アムール川の【遊覧船】に乗ってみた!乗り場や運賃など/ハバロフスク

ハバロフスク市街の西側には、川幅およそ1kmのアムール川があります。冬は一面に氷が張って凍結するそうですが、夏場は長閑な景色が広がっています。

今回は、夏季の間だけ営業している遊覧船に乗って、クルージングを体験!どの様なアトラクションなのか、レポートしたいと思います。

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遊覧船の乗り場はココ

アムール川の遊覧船ですが、乗り場はこちらの客船ターミナル付近。ウスペンスキー教会のある広場からも程近く、川辺に降りて徒歩5分くらいです。

amur-river-pleasure-boat/乗り場

行ってみると、客船ターミナルから150mほど手前の所に、船が一艘停泊していました。どうやらこの船が遊覧船の様ですが、船のスピーカーからインド的な怪しい音楽が大音量で鳴っているのでウルサイ…。

amur-river-pleasure-boat/乗船方法

桟橋は無く、船の先端に取り付けられた階段から乗り込みます。この遊覧船は事前の予約などは一切必要なく、直接行って入口が開いていれば、勝手に乗り込んで構いません。

チケット価格と運行時間

amur-river-pleasure-boat/チケット購入

中へ入ると係員が居て、ここでチケットを購入します。運賃は大人400RUB、10歳以下の子供は100RUB(5歳未満は無料)。クレジットカードの可否についてはよく確かめませんでしたが、カードリーダーの機械が置かれていなかったので、使えないと思っておいた方が良いでしょう。

  • 12:00出発~13:00着
  • 14:00出発~15:00着
  • 16:00出発~17:00着
  • 18:00出発~19:00着
  • 20:00出発~21:30着
  • 22:00出発~23:30着

尚、遊覧船の運航時刻は上記の通り。12時~22時の間で2時間おきの運行、所要時間は1時間ですが、夜間の2便はコースが変わる為か1時間半となっています。

また、冬季は川が凍って船が出せなくなるので、運航されるのは夏季(5月中旬~10月中旬)の間のみ。

船内は2層構造

amur-river-pleasure-boat/船内

船内は2層に分かれていて、1階は窓際に4人掛けのテーブル席が配置。奥にはBarカウンターがあって、ドリンクやスナック等が販売されています。

amur-river-pleasure-boat/ソファー席

このフロアにはソファー席もあるので、寛ぎたい場合はここへ。

amur-river-pleasure-boat/デッキのトイレ

客室から外のデッキへ出る事も出来、ここにはトイレが1箇所だけあります。

amur-river-pleasure-boat/2階席

一方、階段を上がると2階の船室。ここにも4人掛けのテーブル席が配置されています。ざっと見た所、座席数は下の階と上の階合わせて120程。

amur-river-pleasure-boat/2階のデッキ

2階の後方はデッキになっていて、ここにも小さなテーブル席が幾つか配置。この便の利用客はまばらでしたが、このエリアだけは満席!

このデッキは唯一風を感じながら座れる所なので、人気なのは言うまでもないですね。出発の20分前に行ったら既に満席だったので、ここを狙うには相当早くから乗船する必要があるでしょう。

クルージングのコースと景色

amur-river-pleasure-boat/コース

さてさて、今回は12:00発の便に乗船しましたが、ほぼ定刻通りに出発。ハバロフスクの新興地区を右手に、アムール川を北上します。

今回のクルージングのコースですが、船着場からおよそ8キロ北上してハバロフスク橋の所まで行き、橋の下を潜った所で折り返し。また元のコースを南下して船着場へ戻って来るというもの。

amur-river-pleasure-boat/ハバロフスク橋

ハバロフスク橋(アムール橋とも言う)は、全長2598mのダブルデッキ構造。上層部は自動車道、下層部は列車が走る線路が通っていて、ハバロフスクからモスクワ方面へ向かうシベリア鉄道もこの橋を渡ります。

恐らくこの橋を下から眺められる事が、このクルージング最大の見所なのではないかと。

amur-river-pleasure-boat/アムール川の景色

その他の景色としては、アムール川沿いに広がる田園都市が続くのみで、特に主だった見所は無し。何か有名な建造物や象徴的なモニュメントが見られる訳では無いので、はっきり言って眠くなります(笑)。

amur-river-pleasure-boat/川の水

ただそれにしても、川の水が汚い…。流石にタイ・バンコクのチャオプラヤー川に比べたらマシですが、どこまで進んでも茶褐色で完全に泥水です。

でもその割にはドブの様な匂いが一切無いので、下水が混じっているという事は無いと思います。

Barでドリンクを買ってみた!

amur-river-pleasure-boat/Bar

景色があまりにも詰らないので、途中で船室の中に入って涼んでいました!折角なので1階にあるBarを利用してみる事に。

amur-river-pleasure-boat/Barのメニュー

Barは終始利用客が殆ど居なくて、実質“開店休業”状態でしたが、係員に挨拶すると仕事してくれます(笑)。

メニューはアルコールの他、パスタやサラダ、ハンバーガー等の軽食もある様ですが、メニューがロシア語のみなのでサッパリ…。

amur-river-pleasure-boat/アセロラドリンク

喉が渇いていたので「ジュースは無いか?」と尋ねたら、オレンジかアセロラの2択と言われ、アセロラを注文したらこんな大きな紙パックを出されてしまいました!

1ℓ入りで250RUB。後で街中のスーパーへ行ったら、これと同じ物が90RUBで売られていたのでかなりショック!でもきちんと冷えていたので、まぁ良いかと…。

amur-river-pleasure-boat/ジュース

因みに、コップも一緒にくれましたが、これが超フニャフニャで持ち難い…。だから4つも重ねて渡してくれたのかと納得です!

気晴らしには良いかもしれない

amur-river-pleasure-boat/到着

と言う訳で、定刻から8分ほどオーバーして元の船着場に到着。まぁ風を感じてクルージングを楽しむと言うだけのアトラクションですが、晴れた日にのんびりと過ごすには良いかもしれません。

デッキの上は日差しが強いので、夏に訪れる方は帽子とサングラスをお忘れなく!

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