海外旅行で「一眼レフカメラ」は危険?見直すべきコンデジの魅力

来週から行く海外旅行に向けて持って行くカメラを選定しているのですが、一眼レフカメラをどうするか迷っています。言わずもがな、一眼レフカメラは重くて嵩張るほか、多機能で繊細がゆえに管理にも気を使います。

また重いからと言ってスーツケースに入れると、乱暴に扱われて壊れる危険があるので(特にオージーは乱暴者が多い…)機内持ち込みは必須ですが、どういう訳か海外では一眼レフカメラが異様に警戒されがちで、持っている事自体リスクに繋がる恐れもあります。

今回は、そんな一眼レフカメラにおけるリスクと、時代の流れに反したコンデジの魅力について話をしたいと思います。

一眼レフカメラは危険?

そもそも一眼レフカメラって何故そこまで警戒されるのでしょうかね?私は以前、ドイツ・フランクフルト空港で乗り継ぎの際に、手荷物検査で一眼レフカメラが引っかかり、別室送りになった経験があります。何を言われるのかと思いきや、検査官が私のカメラに小さなルーペの様な物をかざして、念入りにチェックされました。

もちろん変な物は入っていないので(笑)、即開放されましたが、何とも気分の悪い話。一眼レフカメラは、麻薬の密輸などにも使われるのでしょうか?フランクフルトは税関が厳しいという事では有名で、数十万円もする高価な一眼レフカメラであれば関税を取られるという話を聞いた事はありますが、私のカメラは数万円程度の安物ですし、その可能性も薄いです。

パリの空港ターミナル

また別の話では、パリの空港で一眼レフカメラを使って写真を撮っていたところ、自動小銃を構えたアーミーに囲まれて別室送りになったという話を聞いた事があります。出入国審査場などならともかく、出発ロビーなどで普通に写真を撮るなんて、観光客は皆やっている事ですよね。南米やアフリカの空港ならともかく、先進国フランスの空港でそんな事があるなんて、俄かには信じがたい話。

スマホは警戒されにくい?

そんな一眼レフに比べ、スマホでの撮影に関してはそれほど警戒される事は無い様に思えます。その理由は2つあって、

  • 皆が持っているものだから
  • 鮮明な写真が撮れないものだという意識

つまり、余りにも普及し過ぎて皆が皆持っているものだから特に警戒されない(しても仕方が無い)事に加え、スマホに“付加”された機能の一つに過ぎず鮮明な写真が取れるはずは無いというイメージや先入観からか、一眼レフはダメでもスマホは黙認されるというケースが考えられます。

意外と“アリ”なコンパクトカメラ

この様な時代に、海外旅行に一眼レフカメラを持って行く事は、メリットよりもデメリットの方が多いのかもしれません。かと言って「ミラーレス一眼」だと一眼レフよりも一回り小さい程度ですし、重たい割には画質がイマイチ。

そこで注目なのが“コンパクトカメラ”。このスマホ全盛期に何を今更、という声も聞こえてきそうですが、高機能を小さくまとめる技術は以前よりも進歩しています。もちろん機能や画質はピンきりですが、大手メーカーは今だに高性能なコンデジを発売しています。

ソニーRX-100

私が昨年購入したSONYのRX-100は、コンデジなのに一眼レフに負けず劣らずの画質と表現力!先日のシンガポール旅行でも大活躍してくれました。特に夜景の撮影は十八番で、1回のシャッターで複数枚の画像をカメラ内で自動合成してくれる機能があるので、手振れの起き易い夜景撮影でも三脚なしで十分綺麗な写真を撮ることが出来ました(夜景の記事→Helix Bridgeのライトアップが美しい!マリーナ湾の夜景スポット)。

価格も一眼レフやミラーレス一眼に比べれば安いですし、何より小さくて軽く、どこへでも持ち運びできるのが便利です。スマホの普及に従ってコンデジ市場規模は右肩下がり。そんな時代だからこそ、安くてお得なカメラが手に入るのかもしれません。

海外旅行で一眼レフカメラはNGなのか

そんな訳で、次回の旅へも一眼レフの持ち出しは見送り…。これから先あまりにも使用しなければ、まだ値が付く内に中古カメラ屋へ買い取りに出そうかなと思います。

旅行へ持って行くカメラに一眼レフを検討している方は、是非コンデジへの切替も視野に入れてみては如何でしょうか?