国指定天然記念物 長崎県「七ツ釜鍾乳洞」の魅力に迫る

七ツ釜鍾乳洞へGO!

今回は、長崎県にある鍾乳洞「七ツ釜鍾乳洞」をご紹介したいと思います。

私はトラベル.jp<たびねす>にナビゲーターとして記事を寄稿する活動も行っていますが、その内の一つ「七ツ釜鍾乳洞(長崎県)」の記事が<たびねす>の特別企画『長崎観光のおススメ30選 定番&穴場を専門家が徹底ガイド!』に選出されました。

別に何一つ大した事はないのですが、この機会を利用して<たびねす>の記事ではご紹介しきれなかった写真などを交えながら、長崎観光の穴場スポット「七ツ釜鍾乳洞」をご紹介できればと思っています。

長崎県の西の外れにある鍾乳洞

七ツ釜鍾乳洞があるのは、長崎県の西部。この周辺の観光地といえば、ハウステンボスが比較的近場にありますが、長崎市の市街地や長崎空港からも遠く、鍾乳洞だけを目的にわざわざ訪れる人は限定的かもしれません。最寄の高速道路IC「小迎」からもおよそ30分かかりますので、ちょっと行き難い場所です。

七ツ釜鍾乳洞へGO!

それでも周囲の道路は綺麗に整備されているので、車でのアクセスは全く問題なし。私は軍艦島クルーズの帰り、福岡空港へ向かう途中で立ち寄りましたが、それほど苦になる事はありませんでした。

他にも、例えば長崎空港から入って、長崎市内(出島)や軍艦島クルーズ、加えてハウステンボスなどを、ちょうど大村湾を周る様に巡るルートであれば、そのどこかで立ち寄れるかと思います。

七ツ釜鍾乳洞へGO!

入洞料は510円(中学生以下、団体向けに割引制度あり)。入洞料を支払う管理事務所から洞窟入口までのアプローチは、綺麗に整備された公園になっています。

七ツ釜鍾乳洞へGO!

装飾やベンチに使われている木材が真新しいので、比較的最近に造られたのかもしれませんね。地方都市の市街地から離れた場所で、これほど綺麗に整備されているのは、管理者や自治体の力の入れようが窺い知れます。

洞窟の見所は断層

“七ツ釜鍾乳洞”という名は、この辺りに無数に広がる洞窟群の総称で、実際は「清水洞」という洞窟を探検する事になります。

七ツ釜鍾乳洞へGO!

清水洞は1500m以上の総延長を誇りますが、観光洞として一般に公開されているのは最初の300m余りの部分のみ。その先への潜入は、地底探検ツアー(要予約:1,500円)に参加すれば可能ですが、4名以上のグループでなければ申し込みが出来ないので、ちょっとハードルが高いです。

七ツ釜鍾乳洞へGO!

この鍾乳洞の一番の見所と言えば、他の鍾乳洞ではなかなか見られない特異な断層でしょう。日本にある一般的な鍾乳洞は、およそ3億年前の石灰岩の中に出来たものですが、この七ツ釜鍾乳洞はおよそ3千万年前の石灰質砂岩の中に出来た比較的新しいもので、断層の亀裂の入り方にも特異性があります。

洞窟の中には、大空間を貫く大きな亀裂を見上げる場所もあって、なかなか壮大な景観です。

鍾乳洞らしさは限定的

七ツ釜鍾乳洞へGO!

七ツ釜鍾乳洞には石筍やつらら石など所謂“鍾乳石”と呼べる様な岩は少なく、上記の通り壮大な断層の景観が見られる他は、あまり鍾乳洞らしさというものは無いかもしれません。どちらかと言えば地層や断層に興味のある方には特におススメできる洞窟です。

七ツ釜鍾乳洞へGO!

それでも洞窟内には石柱が天高くそびえ立つ様な大空間もあって、300mという観光洞の規模の割には見所がよく詰っている様な気がします。

七ツ釜鍾乳洞へGO!

他にも「洞穴サンゴ」と言って、洞窟内の壁に小さな粒状の突起物が無数に広がる光景をよく目にします。先が尖ったものから丸まったものまで様々で、触ってみるとザラザラした石灰質砂岩の感触が直に伝わって来ます。

七ツ釜鍾乳洞へGO!

また、<たびねす>の記事にも書きましたが、この鍾乳洞ではコウモリの飛来も見る事が出来ます。コウモリを直接撮影する事は叶いませんでしたが、私が訪れた時は合計5~6匹は肉眼で確認する事が出来ました。

静かにしていないと決して現れる事はないので、団体など大人数で行くとなかなか出会えないと思います。なるべく少数で訪れて、「キーン」と耳鳴りがするくらい静かな状態を作る事が出来れば、やがて遠くから羽ばたく音が聞こえてくるはずです。

七ツ釜鍾乳洞へGO!

長崎県の中でもかなりマイナーな観光地の一つである七ツ釜鍾乳洞ですが、気温15度という洞窟内は夏は涼しく冬は暖かなので、ドライブがてらちょっとした涼みに、また暖をとりに立ち寄るのも悪くないかと思います。

先日ご紹介した「質志鍾乳洞」の様な危険は一切ありませんので、長崎観光で近くを通る際は是非気軽に立ち寄ってみて頂ければと思います。

関連記事

カテゴリー

【その他おススメの記事】