昨日ご紹介したオーストリア・グラーツのホテル「Palais Hotel Erzherzog Johann」は、貴族の邸宅だった所を改装した歴史ある建物ですが、内部には吹き抜けの天井を持つちょっとステキなカフェCafé Erzherzog Johannが入っています。
コーヒーや軽食の価格設定も良心的!雰囲気が良く、落ち着ける空間で飲むコーヒーはさぞ格別かと思いきや…?
ホテル1階吹き抜けのカフェ
今回宿泊したPalais Hotel Erzherzog Johannにはカフェが併設されていて、レセプションの横が入口になっています。ホテル内のカフェとは言え、宿泊客限定という訳ではなく、誰でも入って来れる模様。
店内は思いのほか広く、ケーキのショーケースを備えた厨房のカウンターのあるメインエリアには30席ほどあって、更に奥のエリアにも座席が用意されています。それでも朝食時に覗いた時は、席の多くが埋まってる事もありました。
ホテルの記事でお伝えしたとおり、このカフェの天井は4階まで吹き抜けの構造になっています。天窓から日が差して開放感のある昼間も良いですが、夜はまた違ったムードがありますよね。
この時は夕方5時ごろの訪問でしたが、客は数名程度です。尚、ここはホテル内のカフェですが、システムは一般のカフェと同じ。来店して好きな席へ着いたら、後から店員さんがやって来てオーダーを取ってくれます。
メニューの種類は少なめ、価格は良心的
メニューは、カフェメニューの他に軽食が少し。ホテル併設という事もあって朝食メニューが用意されていて、3種のオーダーメニューの他、€16.5でビュッフェも頂ける様です。※価格は為替レート等により常に変化します。
その他3種のスープ、肉orベジタブルのメイン、後はウィンナーやトースト、サラダがあるくらいです。どのくらいのボリュームかは分かりませんが、価格は良心的。
肝心のカフェメニューですが、ドリンクはMELANGE等のコーヒーの他、各種フルーツを使ったフレッシュジュース、ソーダ等。またケーキが少しあるものの、全体としては種類少なめな印象です。
ちょっと美味しい茶菓子
今回は、「ラテ・マキアート」と「Schokokuchlein」というチョコマフィンを頂きます。注文から7~8分で出てきました。
ラテ・マキアートに付いてきたこのクッキー、調べてみるとJ.HORNIGというグラーツにあるコーヒーメーカーの茶菓子です。ミルク風味が引き立って、なかなか美味しいクッキー。オーストリアの茶菓子は、レベルの高いものが多いですよね。
また、このクッキーが乗せられたラテ・マキアートのコーヒーソーサーがちょっと変わっていて、カップを乗せる位置がずれたデザインになっています。センターにあるよりもスプーンやシュガーを乗せやすいのだと思いますが、これだと運ぶときにバランスを取るのが難しそう?
コーヒー・マフィンはフツーの味
耐熱グラスに入れられたラテ・マキアート。ビールの様に美しく入れられた泡は良いですが、ミルクの風味やコーヒーの苦味はあまり引き立ってきません。日本でこれが出てくれば美味しいコーヒーですが、オーストリアのレベルで考えると“フツー”かなと…。
マフィンは、日本で出てくる甘さ控えめのマフィンといった感じの味わい。写真で見るより遥かに大きくてボリュームありますが、ボロボロと崩れる海外ならではのマフィン。甘さ控えめ=チョコ風味も控えめで、こちらもちょっと期待ハズレ…。
お会計は€5.8。“ホテルプライス”とかではなく、街中のカフェと変わらない値段設定(それよりも安い?)なのは良心的!でもこの味ならナットク…?尚、ここでの会計も普通のカフェと同じくテーブル会計。担当の店員さんに声をかけて、伝票を持って来てもらいます。
営業時間は19時まで
このCafé Erzherzog Johannの営業時間は8:00-19:00(月曜~土曜)、日曜・祝日は8:00-12:00ですが、“Frühstücksbuffet”とあるので、この時に限っては朝食ビュッフェ専門になっているのでしょう。HPは、ホテルHP内にページがあります。
朝食ビュッフェの料金はやや高い気もしますが、千円以内で食べられるアラカルトメニューは魅力的かも。今回頂いたコーヒーとマフィンの味はフツーでしたが、良心的な価格のコーヒー1杯でゆっくり寛ぐのも良いかもしれませんね。
雰囲気の良いカフェは、このホテルの魅力の一つ!そういう意味でも、今回宿泊したPalais Hotel Erzherzog Johannはおススメです!詳しくは昨日の記事をご覧下さい→グラーツ旧市街で貴族の館に泊まる!Palais Hotel Erzherzog Johann
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