JALなど飛行機を愛用する者にとって、マイルの溜まるクレジットカード選びは重要なポイントですよね。「陸マイル」といって飛行機に乗らずにショッピングや鉄道への乗車によってマイルを貯める方法は、各所から様々な情報が飛びかっているかと思います。
私は長らく「JALカードSuica」を愛用していたのですが、この度それを解約して「Tokyu Point ClubQ」への移行を実施した所、マイル積算率がUP!もっと早く移行していれば良かったと後悔しています。
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海外で主流のVISAやMasterが選べない
私がJALカードSuicaを辞めた一番の理由はコレ!JALカードSuicaは提携ブランドがJCBしか選べず、海外旅行での利用はかなり限られてしまいます。結局海外旅行へ行くとサブカードとして持っているVISAブランドの「イオンJMBカード」を利用せざるを得ず、それだとマイル積算が半分に減ってしまいます。
考えてみれば、これまで海外旅行でホテルの決済やレストランでの食事など百万円を超える決済をしてきましたが、そのほぼ全てにおいてJALカードSuicaは使えませんでした。パリなど日本人に馴染みのある都市でさえ、ベタな土産物店を除いてはJCB不可の所も多いのが現状ですし、恐らくこれまでに数千マイルは損をしていると思います。
そもそも「JALカード」が海外渡航を前提にしたクレジットカードであるはずなのに、VISAやMasterが選べないなんてオカシイですよね。不便なJCB縛りのカードからは、早いところ移行した方が良いかもしれません。
JREポイントが不便!
JALカードSuicaには、Viewカード独自のポイントサービス「JREポイント」があります。このポイントを貯めると、JR関連の旅行商品の他JALのマイルへ交換する事ができます。しかしJREポイントはマイルとの二重取りは不可で、購入商品によってどちらに積算されるか自動で決められます。言うなれば、Suicaへのチャージや新幹線の切符、定期券などJR関連の商品を購入すると強制的にJREポイントへの積算になってしまうのです。
JREポイントからJMBマイルへの移行レートは、初めからマイルに積算された時と同じ「100円→1マイル(ショッピングマイルプレミアム加入時)」ですが、JREポイントは1500ポイント(=1000マイル)単位での交換となる為、最低でも10万円分JRの商品を購入しなければマイルへの積算は出来ません。
しかも今回JALカードSuica解約にあたっては、解約の申し込みをした時点でJREポイントの利用が出来なくなる為、カード解約前の最終利用月に積算されたポイントは全て無効になってしまいました。JMBマイルに積算された分は問題なく入ってきますが、JREポイントへの積算を強制されるSuicaへのチャージ分などは全て無駄…、私はこれで数万円利用分のマイルを失う事になりました。
利用頻度の高いSuicaへのチャージ分がマイルに直結しないというのは非常に不便です。
ETCカードが年会費無料じゃない
多くのクレジットカードがETCカードを無料で発行している中、JALカードSuicaは年会費500円かかります。私はこれを嫌気して、年会費無料のイオンJMBカードのETCを利用していましたが、やはりマイル積算は半分。
高速道路なんてそう乗るものじゃないですが、なおさら年会費500円分をポイントで回収するとなると割りに合わないですよね。“トレン太くん”ブランドで駅レンタカーの利用を推奨している割には、こういう所が殿様勘定なのかなと思ってしまいます。
Tokyu Point ClubQはマイルの二重取りが可能!
結局私はTokyu Point ClubQ(旧Top & ClubQ)のMaster Cardブランドに移行しました。その一番の理由はマイルの積算率!
東急ハンズなど東急ポイントの貯まる商品を決済すると、JMBマイルとは別に東急ポイントが積算され、マイルとの二重取りが実現します。貯まった東急ポイントをマイルへ移行させれば、最低でも100円→1.5マイル、場合によっては2マイル以上にもなりますからこれはお得!
もちろん、年会費の高い「アメリカンエクスプレス」などのカードを使えば100円で3マイルも4マイルも貯まりますが、あまり一般的ではないですし、程よい年会費を考えればこれが一番でしょう。
※但し、Tokyu Point ClubQはオートチャージではマイルが貯まらないので要注意。
JR利用者でもTokyuの方がお得!
JRメインの利用者であっても、JR区間のみの定期券を購入する機会のある方を除いては、Tokyu Point ClubQのオートチャージ(Pasmo)を使えば問題ありませんし、何より決済がすぐさまマイルへ直結するのが良いですよね。東急線沿線に住む方であれば様々なポイントがあって尚更お得ですが、それ以外の沿線でも一番オトクなのはこのTokyu Point ClubQだと思います。※2017年4月の制度改悪により、このTokyu Point ClubQのオートチャージでJALマイルを貯める事が出来なくなってしまいました!海外利用時の手数料も1.66%から2%へ値上がりするなど、ちょっと調子に乗りすぎですよね。