作曲家ショスタコーヴィッチの名を持つ素敵なラウンジ!【ドモジェドヴォ空港】

トランジットで訪れたロシア・モスクワのドモジェドヴォ空港ですが、今回は3つのラウンジに潜入、先ず初めは「ショスタコーヴィッチ・プレミアラウンジ」をレポートします!

ロシアの大作曲家D.D.Shostakovichの名を持つラウンジというだけあって、ラウンジ内には作曲家が残した直筆の楽譜や写真の展示がある等、音楽ファンにはたまらないラウンジです。

暖かみのある素敵なインテリアもあって、ゆっくりと寛ぐ事が出来ました!

国内線にあるラウンジ

今回は、イルクーツクからS7航空に乗ってモスクワへ到着、モスクワではおよそ5時間の乗継時間があるので、ラウンジを幾つか巡ってみたいと思います!

モスクワ空港コンコース

到着ゲートから“Transfer”の表示に従って進み、手荷物検査を経て出発階へと到着。ここから各ラウンジへとアクセス出来ます。

国内線と言えども、流石は首都の主要空港とあってコンコースは広くて綺麗!イルクーツクやウラジオストクの様な田舎の空港とは大違いですね!

shostakovich-lounge・エントランス

この国内線の出発階には4つのラウンジがあるのですが、今回はまず「ショスタコーヴィッチ・プレミアラウンジ」へ潜入します!場所は、搭乗ゲートがある階、吹き抜けのエスカレータのある広間の一角にあります。

プライオリティパス

このラウンジはワンワールドのステータスでは入室出来ませんが、プライオリティパスで利用可能。

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カントリー風のステキな空間!

shostakovich-lounge-レセプション

中へ入るとレセプションがあり、ここでプライオリティパスを提示。電子ペンでサインをすれば手続き完了です。

shostakovich-lounge/インテリア

ラウンジ内は、カントリー風のデザインで統一されたインテリア。木目調と暖かみのある色合いのインテリアで、なかなかオシャレで素敵な空間です!

shostakovich-lounge/ビュッフェと天井高

窓に沿ったワンフロアの構造で、窓際に個人用のソファー、中央にテーブル席が配置されていて、一番奥にビュッフェエリア。広さ的にはそれ程でもないですが、天井が高いので開放感があります。

shostakovich-lounge/ソファー席

藁で出来た窓際のソファーはなかなか座り心地が良くリラックスできますが、全て向かい合わせの配置なので、混雑時はちょっと避けてしまいますね…。

shostakovich-lounge/シート

窓とは反対側の奥まった所には、またちょっと変わったソファーシートも設置されています。6席まとまった半個室の様なエリアなので、グループでの利用には良いかもしれません。

ショスタコーヴィッチの楽譜と写真

shostakovich-lounge/テーブルの展示

そんな中、特にオシャレなのがこちらのダイニングテーブル。なんと、ショスタコービッチの写真や直筆の楽譜が掲示されています!飯を食いながら彼の作品に浸れるという、音楽家にはたまらないインテリアですね。

shostakovich-lounge/写真

D.D.Shostakovich(1906~1975)と言えば、20世紀を代表するロシア出身の作曲家。ピアノ作品も残していますが、超絶技巧の作品も多く私はあまり弾けなかったなぁ…

shostakovich-lounge/楽譜

勿論これらはコピーされた複製品ですが、博物館にも寄贈される様なクオリティの高いものばかりなのでビックリ!

このテーブルにあったのは、Adagio (The Limpid Stream)とBagatelle。前者は1935年にモスクワのミハイロフスキー劇場で初演を迎えたバレエ作品ですが、後者は私でもあまり聞かない作品です。

shostakovich-lounge/作品

1975年没のショスタコーヴィッチの作品は、まだ著作権が切れていない事もあって、ラフマニノフやプロコフィエフと比べると自由に聴いたり演奏出来たりする作品がまだ少ないのが現状。

そういう意味でも、ここで楽譜が見られるのは、ある意味貴重な事かもしれません。

ビュッフェのメニューをチェック!

shostakovich-lounge/ビュッフェカウンター

さてさて、続いてはビュッフェコーナーをチェック!歪な形の手狭なビュッフェエリアですが、カウンターにはドリンクやコーヒーサーバー、軽食等が所狭しと並べられています。

shostakovich-lounge/コールドミール

shostakovich-lounge/ホットミール

食事のラインナップを見てみると、コールドミールはピクルスやコーン等のサラダ、ホットミールはポテトやキヌア、2種類のスープ等もあります。

shostakovich-lounge/パフ

shostakovich-lounge/ブレッドロールとサンドイッチ

サンドイッチ等の摘めるメニューやプチケーキ等もあって、国内線のラウンジとは思えない程の充実ぶり!

shostakovich-lounge/ドリンク

ドリンクはソフトドリンク中心で、ジュースは冷蔵庫の中にある瓶の他、サーバーから注ぐフレッシュジュースもあります。

shostakovich-lounge/サーバーのビール

一方、アルコールはこのサーバーから注ぐビール1種類のみ。Жигули(Zhiguli)というロシアのビールなのですが、酒飲みが皆これ1つに集中するのですぐ空になってしまい、サーバーの補充が追いついていませんでした…。

shostakovich-lounge/ビール

泡の加減が難しいサーバーのビールですが、自分で入れてもクリーミーな泡が出来るのは流石です!すっきりした飲み心地でなかなか美味!

ロシア料理の味は…?

shostakovich-lounge/料理の味

shostakovich-lounge/軽食の味

ビュッフェの料理を幾つか試してみましたが、味はどのメニューもまずまず。チキンは身が柔らかでパサつきもなく、楊枝が刺さったブレッドロールはモチっとしたパンで美味!

shostakovich-lounge/パフの味

この“Puffs with salmon mousse”というメニューは、見た目とは裏腹にしっとりした生地で、中にペースト状のサーモンが入っています。デザートとして出される事の多い“パフ”ですが、これは冷静サーモンという感じでなかなか美味しいです!

shostakovich-lounge/ボルシチ

ボルシチも試してみましたが、こればかりは微妙な味…、でもキャベツたっぷりで食べ応えがあります。

shostakovich-lounge/ケーキ

2つのプチケーキ、片方は木苺でもう片方はキャラメルチョコ。どちらもしっとりとしたスポンジで甘さは控えめ。でも後から甘さがじわっと広がって美味しいです!

パリのラウンジには到底敵いませんが、これもなかなか上質なケーキ。

居心地の良いおススメのラウンジ!

shostakovich-lounge/内装

と言う訳で、プライオリティパスで入れるモスクワDME空港のショスタコーヴィッチラウンジ。素敵な内装で居心地が良く、風変わりなコンセプトで音楽に興味の無い人でも十分に楽しめるラウンジだと感じました!

利用者もそれ程多くはなく、ランチのピーク時間帯でも席の埋まり具合は半分ほど。

shostakovich-lounge/窓の外の飛行機

窓の外の飛行機を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせるのは嬉しいですね!但し、このラウンジにシャワー等の設備は無い(トイレも無い?)ので、その点は留意しておく必要があるかと思います。

次回は、もう一つのプライオリティパス対象ラウンジをレポート!→モスクワ空港【プライオリティパス】で入れるラウンジAirport Business Lounge

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