今回は、ホーチミンの中心街からちょっと足を延ばしてチョロン(Chợ Lớn)地区へ!ここは華人が多く済むチャイナタウンとして知られていますが、行ってみると他国の中国人街とは雰囲気が全然違い、よりディープな街並みが広がっていました!
そんなチョロン地区への行き方や見所などについて、お伝えしていきたいと思います。
バスでおよそ30分
チョロン地区があるのは、ホーチミンの中心街から西へおよそ5.5km。空港よりも近いのでタクシーで行くとスムーズですが、それじゃつまらないので今回はバスで向かう事にします。
バスで行く場合、ベンタインのバスターミナルからだと1番または56番がチョロンまで直通しているので便利!所要時間はおよそ30分ほどです。6,000VND(≠30円)で乗れるので、お財布にも優しいのが嬉しいところ!バスの詳しい乗り方については、コチラの記事をご覧下さい→ホーチミンはバスがお得!路線MAPと乗り方について詳しく!
チョロン・バスターミナル
チョロン行きのバスに乗って終点で降りると、チョロン・バスターミナルに到着します。ここはチョロン地区における交通の要衝になっていて、ターミナル内には各方面へ向かうバスがズラリ。
立派なターミナル庁舎には窓口もあります。短距離の路線バスだけでなく、ホーチミンから西へ数十キロ離れたロンアンの方へ向かうバスもある様です。
尚、帰りもここからバスに乗る場合は、この中から任意のバスを探して乗車します。降車した場所からは乗れないので、注意が必要。
ディープな路上店街を歩く
さて、先ずはバスターミナル周辺を散策してみる事に。このターミナルを取り囲む路上には、野菜や果物を売る露店がズラリ!なかなか混沌としたディープな世界が広がっています。
売り物を見てみると、見た事も無い様な果物や野菜が沢山!地域柄、ウリ科の食べ物が多く見られますが、値段は大体1kgあたり15,000~25,000VND。
ドラゴンフルーツもあって、値段は大きさや品質によって7,000~12,000VNDと様々。
こちらの小さな毛むくじゃらの果物は、ランブータン(Chom chom)。中身の見た目と味がライチに似た食べ物です。日本のスーパーではなかなか手に入らないので、お腹に自信のある方は是非食べてみると良いかもしれません。
混沌としたビンタイ市場
続いてやって来たのは、バスターミナルのすぐ近くにある「ビンタイ市場」。チョロン地区で最大の中央市場として知られている所です。
行ってみると、こちらも凄い人だかり!市場の中だけでなく、建物周辺が露店のテントで埋め尽くされています。
食事を提供している所も。人々が食べている物を見ると、汁物から串焼き、春巻きにデザートまで様々ですが、メニューも値札も貼っていないので、観光客にはちょっと敷居が高いかも?
市場の中は2階建てになっていて、各階とも衣料品や雑貨、食材を売る店が所狭しと並んでいます。
混沌とした市場の中、それこそ上野のアメ横とは比較にならないですね!ベンタイン市場みたいにやたら声を掛けてくる輩はいませんが、空気が悪いのであまり長い間居るのは体に良く無いかも…。
中華系の寺院
その他、ビンタイ市場から東の方へ歩いて行くと、所々で見られるのが中華系の寺院。これは「Hội quán Hà Chương」という寺院で、航海安全や商売繁盛の神様が祀られているらしい。
そしてもう一つ、各ガイドブックにも載っているのが「天后宮(ティエンハウ廟)」。1760年に建てられた寺院で、ベトナムでは最も古い寺院の一つなんだとか。
内部はなかなか立派な寺院で、天井から吊るされた渦巻き状の線香が物珍しく、観光客の姿もチラホラ。今回はここで線香をあげてみました!
この天后宮については、次回の記事で詳しくお伝えします。→天后宮Chùa Bà Thiên Hậu(ティエンハウ廟)ベトナム最古の中華寺院へ!