YAMAHAグランドピアノは資産になり得るか?投資目的でスタインウェイを購入する富裕層たち

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世界の富裕層が、投資目的でグランドピアノを購入するケースが増えてきているそうですね。特に多いのが、世界的に需要の高いスタインウェイピアノ。ピアノは自ら弾かないという人でも、例えば自らが経営するサロンに置いて、たまにサロンコンサートを開く等、使用用途は他にもある様です。

確かに、グランドピアノは見栄えがありますから、それが経営する店のイメージアップに繋がる事も十分考えられますし、ピアノ自体も年々価値が上昇するとなると、格好の投資対象となり得るでしょうね。中古でも価格の下がらないマンション投資と同様、“価値の下がらないもの”としてスタインウェイピアノが富裕層から選ばれているのでしょう。

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商売道具としてピアノを購入し、使い続けている音楽家の身としては、自分のピアノにどれくらいの価値があるのか気になる所です。10年も乗れば価値が10分の一に目減りしてしまう車と違って、ピアノはハンマーや弦などの消耗品を交換さえすれば、何十年でもその音を維持する事が出来ますから、資産としての価値はある程度見込めそうです。

YAMAHAグランドピアノは20年で3割増し

先日、YAMAHAグランドピアノの価格表を久々に見たのですが、その価格高騰ぶりに驚きました。家庭向けとして人気の高いC3タイプのグランドピアノですが、その販売価格は1,950,000円!

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私が購入した当時、C3は1,500,000円でした。それがC3L、そしてC3LAと品番が更新されるごとに160万→175万→185万と値上がりし、最終的に195万円に達しています。およそ20年の間に3割増!このグランドピアノの価格上昇に嫌気した層は、その中古市場に目を向けるのは必然的でしょうから、これは中古市場にも期待できそうです。

アップライトピアノの価格上昇も然り

近年、新興国の芸術文化向上などによって、アップライトピアノの需要も右肩上がりになっているそうです。しかもそれは、高嶺の花となっている新品ではなく、中古のアップライトピアノです。

確かに、新聞広告を見ていると、ピアノ買取の一面広告をよく目にします。全国紙で2千万円もする一面広告を出すほどですから、よほど高い需要が見込めるのでしょう。確かに、1971年製のU1モデルが店頭価格55万円で販売されていたのを見たことがあります。

タケモトピアノへ売却 (11)

“タケモトピアノ”にピアノ買取を依頼してみた!】の記事でお伝えした通り、私はタケモトピアノに40年落ちのアップライトピアノを15,000円で買い取ってもらいましたが、今思えば更なる査定UPも期待出来たのではと、少々後悔しています…

資材費高騰の波

どの業界でもそうですが、近年の資源枯渇による原材料費の高騰や、新興国経済発展による人件費高騰の波は、やはりピアノ製造においても人事ではない様です。特にグランドピアノは、それだけ大きな木材を必要としているにも関わらず、寒冷地で取れる実の詰まった木材が地球温暖化の影響で値上がりしているそうで、価格高騰に拍車をかけているのでしょう。

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ちょうど、ヤマハがベーゼンドルファーを買収する直前辺りだったかと思いますが、一時期ヤマハのピアノは“木くず”を押し固めてコストを削り大量生産されている、という噂が広まった事を覚えています。ピアノを製造する為に必要な大きな木材は、それだけ貴重な資源であり、重要視されているという事の裏づけなのかもしれません。

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以上を鑑みると、たとえYAMAHAのグランドピアノであっても、これだけ多方面で価格が底上げされているならば、かなり有望な資産として考えてもいいかもしれませんね。

私が所有するC3は20年近く弾き込んだ代物ですが、これからも大切にしていきたいと思います。


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