今回は、ロンドン・ヒースロー空港で利用したキャセイパシフィック航空のファーストクラスラウンジをレポートします!
世界の様々な空港にあるキャセイのラウンジの中でも、ロンドンは香港以外でファーストクラス(ワンワールド・エメラルド)専用のラウンジを持つ数少ない空港ですが、内部はキャセイ特有のオシャレな内装はそのままに、無料で飲み食い出来るダイニングレストランもあって、サービスは超充実!
とても快適な滞在となりました!
目次
場所は「Lounge C」
ロンドン・ヒースロー空港にあるキャセイパシフィック航空ラウンジ、場所はターミナル3の制限エリア内のラウンジエリアC。
“Lounge C”と書かれた所から入ってエレベーターで上階へ上がれば、目の前にラウンジのレセプションがあります(詳しい場所については前回の記事を参照→ロンドン・ヒースロー空港(T3)ファーストチェックインとラウンジ巡り!)。
レセプションはBusiness Classラウンジと共用になっていて、レセプションのすぐ横がFirst Classラウンジ。通路の奥へ行くとビジネスクラスラウンジがあります。
レセプション横には“Washroom”と書かれたトイレやシャワールームがありますが、こちらもファースト・ビジネス共用です。
居心地の良いラウンジエリア
さて、ファーストクラスラウンジの方へ進むと狭い通路があり、その奥にパーティションで区切られた3つのラウンジエリアがあります。
ラウンジ自体はそれ程広いものではなく、印象としては香港にあるTHE PIER First Class Loungeを更に縮小した様な感じ。しかしキャセイらしいウッド調のインテリアも踏襲されていて、落ち着いた雰囲気のある素敵な空間です!
※参考→【THE PIER】First Class Lounge/レストランのメニューを食レポ!香港国際空港
座席は個人用ソファーが中心ですが、ANAラウンジの様な詰め込み感は一切無く、スペースが広く取られた余裕のあるシートピッチ。ソファーが無造作に並べられたお洒落なリビングルームの様な所もあります。
ラウンジ内は一面大きな窓に面しているので、どのエリアも自然光が沢山入って明るいです。窓側には、足を伸ばして座れるソファーが10席程配置。こういったゆったりと寛げるソファーシート、最近のJALファーストクラスラウンジではすっかり見なくなってしまいましたね…。
ドリンクカウンター/シャンパンは3種類
ラウンジエリアにはドリンクのカウンターがあって、ワインをはじめハードリカーやビール等のアルコールも充実!
ビールはサーバーから注ぐタイプの他、冷蔵庫には10種類以上の瓶ビールが勢ぞろい!ハイネケンやタイガー、日本のアサヒ・スーパードライもあります。
サーバービールはCarlsberg(カールスバーグ)というデンマークの銘柄。
また、ファーストクラスラウンジと言えばシャンパンが飲める事も醍醐味の一つですが、この時用意されていたのはLaurent-PerrierとGeorges Vesselle、それにLaytonsのピンクシャンパンの計3種類。
Georges Vesselleはあまり他では見かけない銘柄ですが、飲んでみると程良い主張があって白ワインのテイストもしっかり。この後ダイニングで食事の際にLaytons Roseも試してみましたが、こちらも風味豊かでなかなか美味!
尚、Laurent-Perrierは成田・羽田のJALファーストクラスラウンジでも飲めますが、これは“La Cuvee”という数年前にリニューアルされたフレーバーで、以前と比べると風味も主張も落ちてしまった…(参考→JALファーストクラスラウンジ(成田空港サテライト)新しくなったローランペリエ)
市場価格も安く、日本の楽天やアマゾンでもフルボトルが4千円台で買えてしまうので、あまり特別感は無いですよね。
ラウンジ内のダイニングレストラン
さぁそしてラウンジエリアの横にあるのが「Dining」。こちらではレストランさながらのテーブルサービスで、オーダー式の食事を楽しむ事が出来ます!ラウンジ内にあるので、食事は勿論全て無料!
内部はテーブル席が20席ほど。香港のTHE WING Firstラウンジにあるレストラン「THE HAVEN」と比べると手狭ですが、お昼時にも関わらず非常に空いていました。
通常のレストランと同じ様にホールの担当員が居て、席に案内されます。
このダイニングルームで注文出来る料理のメニューですが、これがなかなかの充実ぶり!数種類のスターターやメイン料理、デザート、それに「フィッシュ&チップス」等のイギリス料理も用意されていて、香港のラウンジよりも断然豊富です!
ドリンクはラウンジエリアに置かれている物と同じですが、それでも数え切れない程の豊富な種類!ノンアルコールカクテルもあるので、お酒が飲めない人でも安心です。
香港では味わえないイギリス料理が美味!
今回はランチタイムという事で、料理2品とデザートの合計3品をオーダー。この後はエコノミークラスへの搭乗なので、気兼ねせずにガッツリ食べられるのが嬉しい所(笑)!
こちらはメインの中にある「East Indian bean tarkari」というメニューですが、豆がたっぷり入ったカレーにココナッツライス、それにParatha(パラーター)というインドやパキスタン地方で食べられているパンのセットです。
少しピリ辛のカレーはスパイスが効いて美味しいですし、Parathaは薄いのにもっちりした食感。ナンの様にカレーにつけて食べると食感も一緒に楽しめます!
イギリスの食文化の一つにインド料理がある事でも知られていますが、このメニューもその内の一つなんでしょう。
こちらは「Crispy battered fish and chips」。ファーストフードとして認識される事も多い“フィッシュ&チップス”ですが、肉厚で風味豊かな白身魚とホクホクのフライドポテト、ソースはケチャップやタルタルソースの他、豆を中心とした野菜ペーストのディップもあって、料理としての質はかなり高いです!
衣が分厚くてやや油っこさはありますが、魚の素材の味が引き立って美味しいです!
デザートは「Apple and blackberry crumble」。“クランブル”というイギリスのスイーツで、リンゴやベリーの上に細かく砕いた生地を乗せて焼いたもの。甘酸っぱいベリーとちょうど良い甘さのクリームソースが相成って、こちらもなかなか美味!メイン2品にデザート、味もボリュームも大満足のランチでした!
「Pantry」にフルーツとチーズ
尚、このラウンジではダイニング以外に食事が出来る場所はありませんが、ラウンジの入口に近い所には「Pantry」のエリアがあって、ここにはスイーツやチーズ、またコーヒーマシン等が置かれています。
冷蔵庫の中にはババロアの様なスイーツもあって、種類はなかなか豊富!サンドイッチもあるので、小腹が空いた時には重宝しますね。
何時間でも過ごしたい素敵なラウンジ!
と言う訳で、美味しいランチも楽しめたロンドン・ヒースロー空港のキャセイパシフィック航空ファーストクラスラウンジ。係員の応対品質も良いですし、ファーストクラスラウンジは本来こうであるべき、そう感じさせる素敵なラウンジでした!
何時間でも居たい所ですが、今回は3つのファーストクラスラウンジを巡るので名残惜しくも次のラウンジへ!次回はブリティッシュエアーのファーストクラスラウンジをレポートします!
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