今回は、羽田空港国際線サクララウンジのシャワールームを詳しく見ていきたいと思います。
空港ラウンジに欠かせない設備のひとつシャワールームですが、維持・管理が大変なのか、意外と設置されている所は多くないですよね。羽田・国際線のサクララウンジでは6室のブースを備えていますが、その使い勝手を確かめてみたいと思います。
※このラウンジはコロナ騒動を機に閉鎖。2023年3月よりスカイビューラウンジ(5F)の下の階(4F)に新しいサクララウンジが開業しています。
夕方は意外と空いていた!
私がサクララウンジに到着したのは夕方17時~17時半頃。はじめに軽く食事をしようとダイニングを訪れたのですが、多くの人で混雑していて落ち着ける雰囲気ではありませんでした。
ここは時間差で行こうと思い、向かったのはシャワールーム。4階のレセプションを抜けたすぐの右側に入口があります。
ダイニングの混雑を尻目に向かったのでシャワーもさぞかし満室かと思いきや、使用中なのはたった一室のみ!意外にもこの時間帯は空いているんですね。
シャワールームは全6室。サファイア(ビジネスクラス)向けラウンジでは、この他にもスカイビューラウンジに2室シャワールームがありますが、この時は営業時間外です。
トイレ付きの個室
シャワールームはおよそ1坪の広さ。トイレ付きなのは有り難いですね。旧サクララウンジはトイレが無く、それは現在のファーストクラスラウンジになっても変わらずです。でもトイレが付いていないとシャワー室で用を足されてしまうので、あったほうが衛生的にも良いのかも?
今回は2番の部屋を割り当てられましたが、レセプションから近いため声がけっこう聞こえます。もう少し隔離された空間だと落ち着くのですが、こればかりは仕方ないですね。
また、音が聞こえるのは隣の部屋も一緒。シャワーの流す音、トイレの流す音、またハンガーに服をかける音ですらよく聞こえてきます。どうやら壁の防音性能は良くない模様。
ところで、シャワーを浴びる為に着替えようと思った時、突然係りの方がドアのノックして「どうされましたか?」と声を掛けてきました。何事かと思ったのですが、どうやら私が誤って非常ボタンを押してしまった様です。床面に近い壁に設置されているので、スーツケースを置いた弾みで押してしまったんですね。…お騒がせしました!
広くて使いやすいシャワーブース
シャワーブースも広さは十分。髪を洗うときに両肘を横に広げても、壁に当たる事はありません。
ガラス戸の密閉度もしっかりしているので、蒸気が漏れる心配は無いでしょう。また床面も綺麗に清掃されているので、不衛生さを感じる事はありませんでした。
シャワーの水圧は十分(日本なので当然ですが)。シャワーヘッドの高さ調節も可能です。
レインシャワーも付いてます。
シャンプー・コンディショナー・ボディーソープが備え付けです。ボディーソープを使ってみましたが、どこかの健康ランドにある様な水で薄まったものではなく、きちんと泡立つものでした。
洗面台の使い勝手はどうか?
シャワーを浴びた後は洗面台で髪をセットしますが、この時部屋の明るさがもう少しあれば良いかなと思いました。これでもファーストクラスラウンジに比べれば明るいのですが、薄明かりだと鏡に映った顔に影ができて髪の濃淡が見え難く、スタイリングし難いです。
加えて、洗面台には歯ブラシと綿棒が置いてあるのですが、出来ればハンドソープも欲しいですね。手に付いた整髪料を洗い流すのに、わざわざシャワーブースの中のボディーソープを取りに行くのは面倒です。
ドライヤーはPanasonicのEH-NE13という機種、既に清算終了していますが、市場価格1,800円ほどで買える物です。“ナノケア”などの機能は付いていませんが、髪を乾かすだけならこれで十分です。
また、ちょっとした腰掛があれば良いなと思ったのですが、考えてみればこのタオルの入った籠の下にイスが隠れているんですよね。トイレの便座は蓋を閉めたとしても抵抗ありますから、このイスは重宝します。
使い勝手はファーストラウンジより上?
以上、サクララウンジのシャワールームを総じて見てみると、なかなか使い勝手は悪く無い様に思えます。少なくともトイレ無しで薄暗がりのファーストクラスラウンジのシャワールームに比べれば、格段に使いやすいでしょう。
シャワールームは全6室、これにスカイビューラウンジの2室を足すと8室になりますが、一人1時間の利用と過程して清掃の時間も加味すると…、繁忙期には早めの確保が得策ですね。
次回はスカイビューラウンジについて見て行きたいと思います。
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