乗り継ぎで訪れているトルコ・イスタンブールですが、今回は2019年4月にオープンしたばかりの新空港にあるターキッシュエアラインズのラウンジ「Miles & Smiles Lounge」をレポートします!
イスタンブール空港ラウンジと言えば、移転前より広くて何でもアリの凄いラウンジとして有名でしたが、移転後のラウンジも広々空間に美食の宝庫!とても快適な滞在となりました!
目次
スタアラ・ゴールドで入室可能!
Miles & Smilesラウンジがあるのは、出発エリアのC1ゲート付近。案内板の表示に従って進んで行くと、ラウンジへ通じるエスカレーターの所へ辿り着きます。
ラウンジがあるのは一つ上の上階。このエスカレーターの所にも小さな受付があるのですが、ここでのチケット提示は必要ありませんでした。
このラウンジの入室条件は、ターキッシュエアラインズのビジネスクラス利用者、同マイレージ上級会員の他、スターアライアンス・ゴールドホルダーとその同行者1名も入室可能。
ラウンジの入口は自動改札。チケットのバーコードをかざせばゲートが開いて中へ入れますが、何故か私のチケットは反応せず…。横のレセプションに申し出れば問題なく入れましたが、この後訪れたBusinessラウンジでも同じ症状に見舞われたので、まだシステムがきちんと働いていないのかもしれません…。
5,600㎡の広々ラウンジ!
ラウンジは、出発ロビーの大屋根の下に造られた吹き抜けの広々空間!765名収容で、5,600㎡もある大きなラウンジです。日本最大を誇る成田空港のサクララウンジ(本館)ですら4,000㎡台なので、いかに広いかが分かりますね。
エントランス付近には、自動演奏を搭載したグランドピアノが設置。私も初めて見たFEURICH(フォイリッヒ)というドイツの老舗メーカーのピアノ、3本あるペダルが特徴的な形をしています。
現在ではオーストリア・ウィーンの他、中国でも製造されているのだそう。
入口付近には大型のロッカー、その奥にはシャワールーム(後述)のレセプションがあります。ここだけ見ても、かなりスペースに余裕がありますね。
食に溢れた3つのエリア!
このラウンジは大雑把に分けて3つのエリアがあり、入口から続く初めのエリアはダイニング。
ここは両側にダイニングテーブルとソファーを配置し、中央にはレンガブロックの洒落たキッチンがあって、様々なオーダーメイドのフードが楽しめます。
ダイニングに並行してあるのが、照明を落としたリラックスエリア。大き目のソファーが中心で、ライブラリーや書斎、スクリーンを配した視聴覚室の様な部屋もあります。
ラウンジの一番奥へ行くと、天井の高い開放的なエリアがあり、ここには様々なタイプのソファーやカフェ式テーブルが配置され、ドリンクやスイーツのカウンターが並んでいます。
美味しいケーキも沢山あって(後述)、私的には一番お気に入りのエリア!
また、ラウンジの中央付近にはビュッフェカウンターがあるのですが、ここにあるのはサラダとチーズが主で、ホットミール等は限定的。それでも彩り豊かな野菜や豊富な種類の豆など、他国のラウンジにある様なサラダバーとは全くの別物です!
ホットミールが食べたい場合は、ビュッフェの周りにある有人のカウンターへ!サンドイッチやピッツァ、オムレツ等、割烹着を着たコックがその場で作って提供してくれます。
ピーク時間帯は作り置きされているものもありましたが、回転が早いのか熱々!
美味しそうなクロワッサンもあります!ディスプレイの仕方がなかなか凝っていますね。
美味しいベーグル!バターも美味!
コックが居るカウンターでホットミールを幾つか試してみたのですが、こちらの「チーズとトマトのパニーニ」は、サクッとした食感とチーズの風味が相性抜群でなかなか美味!
チーズとトマトを挟んだだけの単純なメニューですが、このパン生地の質が良いのかもしれません。熱々の出来たてなので、美味しさは倍増!
また、ラウンジ中央付近にあるこちらのワゴン。「Turkish bagel」というベーグルと、その横には「Countryside butter from Trabzon」という名のバターが置かれています。
Trabzonとは、調べてみるとトルコ北東部にある田舎町を指す様ですが、このバターがミルキーで美味しく、香ばしいベーグルにつけて食べると極上の味に!
これはヤバイ、マジで食べすぎてしまいそう…!
カフェエリアで美味しいケーキづくし!
更に、私がハマったのはラウンジの一番奥のエリア。こちらにはフルーツやスイーツのカウンターがあるのですが、中でも凄いのがこのケーキのカウンター。
イチゴのショートからチョコレートケーキ、バナナ、コーヒーテイストに至るまで、常時6~7種類のケーキが置かれていて、もちろん全て食べ放題!ラウンジ様にカットされた小ぶりな物ではなく、いずれもケーキ屋に置いてある様なずっしりと身の詰った本格的なカットケーキです。
トルコで食べるケーキなんて…と初めは見下していましたが、食べてみるとどのケーキも味のレベルが高く、ミルキーなイチゴのショートに、濃厚で風味豊かなチョコケーキ!いやぁこれはマジで天国!一人で7~8個はたいらげてしまった…!
バリスタが作るトルコ式コーヒー
ラウンジ奥のカフェエリアには“Coffee Bar”と題されたスタンドがあって、ここにはバリスタが常駐。トルコ式コーヒーを初め、様々なコーヒーを楽しむ事が出来ます。
この側にあるシートも洒落ていて、トルコ式のシルバーのテーブルに独特のカラーが特徴のシート。なかなか良い雰囲気出てますね!
一杯頂いてみましたが、粉っぽい口当たりと香ばしい風味、正に本格的なトルココーヒーです。普段なかなか飲めない味ですが、私的にはちょっと苦手かも…。
トルコ式「チャイ」のコーナーも
また、照明を落としたリビングエリアにあるのは、トルコ式のお茶「チャイ」のコーナー。ここには様々な茶葉が置かれていて、急須を使って自分で好きなお茶を入れる事が出来ます。
茶葉はインスタントではなく、いずれも本物の葉を使った本格仕様!Jasmine greenやBlossom、またWinter teaなど聞いた事も無い様なお茶もあって、種類も豊富です!
トルコで最も主流だというお茶(銘柄は不明…)を頂いてみましたが、味はルイボスティーそのもの。レモンを入れるとちょうど良い酸味が効いて良い感じになります。
これだけ本格的な茶葉が揃っているので、好みの銘柄を探すにはもってこいかもしれません。
尚、今回はノーチェックでしたが、ラウンジ内にはアルコールの棚もあって、自由に飲む事が出来ます。と言っても、ハードリカーはジョニグロやシーバスリーガル12年など格安の定番品ばかりなので、あまりテンションは上がらないかな…。
シャワーは12室、トイレは密閉型個室で快適!
最後に、シャワールームをレポート!シャワールームはラウンジ入口側にあるロッカーの奥にあって、専用のレセプションで受付。朝早い時間は利用者が非常に多く、私は6時頃に受付をした所、1時間待ちと言われました…。
シャワールームは12室。ラウンジの喧騒から隔離されたエリアなので静かです。水周りとは思えない、ホテルの様な空間。
シャワールームはトイレ付き。新しい施設とあって壁も床もピカピカ、排水溝のニオイも無く快適ですが、ラウンジの規模の割に広さ的には少し手狭。しかしシャワーの水圧や温度は非常に優秀ですし、使い勝手はGood!
シャンプーやボディーソープは個別のアメニティではなく備え付け。
アメニティは、備え付けのシャンプーやボディーソープなど必要最低限ですが、爪ヤスリや綿棒などの入ったキットやシャワーキャップなど、主に女性を意識したグッズが豊富です。
タオルやドライヤーはもちろん完備。
また、後に男性トイレも使用しましたが、個室は天井から足元まで完全に密閉された中東スタイル!こういう落ち着ける公衆トイレが世界標準だと良いんですけどね~。
一日中楽しめる魅惑のラウンジ!
と言う訳で、イスタンブール新空港のターキッシュエアラインズ・ラウンジ「Miles & Smiles」、美食と魅惑に満ちたステキなラウンジでした!ビジネスクラスの機内食が美味しくなかっただけに、感動もひとしお!
朝7時台は激混みでしたが、8時を過ぎると徐々に空いてくるので、ゆっくりしたい場合はなるべく遅い時間のフライトを選択するのがベター!またイスタンブールから出発する場合は、是非早めにチェックインしてラウンジを堪能する事をおススメします!
次回は、ポルトへ向けたビジネスクラスの搭乗レポート!→ターキッシュエアラインズB737-900ビジネスクラス搭乗記!IST~OPO
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