今回は、ハバロフスク市内を走るバスやトラムの乗り方について、詳しくレポートしていきたいと思います!運賃は1回42円程度。路線も充実しているので、使いこなせればコスパ最高!ルート検索が出来るサイトやアプリもあって便利です。
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ハバロフスクの市内交通
ハバロフスク市内を走る主な交通機関は、トラム・バス・トロリーバスの3種類。比較的小じんまりとした街なので、繁華街エリアだけなら歩いて周る事も出来なくは無いですが、坂の多い街なので少しの距離でもバス等を利用した方が便利です。
バスやトラムには色々な種類の車両があって、色も形も大きさも様々。バスは大型バスもあれば小型のマイクロバスも走っていますが、比較的新しい車両も多く見かけます。
一方、トラムには低床の新型車両もありますが、多くは年季の入ったオンボロ車両ばかり。ガタンゴトンという揺れが凄まじいので、乗り心地は最悪!
ハバロフスクのトラムは1956年に開業したそうですが、その当時から使われている車両も多いのでしょう。スピードが遅いので、同じ区間ならばバスに乗った方が早いです。
また、数は少ないですがトロリーバスの姿も見られます。路線数は少ないですが、乗り心地の良さとしては一番かもしれません。
路線図はスマホアプリ、Google Mapを活用
バスやトラムの路線MAPですが、私が参考にしたのはコチラのサイト。MAPから停留所を選択すると、そこに乗り入れるバスやトラムのルート詳細や時刻等を調べる事が出来ます。
このWikiroutesはスマホアプリにも対応していて、世界の様々な国の交通機関に対応しているので、入れておくと便利かもしれません。スマホ版ならルート検索も可能です。
また、Google Mapの検索機能もなかなか優秀なので、ルート検索なら初めからこちらを使った方が良いかもしれません。ハバロフスクに限っては、路線の一覧が掲載されたPDFの交通MAPが見つからないので、こういったアプリは必携です。
バスとトラムの停留所
バスやトラムの停留所は、この青と白の看板が目印。それぞれ黒いマークでバスやトラムが描かれています。
幹線道路にある停留所は、屋根のついた立派なバス停も多いですが、繁華街から少しでも離れると看板しか無い所もあって、見落としがち。
トラムの停留所の場合、乗車位置が歩道から離れていて車道を横切らないといけない所も多いので、乗降りの際は車の往来に注意が必要です。
停留所には路線名と番号、時刻(始発と終電、運転間隔)が記載されたプレートがあるので、必ず確認します。Tと書かれたのがトラム、Aがバス。
停留所から乗車、運賃は均一料金
それでは実際に乗車してみましょう!目的のバス・トラムが到着したら、開いた扉から乗車します。前乗りとか後ろ乗りとかは、特に決まっていない様子。
バスもトラムも基本各駅停車なので、手を上げなくても止まってくれますが、バスの場合は稀に通過してしまう事もあるので、乗る時は一応手を上げて運転手に乗る意志を伝えた方が良いかもしれません。
運賃は1回25RUB。どこまで乗っても均一料金です。トラムもバスも基本的には同額ですが、バスは路線によって30RUBの所があったり、またトラムは20時を過ぎると深夜便扱いとなり、運賃が30RUBに値上がりします。
チケット購入の必要は無く、運賃は車内に常務している車掌に現金で支払えばOK!支払いが完了するとレシートが発行されるので、降りるまで保管しておきます。
1RUBコイン等の細かい小銭でも快く受け取ってくれるので安心です!
また、乗車して席に座って待っていれば車掌の方から精算しに来てくれるので、こちらから車掌の所へ行く必要は無し。このシステムはベトナムと一緒ですが、なかなか粋な計らいですよね。
車掌専用の席がある
バスもトラムも、車内は基本的に2+1の座席配置。トラムの新型車両で低床タイプのものだと、広い車椅子スペースも備わっています。
車内アナウンスは一応ありますが、何言っているか分からないので、スマホのGPSを確認するのが一番!
座席はもちろん自由席ですが、この横を向いた椅子は“車掌専用”の席。乗客は座る事が出来ないので、注意が必要です。
降りる駅が近づいたら、バスの場合は降車ボタンを押して運転手に知らせます。街中は基本的に全ての停留所に停車するので、押さなくても降りられるケースが殆ど。
トラムにもボタンが付いていますが、トラムは各駅停車なので押す必要は無く、現地の人もこれを押している人を見た事がありません。
ICカードも存在する?
尚、ハバロフスクの市内交通にはTRANSPORT CARDというIC乗車券も存在する様で、調べた所によるとSuicaの様な使い方が出来る模様。しかし、公式HPと思われるページはロシア語の記載しか無く、購入場所や使い方が全く理解出来ません…。
モスクワやサンクトペテルブルクは既にICカード化されているので、ハバロフスクも恐らく将来的にはICカードに統一されるとは思いますが、現時点で旅行者が使うにはハードルが高いでしょう。
と言う訳で、ハバロフスクのバスやトラムの乗り方についてレポートしましたが、体感的にはトラムよりもバスがおススメ!本数も多いですし、路線も充実しているので、使い勝手が良いです。
以上、ハバロフスク旅行の参考になれば幸いです!
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