スペイン・マドリードのアトーチャ(Atocha)駅の列車待合所の中には「Sala Club」というラウンジがあるのですが、ここはRenfeの上級クラス利用者が入室できる特別なラウンジです!
今回はALVIAの1等車チケットを持って、このラウンジへ潜入!どの様なサービスが提供されているのか、レポートしたいと思います。
Renfeのラウンジ利用条件
スペイン国鉄Renfeでは、高速鉄道(AVEなど)が発着する主要駅の待合室に、列車の上級クラス利用者が入室できるラウンジが設けられています。RenfeのHPによると、主な入室資格は次のとおり。
- 1等車(Preferente)利用の乗客1名
- 入室は出発の2時間前から
- アライバル利用は出来ない
今回私は、ALVIAという列車の1等車(Preferente)に乗車するので、このラウンジを利用できるという事になります。
マドリードからセビリアまで€56.8(≠7,500円)。乗変に制限のあるPromo+チケットで取りましたが、ラウンジ利用は可能です。逆に、これよりも金額の高いFlexibleチケットであっても、2等車チケットでは利用できません。※価格は為替レート等により常に変化します。※Renfeのチケット購入については「スペイン国鉄Renfeチケット予約方法!アトーチャ駅の乗り場など」の記事をご覧下さい。
アトーチャ駅のSala Clubラウンジ
マドリード・アトーチャ駅のラウンジですが、手荷物検査を抜けて待合室の一番奥にあります。殺風景で目立たない所に入口があって多少見つけ難かったですが、ピンク色のロゴが目印。
利用可能時間は5:15~21:30(土日は6:00オープン)。列車の出発時刻に合わせた営業時間となっている様です。※営業時間は社会情勢により変更となる場合があります。
中へ入ると、正面にレセプション。女性係員は愛想も良く、気持ちの良い対応でした!
間接照明のオシャレな空間!
レセプションから続くラウンジエリアは、間接照明のなかなかオシャレな空間です!長椅子のソファーが中心で、いずれもラウンジの中央を向く配置。窓も無く天井も高くないですが、なかなか広くて開放感があります。
その隣には、パーティションで区切られたもう一つのエリアがあって、これら2つのエリアが中心となる構造です。
このエリアは“QUIET AREA”となっていて、ケータイの通話が禁止されています。その為か、ここは個人用ソファーとビジネス用のデスクが中心。壁際の席にはコンセントが設置されていて、一人で黙々とPCを打っている人も何人か今した。
ラウンジ内の家具のデザインは、いずれも茶や黒を基調とする落ち着いた色合いで、やや重々しい感じもしますが、家具自体それほど古いものではありません。
アルコールも無料!ドリンクカウンター
続いてドリンクのカウンターをチェック!空港ラウンジの様なビュッフェはありませんが、全て無料で頂く事が出来ます。
ドリンクは、ジュースサーバーとコーヒーマシンに加え、冷蔵庫には数種類のビールが入っていました!ハイネケンビールに加え、Cruzcampoというスペインのビールも。
ドリンクの他、数種類のお菓子が用意されているのは良い心意気ですね!クッキーやマドレーヌ、食べてみたら何れもパサパサで100均レベルの味ではありますが、お茶受けには良いかもしれません、
お得に利用できる快適なラウンジ!
今回は朝8時ごろの利用でしたが、特に混雑している印象もなく快適な滞在となりました!ラウンジ利用者が少ないという訳ではなく、時にレセプションに行列が出来るほどですが、それだけラウンジが広いという事なのかもしれませんね。
列車によっても異なりますが、Promo運賃だと2等車と1等車の価格差は€10を切る事もあるので、席も広くてラウンジも使える1等車はコスパ最強!機会のある方は是非1等車を指定して、快適なラウンジも体験して頂ければと思います。
次回はALVIAの1等車でセビリアへ向かいます!→スペイン高速鉄道ALVIA乗車記!上級クラスPreferenteのシート&Barメニュー
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