RICOHのレーザープリンター「IPSiO SP 6110」を愛用していて感じる事

私は日々の作曲活動における楽譜の印刷に、リコーのレーザープリンター「IPSiO SP 6110」を使用しています。

今回は、インクジェットプリンターを使うよりも断然オトクなレーザープリンターについて、その実力の程を検証。ランニングコストや使いごこちについて解説していきたいと思います。

インクジェットは手間&コスト高!

数年前にこのプリンターを手に入れるまでは、インクジェットを酷使していましたが、何せA4一枚印刷するのに1分以上かかる他、細かな演奏指示記号や文字の表記が綺麗に出ず、フラストレーションを感じていました。

canon ip4700 (1)

私が使っていたのはCanonのPIXUS iP4700。発売は2009年とかなり年季入っていますが、未だに現役でたまに使用しています。しかし毎回その使い勝手の悪さに辟易しています。

canon ip4700 (3)

電源を入れると、すぐにヘッドクリーニング。これに毎回5分以上も要し、その度に大量のインクを消費するのか、新品のインクを入れても毎回10数枚しか刷る事ができません。

更に、印刷用途の殆どが「黒」にも関わらず、その他のカラーも印刷のたびに減ってゆくばかりか、モノクロ印刷にも関わらず「黒」以外のどれか一つがインク切れになっただけで、たちまち印刷できなくなってしまいます。

canon ip4700 (2)

A4一枚にかかる印刷コストは、100円を優に超える計算に…。流石に最近では純正インクの使用を辞め、準純正(?)くらいの安いインクを使用しているのでまだマシですが、それでも一枚20~30円はかかっていると思います。

“レーザーは高い”は間違い!

近年、レーザープリンターの価格は驚くほど下がりましたね。数年前では6万円はくだらなかったカラーレーザーですら、最近では10,000円程度で買えるエントリー品も多く、手が出し易くなっています。

IPSiO SP 6110 (1)

私が使用している「IPSiO SP 6110」は、レーザープリンターがまだここまで安くなる前に購入したものですが、それでも新品を22,000円で買う事が出来ました。※価格は社会情勢により随時変動します。

IPSiO SP 6110 (4)

しかもA4で3000枚刷れるトナー付き!まぁ実際は1800枚程度で交換となりましたが、コンビニで1800枚刷れば18,000円かかる事を考えると、かなりお得なのではないかと思います。

IPSiO SP 6110 (3)

もちろんA3対応。増設カートリッジや両面印刷ユニットは、ヤフオクから一つ3500円くらいで調達しました。

ランニングコストは2.5円/1枚

レーザープリンターで“高い”と思われがちなのが「トナー」だと思います。確かに純正品のトナーは数万円と高く、これをクソ真面目に購入して使用すると、たちまちコンビニの10円/1枚を越えてしまうでしょう。

私が利用しているのは「凡用品」。これは純正品と同じ工場で作られたものでありながら、メーカーの“お墨付き”や“保障”が無いだけの新品で、リサイクル品とは違って機械を壊す心配が殆どありません。

それでいて価格はぐっと安く、A4印刷15,000枚用が20,000円(購入当時)。実際は8000枚程度となりますが、これで計算すると2.5円/1枚。紙代を含めても1枚5円程度の印刷コストに抑える事が出来ます。

楽譜

印刷結果の美しさは言わずもがな。斜めのラインやカーブラインもクッキリ!これでいて1枚刷るのにかかる時間は数秒程度ですから、ストレスもありません。 1台数千円で買えるインクジェットプリンターに対して、ある程度まとまった金額の初期投資がかかる事が難点ではありますが、それを感じさせない程のコスト・パフォーマンスを実現してくれるのがレーザープリンターだと思っています。

これからプリンターの購入を検討されている方は、是非「速い」「安い」「綺麗」の三拍子揃ったレーザープリンターをおススメします。