ここ最近、連日利用しているJAL国内線ファーストクラスですが、今回は機内食を中心にレポートしたいと思います!
距離の長い沖縄・那覇線で、羽田発と羽田着、それぞれ和食と洋食が提供されますが、味や質の違いは如何ほどか?いずれもランチタイムに利用し、食べ比べてみました!
羽田⇔那覇の往復で食べ比べ
修行で連日訪れている沖縄・那覇空港。今回は11:30発のJAL羽田行きファーストクラスに搭乗します!3時間もかかる羽田発に比べると、那覇発はおよそ2時間強で着いてしまいますが、それでもJAL国内線ファーストクラス最長区間である那覇線はコスパ最強!
ファーストクラスは全14席、今回の修行では毎回1Aや1Kばかりでしたが、今回はちょっと気分を変えて後列2Kの席をチョイス!
後列とは言え、そこは流石のファーストクラス!足元の広さは最前列とほぼ変わらず、130cmの広々スペースです。2段式のシートポケットやコート掛けまで付いていて、むしろ最前列よりも機能が充実しています。
また、足元に荷物が置けるのも後列の特権。これまで毎回最前列を指定していましたが、この内容なら後列の方が快適かもしれません。
羽田発が洋食、羽田着は和食
さて、今回はファーストクラス機内食の食べ比べという事で、那覇発および羽田発それぞれの機内食の味をレポート!尚、那覇線の他、大阪、札幌、福岡とも全てメニューは同じです。
今回食べ比べをする機内食メニューはコチラ!JALファーストクラスの機内食は全6種類(各月上旬・中旬・下旬で入れ替え)。朝食・ランチ・ディナーそれぞれに和食・洋食があって、羽田発は洋食、羽田着は和食が提供されます。国際線の様に1回のフライトで和食と洋食の選択は出来ず、またパンとライスのチョイスも不可。ドリンクのラインナップは、全時間帯とも共通です。
“ふっくりんこ”の「和食」
それでは先ずは、今回のフライト(那覇→羽田)の和食から。和食という事で“小鉢”が2品、“台の物”にご飯と味噌汁、茶菓子のラインナップです。
ご飯はJALでお馴染み「ふっくりんこ」。北海道の道南地方で開発されたブランド米で、その名の通りふっくらとした食感を売りにした米なんだそう。
食べてみると、ふっくらと言うよりも寧ろ表面が乾いてしまって弁当のご飯の様な食感に…。“ふっくら”感を出すには、国際線の様に機内で炊いて茶碗で提供するのが一番だと思いますが、国内線でそれは難しいのかも…?
前菜の小鉢は、いずれも甘口の味付け。この卵〆は椎茸の自然な甘みも感じられて良いですが、メインの鴨ロースは50回噛んでもまだ口の中に残っているほど。鴨肉ってこんなに硬かったかなぁと…。
国際線ビジネスクラスでもそうですが、機内食で出てくる肉料理は、なかなか当たりを引いたためしが無いです…。
美味しいプチパンの「洋食」
続いて、今度は羽田発の「洋食」。アペタイザーとメイン、2つのプレートにパンとフィナンシェのセットです。
先日「羽田~那覇 搭乗レポート」の記事でもお伝えしましたが、このパンがなかなかの美味しさ!出来れば2~3種類入ったバスケットから選べる様なサービスがあれば尚良いのですが、国内線でそれは難しいかな…。
種類豊富な前菜のプレートは、特にカレー風味の小魚とホタテが美味!また小鉢に入ったベーコンも味わい深くて美味しいですし、素材の良さを感じます。
一方、こちらもメインは肉料理ですが、肉質は可も無く不可も無く…。すき焼き風のホースラディッシュソースですが、万人受けする様に上手い事味付けしてあるという感じです。
硬くてナイフも通らない様なステーキを出されるよりもずっとこの方が良いですが、やはり機内食における肉料理の限界というのが垣間見えます。
ちなみに、今回の“修行”ではこの同じメニューを3回食べる事になりましたが(笑)、盛り付け方に殆ど異差が無いのは流石!菜の花の角度も完璧ですが、でも太さは毎回結構違っています。
後方の席は機内食の提供が遅い
そんなファーストクラスの機内食ですが、提供のタイミングは座席によってマチマチ。14席あるファーストクラスの内、基本的には前の席から順に提供されるので、必然的に後方の列は後回しになってしまいます。
最初の人と最後の人で、その差は平均15分。3時間かかる羽田発なら問題無いですが、2時間程度で着いてしまう那覇発や沖縄以外の路線において、この15分はかなり大きな差であると感じました。そう考えると、フライト時間の短い路線では最前列の確保がベスト!特に中央列の席から配膳が始まる場合が多いので、出来るだけ多く食事の時間を確保したい場合はこの中央列をチョイスすると良いと思います。
洋食の方が華やかで良い?
と言う訳で、JAL国内線ファーストクラス機内食の和食と洋食を食べ比べてみましたが、個人的には洋食の方が圧倒的に満足度は上!和食はどうしても普段食べ慣れている感がありますし、また庶民的なメニューである味噌汁があると、どうしても格が下がって見えてしまいます。
それでも、僅か8,000円+で乗れる上級クラスの機内食としては、世界トップクラス!数万円もする欧州国内線ビジネスクラスと比較しても、質・量ともに圧倒的に上。
シートも比べ物にならないほど快適ですし、そういう意味でもコスパ最強です!メチャクチャ人気で予約に苦労する沖縄線のファーストクラスですが、機会があれば是非!
次回はドリンクメニューについてレポートします→森伊蔵だけじゃない!JAL国内線Fクラスで美味しいドリンクを探せ!
※この記事は2019年当時のものです。機内食メニューは随時変更されます。
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