奈良井宿の茶店で食べる焼きたて「五平餅」が絶品!木曽路の郷土料理を食す

長野県・木曽地方の郷土料理の一つに「五平餅」があります。これはうるち米に甘口のタレを付けて串焼きにした餅で、元々は江戸時代に山中の地域における祝い事で食べられていた物ですが、奈良井宿の中にある「喫茶たなかや」という茶店で食べた五平餅が絶品!

昔ながらの情緒ある長屋の店で食べる美味しい郷土料理の味をレポートしたいと思います。

風情ある長屋の茶屋「喫茶たなかや」

今回訪れたのは、奈良井宿にある「喫茶たなかや」という店。奈良井宿の集落のちょうど中間辺りにあります。

二階建ての長屋にある茶店。江戸時代から栄えた宿場町に相応しい、この風情ある佇まいがまた良い味出していますね!AM9:00〜PM5:00で営業していますが、不定休で閉まる事もあるそうなので注意が必要。

和の趣きを感じる店内は3つのテーブルに計20席程、店主と思われる男性が丁寧に接客してくれます。店の開業は昭和の末期、当時は皇室の御一行が訪れた事もあったのだそう。

ドリンク中心のメニュー、蕎麦は要確認

この店のメニューですが、看板メニューはもちろん「五平もち」300円。しかしそれ以外は2種類のぜんざいとドリンクがあるのみで、食事メニューは見当たりません。

口コミでは蕎麦を食べたという投稿もありましたが、店主曰く今はやっていないとの事。コロナ騒動で客足が減っている事が原因か…?

グランドメニュー以外には甘酒と、そして何故かぜんざいとは異なる「おしるこ」の表記も。まぁここは個人店なので、チェーン店の様な厳格なメニュー構成では無いのかもしれません。

焼きたての五平餅が美味!桜湯も付いてくる

注文からおよそ7~8分、店主が丁寧に焼き上げてくれた五平餅がこちら!正に焼きたて!黄金に輝く味噌ダレの絶妙な焦げ目、そして味噌の香ばしい香りが食をそそります!

うるち米を平べったく伸ばして焼く五平餅。食べてみると、もち米で作る正月の餅とは違って全く伸びない不思議な食感です。

香ばしさと共に感じる味噌の自然な甘さ、スイーツの様な甘さとは一線を画す食事にもなりそうな美味しい五平餅、これは絶品です!

五平餅と共に出されたのは、仄かに塩味を感じる桜湯。祝いの席でも飲まれるという桜湯は「桜あんぱん」等に使われる塩漬けされた桜が入っています。こういう見た目にも美しい+αの演出が嬉しいところ!

絶品の五平餅を是非!

と言う訳で、奈良井宿の茶店で食べる木曽の美味しい五平餅をレポートしました!この店の選べるメニューは少ないですが、絶品の五平餅を食べに行くだけでも価値アリです!是非立ち寄ってみて下さい!

喫茶たなかや

  • 住所:長野県塩尻市奈良井403
  • 営業時間:9:00~17:00(不定休)