【タケモトピアノ】 にピアノ買取を依頼してみた!(利用レビュー)

今回は“みんなまぁるくタケモトピアノ♪”のCMでお馴染み《タケモトピアノ》にピアノ買取を依頼し、売却した経緯をご紹介したいと思います。

タケモトピアノへ売却 (1)

先日、私の親類宅にあるアップライトピアノが古くなった為、処分する事となりました。何ゆえ、購入から半世紀近くも経っており、有料にて処分する他は無いのではと思っていましたが、目立つ傷が殆ど無かった事に加え、これまでにプロの演奏家や音大生などによる弾き込みが無かった事と、数年に一度の調律を欠かさなかった事が功を奏し、今だに綺麗な音が出ていました。

そこで、何とか買い取ってもらえる所を探そうと、まず思いついたのが「タケモトピアノ」でした。

先ずは電話で見積もり

タケモトピアノHPのフリーダイヤルより電話をし、見積もりを依頼した所、次の点を尋ねられ、それぞれについて回答しました。

  • ピアノの形式 →U1
  • 購入年数 →40年程前
  • ピアノ本体の色 →茶色
  • ペダルの本数 →2本
  • 音は問題なく鳴るか →Yes
  • 目だった傷や凹みはあるか →No
  • カビが生えた箇所はあるか →No
  • 最後の調律から何年経つか →3~4年程

以上から、見積額は¥15,000、出張費・運搬費はタケモトピアノが負担、との回答。ただし、もし引き取りの際にカビや虫食い、大きな割れなどが見つかった場合は、その場で買取中止、もし引き取りを希望の場合は別途有料にて承り、との事でした。お金になれば御の字と思っていたので、家族全員で大喜び!即OKを出しました。

タケモトピアノへ売却 (5)
「U1」の製造元「日本楽器」は確かYAMAHAの前身だったと記憶しています。相当古いですね!40年前の購入時に中古だったそうですから、製造されたのは更に前という事になります。
タケモトピアノへ売却 (2)

当時は、今と違って良い木材が使われていたそうですから、オーバーホールなんかすれば良い音が鳴ってくれるかもしれません。

そういう意味では大変価値のあるピアノだと思いますが、オーバーホールに数十万円かけるのであれば自宅のグランドピアノに施したいと思いますし、他に弾く人もおらず、なにより運搬費などを差し引いても15000円で買い取ってくれる事ですから、“アンティーク品によるプレミア価格”などという期待は捨てました。

タケモトピアノへ売却 (3)

内部を開けてどこを見ても綺麗です。ハンマーは弾き込んだ感は無く、調整による音作りもまだまだ可能なくらいフェルトが残っています。

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下を開けて見ても、ニスの塗られた木材の光沢が年数経過を感じさせません。これならば知り合いに数万円で譲った方が良かったかもしれません…

前日夜に確認の電話

引き取り日の前日19時ごろ業者から電話があり、翌日の時間を指定されました。そもそも見積もりの電話の時点では、引き取りの「日にち」の指定は出来るものの、時間帯は“10時~17時の間”という大まかなもので、時間単位の引き取り時刻は前日にならないと分からない状態でした。

今回は終日OKだったので問題ありませんでしたが、もし時間帯指定を希望される場合は、見積もりの時点で相談してみると良いかもしれません。

引き取りの当日

さぁ、業者の方が2名やって来て、いよいよ引き取りが始まります。長年連れ添ったピアノとも、遂にお別れの時です。

タケモトピアノへ売却 (6)タケモトピアノへ売却 (7)

初め、鍵盤の蓋や前面のカバー等の可動部で取り外せるものは全て取り外し、先にトラックへと運ばれていきます。

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全て取り外したところで養生シートの上に移動させ、ここで背面を含めた最終確認が行われました。背面の板を叩いて音を確認したり、鍵盤やペダルの動作、生活キズの状態など、それらを細かく査定してセンターに電話で確認されます。

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そして、めでたくOKが出ました!調律の記録紙は半分以上ちぎれている状態でしたが構わないとの事、その他カビや虫食い等も無かった様で、ホット胸を撫で下ろしました。

ピアノは更に養生シートが被され、男手2名で運ばれて行きます。

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この瞬間が一番つらいですね…。私も幼少の頃から時々弾いていた思い入れのあるピアノでしたから。次に使う方に愛される事を願って止みません。

現金をその場で受け取り

ピアノが運ばれていくと、間もなくして養生シートが片付けられ、同時に現金15,000円が支払われました。後は簡単なサインをして終了、無事に買取完了となりました。業者の2名の男性は、ややコワモテながら丁寧な対応で、気持ちよく買い取りを見届ける事が出来ました。

引き取り時に万が一“破損”等で引き取り不可となった場合でも、出張費を請求される事は無い、との事でしたから、安心して見積もりを依頼する事ができました。15,000円という数字は、細かな査定などせず電話見積もりのみで出てきた金額ですから、ひっとしたら“買取最低額”として定められている金額なのかもしれません。

それでも、下手をすれば“有料で処分”となっていたかもしれないピアノが「お金」になった訳ですから万々歳です。→中国の需要高でもっと高く売れる可能性があるという話も聞いていますので、他社と競合させて少しでも査定UPを目指すべきでした…!

以上、“タケモトピアノ”へのピアノ買取依頼の模様をお伝えしました。