マドリード･バラハス国際空港のT4には「Velazquez」と「Dali」の2つのイベリア航空ラウンジがありますが、今回はその内の一つ、シェンゲン国内線向けのDali VIPラウンジをレポートします！
ラウンジ内は思った以上に広さがあって、混雑もなし。ここへ来る時に利用したスターアライアンスのラウンジと比べると雲泥の差です！
目次
保安検査場を出てすぐ
イベリア航空Dali VIPラウンジがあるのは、マドリード国際空港T4の保安検査場を出てすぐ。案内表示に従って右の方へ進むと入口が見えてきます。
入室資格は、イベリア航空のビジネスクラス利用者および上級会員、およびワンワールド･アライアンスの上級会員（エメラルド･サファイア）とその同行者1名。営業時間は5:45～23:00となっています。
広い吹き抜けの空間
中へ入るとレセプション。対応の良さはまずまずです。このレセプションに向かって右にも左にも行ける様になっているのですが、特にステータスによって分かれている訳では無い様で、どちらへ行っても構わないそう。
ラウンジ内へ入ってみると、ターミナルの大屋根の下に設けられた吹き抜けの空間になっていて、なかなか広々しています！この時はお昼時の利用でしたが、席の空席率は半分程。混雑した感じもなく、リラックスできます。
宇宙船の様な円盤の形をしたインテリアが印象的！天井の梁の色使いと言い、流石スペインは独特なデザインですよね。
ソファーは個人用のものが中心。ANAラウンジの様に一斉に並ぶのではなく、空間を広く取った配置になっているので、座っていても開放感があります。
尚、レセプションから見て右と左の空間は、この様な連絡通路で繋がっています。どちらの空間も内装に違いは無いですが、レセプションを見て左側の方が若干広い感じもしました。
この連絡通路からはターミナル内の通路や発着する飛行機を眺められますし、人通りも少ないのでなかなか良い所です！
また、ラウンジの一番奥にはリラックスルーム（仮眠室）があります。
ホットミールは無し
続いてビュッフェコーナーをチェック！このDaliラウンジには、2つのエリアにそれぞれビュフェコーナーがあって、見た感じもなかなか立派ですよね！
ただ、置いてあるミールはコールドミールのみ。サンドイッチが数種類とサラダ、フルーツ、ヨーグルト、後はちょっと得体の知れないウィンナー(？)っぽいのがあるだけです。
サラダは全てスーパーで売られている様なパック詰め(笑)！でもこれ、種類が3つくらいあって豊富ですし、なによりビュッフェ形式よりも鮮度が落ちなくて良いかも？
パンは3種類。トースターやバターの他、ハニーソースや野菜風味のディップまで置いてあります。
サンドイッチが意外なおいしさ！
この日はランチタイムという事でサンドイッチを中心に少し頂いてみましたが、サンドイッチはどれもなかなか良いお味！特にこのオレンジのサンドイッチは、ハムとチーズの風味が引き立って美味！
パンは西洋特有の嫌な香辛料などは無く、生地の舌触りもまずまずで香ばしさがあります。
パンにはバターではなくこの野菜風味のディップをつけて食べてみましたが、これがなかなかの美味！トマト味ベースのディップですが、様々な野菜の風味もあって美味しいです！
こちらのディップ、調べてみたら“Iberitos”というスペインの会社の商品で、お値段€0.22。アマゾン等では売っていませんが、もしかしたらマドリード市内のスーパーで手に入るかもしれませんね。HPはコチラ。
ワインの種類が豊富！
続いて、ワインの銘柄をチェック！ビュッフェコーナーの片隅には、この様なワイン専用のカウンターが置かれています。
なかなか豊富なワインの種類！市場価格を調べてみたら、概ね1,000円～2,000円程のワインですが、これだけあって選べるのは凄い！
また、ビュッフェとは別にもう一つドリンク専用のカウンターがあって、ここにもワインが少し置いてある他、ビールもスペインのビール「mahou0.0」をはじめ数種類用意されています。
San Miguelビールだけでも瓶と缶の2種類！安酒ではあるものの、ワインとビールの種類はピカイチですね。
コスパの良いスパークリングワイン
そんな中、忘れてはいけないのがスパークリング！このラウンジではシャンパンが飲めるという口コミも見かけたのですが、置いてあったのはスペイン産のスパークリングワイン「CAVA JAUME SERRA Semi Seco」。
飲んでみると、ちょっとしたシャンパンを思わせる様なしっかりとした主張のあるスパークリング。確かに、これをフランス産のシャンパンだと間違える気持ちも分かります。
このSemi Secoは見つかりませんでしたが、“ハウメ･セラ”の市場価格はボトル1本だいたい1,500円～2,000円程度とかなり格安！なかなかコスパの良いスパークリングワインです。
ゆったり出来る国内線向けラウンジ
ビュッフェに関しては、せめてピンチョスの1品や2品くらい置いてあっても良いと思うのですが、まぁあれだけ味の良いサンドイッチが置いてあれば十分でしょう。
尚、2018年8月現在このDaliラウンジは改修工事中の為、現在入室が出来ない様です。代替ラウンジへの案内となるかは分りませんが、マドリードへ訪れる予定のある方はご注意を！
次回は、イベリア航空のエコノミークラスをレポートします→【搭乗記】イベリア航空エコノミークラスA320シート＆機内食メニュー
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