近で見る事が出来るという訳です。

プラハ城「衛兵の交代式」 (3)

さて、正午になりました。まずは数名の部隊が足早に行進して正門から出てゆきます。

プラハ城「衛兵の交代式」 (4)

先頭を歩く兵隊が、正面に立ち塞がる観光客に対して「どけどけ」と手で合図していました。観光客がいても、スピードを一切緩めず突っ込んで行きますので、正門の前は広く空けておいた方が良いですね。

プラハ城「衛兵の交代式」 (7)

そして、中庭に沢山の兵士が入場して、セレモニーがスタートします。この時、音楽隊の演奏は建物の中から窓ごしに演奏していたのが印象的です。確認出来たのはトランペットとトロンボーンが2名ずつ、あとスネアドラムも聴こえました。

正門横の鉄格子から覗く

プラハ城「衛兵の交代式」 (8)

残念ながら、正門の横に立っていると、この時の式典の模様はよく見えませんが、正門の横にある鉄格子から覗くと、その内容がよく見えました。

動画の途中、式典が行われている中庭の中で列になって観賞している観光客の姿が映っていますが、そこよりも遥かに間近で撮影する事が出来ました。剣を振り回したり、銃のストックで地面を叩いて合図を出している所が興味深いです。

兵士の再入場とクライマックス

ところで、正門の方から沢山の兵士が入場して来ますが、彼らはどこから来るのでしょうか…?

プラハ城「衛兵の交代式」 (6)

カメラを後ろに向けると、なんとフラッチャニ広場の遥か向こう側から行進して来ていました。広場にいる観光客等は、突然の行進に驚く事と思います。

プラハ城「衛兵の交代式」 (9)

そして遂にクライマックス、式典の最後は正門の外の衛兵と交代が行われます。この時にこそ、正門サイドの場所取りが効果を発揮する時でしょう。とにかく観光客スレスレの所で交代式が行われるので、彼らの息遣いすら聞こえてきます(近すぎて写真が撮れませんでした…)。

兵士の服装に注目すると、毛皮の帽子にファー付きのコートで、暖かそうな上に威厳もあって良いですね。何かの写真で夏服を見ましたが、色あせた水色で“警備員”という感じが否めませんでしたから、冬服の方が断然カッコ良いと思います。

プラハ城「衛兵の交代式」 (2)

尚、プラハ城は昨年改修工事が入っていた様で、その関係で交代式も行われていない時期があったそうですから、これから訪れる方はHP等でチェックされる事をおススメします。プラハに訪れた際は、正午に行われるセレモニーを見に、是非プラハ城へ訪れてみて下さい。

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