TESCOやMORRISONS、Waitroseなど、幾つかのチェーン店があるロンドンのスーパーマーケット。水や惣菜、ばら撒き土産探しにも重宝しますし、海外旅行ではちょっとした楽しみの一つですよね。しかしロンドン市内中心部には、なかなか品揃えの良いスーパーが見つからないもの…。かと言って遠く離れた郊外まで足を運ぶのも気が引けますよね。
そこで今回は、私がロンドン滞在中に何度か足を運んだ、まずまずの品揃えを誇るスーパーマーケットWaitrose(ウェイトローズ)をレポートします。
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目次
市内中心部は小型店ばかり…
ロンドンは大都市なので、街中を探せば手ごろなスーパーがすぐに見つかるものですが、大概どこもコンビニの延長くらいの規模しかなく、長い時間をかけてじっくりと物色できる様なスーパーが見つかりません。
例えばTESCO express。世界中にチェーン店を置く大手スーパーTESCOの都市型版(エクスプレス)の店舗ですが、品揃えはイマイチ…。しかも店舗が小さい所が多いので、あまり長い時間物色していると店員に目をつけられそうで、リラックスできませんでした…。
TESCOはイギリスに本拠地を置くにも関わらず、ロンドンの街中は小規模なexpressやMetroばかり。大型のTESCO店舗は郊外にしかなく、なかなかそこまで行って荷物を抱えて帰ってくるという気にはなれませんよね。
近郊SC内のWaitrose
そこで、私がロンドン滞在中に何度か利用したのは、Shepherd’s BushにあるSC「Westfield」。ここには同じくスーパーのチェーン店「ウェイトローズWaitrose」が入っていていました。
シェパーズブーシュは少し近郊エリアになりますが、ロンドンの中心SOHO地区からでも地下鉄Central線で15分程で着きますし、SCは駅前なので利便性も抜群!しかも私はちょうど市内中心部から滞在先のホテルへ帰る途中にあった為、滞在中は何度かお世話になりました。
ウェイトローズはSCのグランドフロアにあります。建物の奥まった所にある訳ではないので、駅からのアクセスも良かったです。
店内はまずまずの広さ。何階層にもおよぶ超大型スーパーとは比べ物になりませんが、日用品やばら撒き土産などを探すには困る事は無いと思います。何せ都心部の小さな店舗と違って、何時間でもゆっくりと物色できるのが良いですよね。
出来合いの食品はお手頃価格
ここで少し食品などを物色してみましょう。ロンドンのスーパーで目立つのは、電子レンジでチンするだけで食べられる出来合いの食品の数々。ガイドブックによると、ロンドンの人達は忙しい平日は簡単な食事で済ませる事が多いのだとか。
日々の食事に欠かせないものなだけあって、価格は安く抑えられていますね。これで食事をすれば、物価高ロンドンでの滞在費を大分抑えられるかもしれませんが、残念ながら私が宿泊したホテルには電子レンジが付いていませんでした。
驚きなのはピッツァの安さ!25cm大の日本で言うMサイズが僅か£2.6です。流石に出来合いのものでも、日本ではもう少ししますよね。まぁ日本の宅配ピザが高すぎるというのもあるのかもしれませんが。
ワインもお手頃価格
続いてアルコールを見てみましょう。さすが欧州とあって、ワイン類は充実していました。
モエシャンドン・インペリアルのBRUTは£32.5。日本でも4~5千円しますから、これはなかなかお手頃かもしれません。
しかしもっと安かったのはコレ!「羽田空港JALファーストクラスラウンジ」のレポートでもお伝えしましたが、日本では5~6千円はくだらないデュヴァル=ルロワがこの価格!なんと¥2,500程度で買えてしまいます。セール前の価格と比べても破格ですから、これは念入りに探せばもっと掘り出し物が出てくるかもしれませんね。※価格は社会情勢により随時変動します。
スコッチウイスキーは割高
つづいてウィスキーのラインナップ。言わずもがな、スコッチウィスキーの生産地スコットランドはロンドンのお膝元ですから、高級ウイスキーがさぞかしお得に手に入るものだと思っていたのですが…
何気に高い!中央の「THE GLENLIVET 15年」は日本でも4千円強で手に入りますから、£40というのはかなり割高。その隣にある水色のFOUNDER’S RESERVEは、現在日本では殆ど出回っていない銘柄ですが、12年物よりも若い原酒が入った廉価版。にも関わらず日本で買う12年物よりも高値でした…
ジャパニーズウィスキーも取り扱っていましたが、日本よりも割高なのは言うまでもなし。「フォートナム&メイソン」の記事でお伝えした様に、店によっては超高級ウィスキーが安く手に入る場合もあるので、ここで諦めずに各店舗を巡ってみるのも良いかもしれませんね。
その他、種類によってまちまち
その他、安かったのはハイネケンビール。350ml×6が£4.5≠¥630。1本あたり¥105というのはかなりお得なのではないでしょうか。
ペットボトル水も、ロンドンの割りには安い印象です。500mlのVolvicがおよそ¥70というのは、日本のディスカウントストアとあまり変わりませんね。
しかし菓子類はちょっと割高。東南アジアを含め、これまで訪れた十数カ国の中で日本より菓子類が安く売られていた国は記憶にありませんが、その中でもロンドンは大分価格が抑えられているという印象です。
ウェイトローズの印象
このWaitroseの印象としては、食品や水など生活必需品はかなり安く抑えられていると感じました。同じ物価高の北欧フィンランドと比べてもかなり安く、ビールやワイン等の贅沢品にも破格の値段がつけられている事には驚きました。でもイギリスの最低賃金は£7.2≠¥1,000と、日本と遜色無い数字ですから、生活必需品の価格が日本とあまり変わらないのも納得です。そう考えると“ロンドン=物価高”という定説は、一部のものに限っての事なのかもしれませんね。
ロンドンの大型ショッピングセンターWestfield内にあるスーパーWaitroseは、まずまずの広さと品揃えを誇るスーパーマーケットでした。ロンドンのスーパーを訪れる際は、大型SCに狙いを定めるのがおススメです。
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