今回は、オーストリア航空のビジネスクラスを利用という事で、ウィーン国際空港ではビジネスクラスラウンジを利用しました!
長距離路線のビジネスクラスラウンジといえば、広いエリアに充実した設備、豊富なビュッフェにアルコールと、豪華な内容を想像するものですが、このビジネスラウンジはかなり質素…。ちょっと期待はずれなラウンジでした。
SenatorとBusinessに分かれる
ウィーン国際空港にあるオーストリア航空ラウンジ。T3のオーストリア航空でチェックインした後、手荷物検査を通ってイミグレを抜けた直後にあります。
中へ入るとレセプション、ここはSenatorラウンジとBusinessラウンジ共用のレセプションホールになっていて、ベンチやトイレもある様です。ここでチケットを提示した後、対象のラウンジへ振り分けられるのですが、私に指定されたのはBusinessラウンジの方。
Senator(セネター)はその名が示す通りスターアライアンス上級会員に向けたラウンジで、聞いた所によるとBusinessよりも設備や内容が充実しているらしい。ファーストとビジネスの間の様な位置づけと考えて良いのかもしれませんね。ノーマルなビジネスクラス搭乗者よりも上級会員を優遇する制度は、JALグローバルクラブ会員からすると羨ましい限りです…。
デザイン良し!開放感のあるラウンジ
ラウンジ内は、殆ど区切りの無い一続きのワンフロアになっています。大きな窓が奥までずっと続いているので、明るくて開放的!
座席の多くは、オーストリア航空のシンボルカラーである赤で統一されています。ちょっとオシャレだけど飾らない感じ、なかなかリラックス出来そうなデザインです。
ラウンジ奥には水周りのエリアがあって、この中にトイレとシャワールームがあります。シャワー室の扉は施錠されているので、利用の際はレセプションに声をかける必要があります。
ビュッフェの少なさは国内線並…
続いて、ビュッフェコーナーを見てみましょう!中央のカウンターには料理全般、壁際にはアルコールをはじめとするドリンク類が置かれています。
料理を見てみると、置かれているのはパンにスープ、スナックとケーキ、フルーツのみ。まるで国内線ラウンジの様な種類の少なさに唖然…。
カウンターの中には、恐らく料理が置かれていたと思われる場所もあるので、ちょうどランチタイムのビュッフェが終わった直後なのかもしれません。この時、時刻は14時半すぎ、ちょっと遅かったか…?
でもパンはフランスで見る様な大きなバゲットがあったり、マーガリンとバターの両方が用意されている等、拘りの部分は十分見て取れますし、2種類のスープはいずれも美味しく、特にクリームスープの方はバターやミルク・具材の旨味がよく出ています。
2種類のケーキも美味!甘く煮詰めたリンゴが乗ったケーキと、バナナ風味のチョコチップ入りケーキ。
まぁこの後ビジネスクラスの機内食が待っているので、これだけでも十分かと…。それにしても、ビュッフェの種類の少なさは、これまで見て来た国際線(しかも長距離)ラウンジの中では最低かもしれません。
アルコールの銘柄をチェック
続いてアルコールの方をチェック!ワインはこの2種類、何れもオーストリア産ワインです。
調べてみると、ひとつはWeingut Familie Auerというウィーンの南部にあるワイナリーの製品で、ボトルのお値段は€8.5ほど。もう一つのBlaufränkisch Selektion Burgenlandも、市場価格は同程度。
ハードリカーはジムビームに赤ジョニ等、いつもながら変わり栄えしないラインナップ。種類は少なくて良いから、もう少しマシな銘柄を置いて欲しいものです。
ビールはご当地銘柄Ottakringer(オッタークリンガー)1種類のみ。それならば瓶ではなくビールサーバーを用意して欲しいなぁと…。
“格下”とはこんなものか…?
ウィーン国際空港のフラッグシップキャリア「オーストリア航空」のラウンジという事で、どれだけ豪華なラウンジなのかと期待していたのですが、実際その規模は国内線のラウンジ並でした!やはり“Senator”の存在がある以上、このBusinessラウンジはどうしても格下の扱いを強いられる訳で、そういう意味ではこのラウンジで満足のいく食事なんていうのを求めるのは難しいのかもしれませんね。
家具のデザインや料理の味は良いのに、なんだか勿体無い…。せめてサラダとキッシュくらいAll Day Diningに加えてもらいたいものです。
以上、ウィーン国際空港のオーストリア航空ビジネスラウンジのレポートでした!次回は、日本線に復帰したオーストリア航空の搭乗記。ビジネスクラスのシートや機内食をレポートします→オーストリア航空ビジネスクラス搭乗記/成田行き運行再開!シートとアメニティ
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