スペインの国技“闘牛”が観られるマドリードの「ラスベンタス闘牛場(Plaza de Toros de Las Ventas)」。今回はそこでの闘牛観戦に関して、チケットの事前購入や座席の選び方、また会場アクセスや入場について詳しくレポートしていきたいと思います!
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チケット購入と開催時期
ラス・ベンタス闘牛場のチケットですが、私はこちらの公式サイトから事前予約・購入しました。※コロナ騒動を経て開催日が大幅に縮小されている模様です。
旅行代理店なんかでも取り扱っている所はありますが、ここだとマージンがかからないのでお得です。一応日本語にも切替対応していますが、所々ぎこちない感じなのであまりアテにできません…。
日程表の赤の表示の日は普通の闘牛、オレンジの表示の日は見習いの闘牛士による試合です。
闘牛は毎日開催されている訳ではなく、基本的には公式シーズン(3月~10月)の間1週間に1日のみ。ですが、5月中旬~6月中旬の間は毎日開催されており、私がマドリードを訪れたのはちょうどこの期間に当たったのでラッキーでした!夏休み期間中の繁忙期であっても週1の開催なので、この時期に訪れる予定のある方は早めにチケットを押さえておく事をおススメします。
席の選び方とチケット受け取り
チケットのカテゴリーですが、基本的に前方へ行くほど価格が上がって行く他、日向の席(Sol)→中間の席(Sol y Sombra)→日陰の席(Sombra)の順に価格が上がって行きます。
闘牛場は後方の席を除いて全て屋根の無いスタジアムですが、闘牛の開催が夕刻となる事から、必ず西側の席が日陰になる様になっています。その為、日向でまぶしい席は安めに、日陰で見易い席は価格が高いという訳です。
私は中間の席(Sol y Sombra)を選びましたが、日が出るとギリギリ日向のエリアに入り、眩しくて牛が見え難くなる時もありました。今回は殆ど曇り(一時雨)だったので影響は限定的でしたが、日向か日陰かは想像以上に重要だと感じました。
また、闘牛自体も日陰の方で主に行われるので、日向の後ろの方の席だとかなり遠くなってしまうと思われます。まぁチケット代を見ると上から下まで数倍の差があるので、そのくらいは違って当然かもしれませんね。
席の選択に関しては、カテゴリーおよび列だけ指定可能で、後の細かい指定は出来ません。緑のマークが空きシートですが、どのマークを選択しても左から詰めて選択されてしまいます。
クレジットカードで決済後、予約確認のメールが送られて来ますが、チケットの受け取り方法は2種類。チケットオフィスで受け取るか、宿泊先のホテルへ送付してもらうかの二択になりますが、チケットオフィスはカルメン広場(Gran Via駅近く)にあって闘牛場では受け取れないので不便です。
私はホテルへの送付を選びましたが、きちんと封筒に入れて、しかも厚紙の案内状まで付いているという丁寧さ!ホテルチェックインの際に受け取るだけなので、絶対この方が楽で良いですね。
アクセスとチケット窓口
さて、ラスベンタス闘牛場の場所ですが、マドリードの中心地からやや離れた所にあります。でもOpera駅から地下鉄2号線および5号線が直通しているのでそれほど時間はかからず、Principe Pio駅側のホテルから30分で到着しました。
メトロのVentas駅出口を出ですぐ。この日はあいにくの雨でしたが、小雨だった為か中止にはならず。悪天候で中止が発表された場合は、闘牛場のチケット窓口へ行けばチケット価格の80%が返金されるそうです。
チケット窓口には、当日券を求める人で超陀の列!私が訪れた時期は毎日開催されていたので当日券もありましたが、週1回しか開催されない夏の繁忙期なんかだと、まず買えないと思います。
東京ドームの様な構造
入場ゲートは幾つもあってどこから入れば良いか迷いましたが、取り合えず正面のメインエントランスから入る事に。ここでチケットのチェックが行われます。
基本的に東京ドームの様な構造で、中へ入ると更に客席への入口が幾つもあって、手持ちのチケットに対応した入口から客席へと入場します。スペイン語で書かれたチケットを見ても良く分からないので、ここは素直に係員に聞いた方が早いです。
適当に辿り着いた入口の係員にチケットを見せたところ、なんと偶然にもビンゴ!ここでチケットをもぎり、親切に席まで案内してくれました。スペインはオペラ座でもそうでしたが、皆どの会場でも親切です。
クッションを貰うのを忘れずに
このラスベンタス闘牛場の客席ですが、この様に番号が書かれただけの石段があるだけ。この日は雨も降っていたので、濡れたままになっています。
でも周りをよく見ると、なにやらクッションの様な物を持っている人が多数。どうやらこれを尻に敷いて観戦するスタイルになっている模様。
そう言えば、会場入口でクッションをパンパン叩きながら喋っているおっちゃんの姿を見かけましたが、まさかこれを配っていたとは…。取りに戻るのが面倒なのでそのまま座りましたが、これがあると雨に濡れた所でも平気ですし、便利ですよね!
と言う訳で、続きは次回へ!闘牛の模様や見所についてお伝えします。→本場の「闘牛」を詳しく!ラス・ベンタス闘牛場/スペイン・マドリード
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