マドリードに引き続き、スペイン・バルセロナの話題から。今回は、バルセロナにある「凱旋門」についてレポートします!
凱旋門といえば、フランス・パリのエトワール凱旋門が真っ先に思い浮かびますが、ここバルセロナにも凱旋門があるのをご存知ですか?その姿や形、見所など、パリのエトワール凱旋門との比較も交えてお伝えしたいと思います。
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赤レンガの凱旋門
スペインにある凱旋門。場所はバルセロナ旧市街の北側、最寄駅は、メトロL1のArc de Triomf駅になります。
地下鉄の出口を出るとすぐに、朱色をしたレンガ造りの門を発見!見るからに“凱旋門”と分かるこの建物、元々は1888年のバルセロナ万博の際に建設、万博の会場となるシウタデリャ公園への入場門として使われていたそうです。
デザインは、19世紀に活躍したカタルーニャの建築家Josep Vilasecaという人物。この総レンガ造りの建物は、“ムデハル様式”というスペイン独特の建築様式で建てられているそうで、同じバルセロナにある「サンパウ病院」にも見られますね。(参考→「サンパウ病院」素晴らしい景観!意外と穴場なバルセロナ観光スポット)
高さはおよそ30mという事で、パリの凱旋門と比べるとかなり小ぶりですが、近くで見上げるとなかなか見応えあります。
凱旋門から続くプロムナード
凱旋門から先、シウタデリャ公園までの間は、およそ300m続く遊歩道になっています。車が入って来ないので、悠々歩く事ができるのは良いですね。
大道芸人の姿も多数あります。でも思いのほか、ザルツブルクやミュンヘンで見かけたふざけた格好の人(失敬)はおらず、ここに居るのはみな真面目なミュージシャンばかりです。
ただ、観光客と思われる姿は思いの他少なく、自転車に乗った人やベビーカーを押す人など地元民と思われる人が殆ど。市民の憩いの場になっている様ですが、観光地スポットとしての人気はあまり無いのかもしれません。
パリの凱旋門と見比べてみると…
因みに、本家フランス・パリの凱旋門と見比べてみると、姿や形はソックリ!真っ直ぐに延びる道路から見た感じも、そのままです。
とは言え、大きさや貫禄の違いは明らか!パリの凱旋門は50mの高さがあって、展望台にもなっています(参考→パリ【凱旋門】展望台へ行く階段は何段あるの?登って数えてみた)。
歴史的な意味合いも強く、戦勝記念と万博のエントランスじゃあ比べ物にならないですよね。
ちなみに、パリの凱旋門に通じるシャンゼリゼ通りは、毎月第1日曜日になると歩行者天国になるので、凱旋門をじっくり見たい場合はその時を狙って訪れるのがおススメ!詳しくは、「シャンゼリゼ通りが歩行者天国になる区間はココ!パリ第一日曜日は凱旋門を真正面から眺めるチャンス!」の記事をご覧下さい。
のんびり散歩には良いかもしれない
パリ以外にある凱旋門という事で、トピックス的には目立つはずのバルセロナ凱旋門ですが、何故か観光客と思われる姿はかなり限定的。まぁパリの様に登れる訳でもないですし、別に華やかなスポットでは無いので、わざわざ見に来たいと思う人は少ないのかもしれませんね。晴れた日にのんびり散歩するにはちょうど良い所です!人ゴミに疲れた時にでも、訪れてみて頂ければと思います。
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